「亀は万年、いや噛んじゃイヤっ、ツルッ、ツルツル~。鶴は千年って、ウソツル~、カメ~!」
データ
分類 | 害水目蛮機獣 |
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作製者 | 害水大臣ケガレシア |
作製モデル | オイル |
身長 | 210cm(産業革命時:52.5m、第2次産業革命時:55.1m) |
体重 | 236kg(産業革命時:590t、第2次産業革命時:619.5t) |
CV | 武虎 |
概要
ケガレシアが「オイル」をモデルとして製造した害水目蛮機獣。本人曰く、「切り札」らしい。
燃料保管用のポリタンクを模した胴体を持ち、ライターの発火口、灯油ポンプ等、オイルと言うより燃料に関するガジェットを組み合わせた姿をしている。
口癖は「ツルツルー」、または「~ツルー」。
その外見通り体内には強力なオイルを蓄えており、専用のノズルとなっている左腕からオイルをばら撒く事によって、相手の足下をツルツルにして滑らせて動きの自由を奪う。更にオイルは
右腕のプラグで点火する事で火炎放射器としても使用可能で、無論ばら撒いたオイルに炎を引火させて周囲を火の海に変える事も出来る。それでいて自身もオイルの上を自在に滑走出来る為、周囲を自身が圧倒的優位に立てる環境へと作り変えてしまう強敵と言えよう。
こうした点から、害水目の切り札の名は決して伊達ではない事が分かる。
更に劇中では害地副大臣ヒラメキメデスの改造により翼を装備し、第2次産業革命を起こして巨大化してからは高度な飛行能力をも獲得した。
活躍
登場と共にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、其処へエンジンオーG6が駆け付け交戦。
左腕のノイズからオイルを地面に噴射し、摩擦力ゼロによってエンジンオーG6を滑らせる事で身動きを取れなくさせ、動けなくなったエンジンオーをオイルテカテカビームで合体解除に追い込み、6体に止めを刺そうとするが、其処へ乱入したトリプターとジェットラスからの攻撃で背中に火が点いた為に退却する。
ヘルガイユ宮殿に帰還後、ヒラメキメデスの改造を受けて再出撃。再びビックリウムエナジーによって産業革命を起こして2度目の巨大化を果たす。
其処へ例によってトリプターとジェットラスが駆け付けると蛮ドーマSPからの光線を浴び、背中に翼を装備した「第2次産業革命」となって空へと飛び立つ。そして空中戦で2体に火炎放射を繰り出して苦戦させると、其処へエンジンオーとガンバルオーが駆け付けた為に再び地面にオイルを撒いて応戦する。だが、敵も然る者でゴーオンモップを装備した2体に地面のオイルを拭き取られ無効化させられてしまう。
再度オイルを噴射しようとするも、2体の投げたモップで両腕の噴射口を塞がれ、体内のオイルが漏れかかりそうになった為に飛行能力を喪失。
そのまま両足を掴んだ2体に地上へ引きずり下ろされた所へ、更にトリプターのトリプターバタリオットとジェットラスのジェットラストラホークで翼を破壊され、止めのゴーオングランプリとガンバルグランプリの同時攻撃を喰らい上記の断末魔に爆散した。
ちなみに彼の最期を見ていたケガレシアはヒラメキメデスに「お前のせいでおじゃる!!」とバルブが外れるほど湯気を出しながらブチギレた。
余談
モチーフである「オイル」はツルツル滑る液体で機械の動きを潤滑な状態にしたり、燃やしたり出来る物である。
オイルは適切に処理しないと水質環境を汚染するため、害水目のモチーフにぴったりのガジェット。
声を演じる武虎氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。翌年の『侍戦隊シンケンジャー』ではクグツカイの声を担当する事となる。