「マンホールの蓋が丸いのは、蓋が穴に落ちない為でゴザンス。これ、ホント。ジャー…ァァ」
データ
概要
ケガレシアが「マンホールの蓋」をモデルとして製作した害水目蛮機獣。
頭部にマンホールの蓋を三度笠の様に被った外見をしており、口癖は「ゴボゴボゴボジャー」、或いは「~でゴザンス」と渡世人を思わせる。
頭部や全身をそれぞれ蓋やマンホールとして地中に隠れる能力を持ち、落とし穴化する事で下水道から異次元を経由する事で標的を一瞬で遠くへ誘拐する。
常に隠密で行動する為に人間との関わりを好まない性質を持ち、戦闘の際は無数のマンホールの蓋を「フライングマンホール」として飛ばして攻撃する。
活躍
キタネイダスの開発した騒音装置を起動させる為、ペン型の超小型装置を高速回転できるペン回しの達人の誘拐を画策。
人間を1人攫った所へ走輔達5人が駆け付けてゴーオンジャーに変身した為に交戦となるが、マンタンガンの射撃を頭部の蓋で弾き返してそのまま逃走する。
逃走後、騒音装置を起動させる程の人数が足りない事を受け、作製者のケガレシアからペン回しが得意な人間を連れて来る様に命じられ再出撃。
一方、ゴーオンジャー側の7人は元警官の軍平がまだ制服巡査だった頃の上司・柏木左京刑事と協力して変装、マンホールバンキを誘き出す為に至る所でペン回しをしていた。当のマンホールバンキは柏木に狙いを定めて攫おうとするが失敗し、彼を庇った軍平がシフトチェンジャーとガンパードソウルを自身の穴に落としてしまった。そしてガンパードを助けようと軍平が自ら穴に飛び込んだ為、マンホールバンキは軍平を代わりに誘拐する運びとなった。
軍平を攫うと、作戦の本拠地としている港の倉庫で彼にもペン回しをさせるが、変身したブラックに攫った人々を救出される。
対するマンホールバンキは圧倒的な戦闘力でブラックに襲い掛かり、口からの光線で攻撃するも、マンタンガンとカウルレーザーによる2丁拳銃の射撃によって作戦の要である騒音装置を破壊されてしまう。
騒音装置を破壊された事に怒るも時既に遅し。彼の連絡によって場所を特定した他の4人がゴーオンウイングスと共に駆け付け、7人揃った相手とそのまま戦闘に突入する。
無数のマンホールの蓋を飛ばして攻撃する「フライングマンホール」で7人を迎え撃ち、マンホール化による下水攻撃で苦戦させるマンホールバンキだったが、地中から出てきた所へゴーオンウイングスによるウイングブースターの射撃を叩き込まれ、怯んだ所へスーパーハイウェイバスターとブースターフライトを同時に受け敗北。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、巨大戦では
エンジンオーG9にフライングマンホールアゲインを繰り出すが、ガンパードの射撃でマンホールの蓋を全て破壊されてしまい、為す術も無くなった所へ止めのG9グランプリを喰らって上記の断末魔と共に爆散した。
余談
モチーフである「マンホールの蓋」は、下水道等を管理する為のマンホールの出入り口に蓋をする道具である。
声を演じた伊藤氏は『忍風戦隊ハリケンジャー』の穴掘り忍者モグドラゴ以来、6年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。こちらも地面を移動する能力を持った怪人である。
関連タグ
他作品の関連項目
氷度笠:『星獣戦隊ギンガマン』に登場した渡世人繋がりの戦隊怪人。同じく渡世人がモチーフのマンホールバンキの登場まで丁度10年のスパンを要した。
北島祐子:11年後の30分前の作品でマンホールを武器として使用した悪役。奇しくも彼女が変身する怪人のモチーフはゴーオンジャーと同年の仮面ライダーである。
マンホール武田:貴重なマンホールモチーフのキャラの後輩。なお、彼が登場した作品はゴーオンジャー放送から12年後のスーパー戦隊とコラボしている。