「浜の真砂は尽きるとも、世にガイアークの種は尽きまじ!」
データ
概要
GP-02「無茶ナヤツラ」に登場するケガレシアが「排水パイプ」をモデルに製作した害水目蛮機獣。モデル通り排水管を束ねて人の形にしたような外見をしており、右腕が剣で左腕が噴射口になっている。口癖は「ジョバー」。
体内に有害な液体化合物を精製する器官が備わっており、体内で生み出された有害な廃液を全身のパイプで圧縮して勢い良く排水することで周囲の水を汚染してしまう。
この廃液は綺麗な水と混ざることにより、化学反応でその量を増大する性質を持っているため、1滴でも川や海等に垂らせば瞬く間に水全体が汚染されるのは想像に難くない。
活躍
前回ショウキャクバンキが倒されたことを悔しがるキタネイダスを他所に、ケガレシアの手によって送り込まれる。水源となるダムを汚染していると、ゴーオンジャーが駆けつけたためにその場は止むを得ず撤退した(※後でダムの水は使わないように管理事務所へ連が連絡することになる)。
「我が廃液パイプから流れ出す熱きパトスで、あらゆる水を汚すのだ!」
その後、ビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、今度は海の汚染を目論む。エンジンオーで応戦しようとする3人だったが、炎神キャストをメンバーに加わりたい軍平と範人に盗まれていたため、炎神を呼び出せず、止むなくハイウェイバスターで応戦するも通用しない。
「フン、舐めるなよ!海は舐めるとしょっぱいぞ?」
そこへボンパーの説得を受け、2人がキャストを返却したため、ようやく3人はエンジンオーを呼び出して応戦するが、パイプバンキは隙を突いてエンジンオーの足を吸い、その衝撃で橋を破壊する。破壊された橋には一般人の母子の乗る車が取り残されていたためにエンジンオーは思うように戦うことができず、パイプバンキはチャンスとばかりに一方的に廃液を浴びせて攻撃する。だが、ゴーオンブラックとゴーオングリーンがユウスケ母子を救出したために形勢は逆転し、止めのゴーオングランプリを喰らい上記の台詞と共に爆散した。
余談
モチーフは排水パイプであり、不要になった廃液等をスムーズに排水するための道具である。
断末魔で叫んだ台詞は石川五右衛門の辞世の句であり、元ネタは「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」。
声を演じた近藤氏は昨年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にて臨獣ポーキュパイン拳マーラシヤの声を演じていた。
関連タグ
炎神戦隊ゴーオンジャー 蛮機族ガイアーク 蛮機獣 水属性 毒属性
他作品の関連怪人
ウツボネジレ、エステティシャン・ドミーロ:どちらも海の汚染を働いた先輩怪人。
煙ヱ門:『星獣戦隊ギンガマン』に登場する石川五右衛門モチーフの戦隊怪人で、パイプバンキ同様五右衛門由来の台詞を披露した。