「ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっ、まだ早いわよ~。熱過ぎるお風呂は健康に悪いのよ~!」
データ
概要
ガマガエルの様な厳つい顔の付いた大きな釜の頭部を持ち、胴体はその釜を沸かす為の竃となっている。風呂釜でカマ繋がりだからか、オカマ口調で喋り口癖は「ぐらぐらぐらぐら」、「カマ~ン」。
頭部の釜で沸かした温泉の湯を鼻から蒸気として噴射して相手に浴びせる事でミクロ化し、そのまま頭部の温泉に浸からせる能力を持つ。体内に取り込まれた犠牲者は幻惑の中で温泉の虜となり、一度囚われたが最後、余りの心地の良さに抜け出す事は不可能。但し、強靭な精神力が有れば温泉の幻覚は通用せず、上記を無効化出来る者が一喝すれば人々を呪縛から解放出来る模様。
釜からは幻覚作用の有る蒸気の他、火炎放射も繰り出せる。
活躍
ケガレシアと共に出撃すると上記の能力で大勢の人々を誘拐し、バイトの夜勤帰りで偶然居合わせた範人も同様に毒牙に掛ける。
駆け付けた残りのゴーオンジャー4人と交戦するが圧倒され、4人にも幻覚を見せようと鼻から蒸気を放つもレッドのロードサーベルで防御されて意味を為さない。更に「藤尾万旦ファイト自然塾」と言う道場の師範の藤尾万旦が偶然、自身の蒸気の流れ弾を浴びるがこちらにもまるで通用しない。それ処か彼は人々を一喝し、攫った人々を解放してしまった為に止むを得ずケガレシアと共に撤退する。
ちなみにその顛末を知った大臣2人はカマバンキのことをイジっていた。
カマバンキ「なんて恥ずかしい……」
キタネイダス「ゴーオンジャーどころか人間に負けて帰ってくるとはwww」
その後、ケガレシアが汚石冷奈なる人間に化けて塾に入門。其処で極意を掴んだ彼女の命により、カマバンキは滝に打たれる修行をする。
修行の過程で雑念を捨て、「悟りを開いた」と言う思い込みでパワーアップするや、走輔と範人以外の3人と偶然遭遇。
再戦時はマンタンガンの射撃も通用せず、竈から放つ火炎放射で圧倒するとそのまま3人を拉致し、残った2人を同様に攫おうとする。だが、温泉より楽しい事=汚石冷奈への恋に夢中な範人は、戦いを早く終わらせて彼女に会いたい一心で単身カマバンキの体内に侵入。グリーンの内部からの攻撃で4人を解放され、そのまま一気呵成に突き進む彼が単独で放ったスーパーハイウェイバスターを受け敗北してしまう。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化。短期決戦を狙うグリーンが1人で炎神のソウルとキャストをバラバラにセットしてしまった為、炎神達は人格がチグハグなエンジンオーG6へと合体し、そのまま巨大戦は開幕した。
最初は火掻き棒と鼻からの蒸気でエンジンオーG6を攻撃するカマバンキだったが、ガンパードガンの射撃で倒れた際に釜の湯を零してしまい、空焚きに怯んだ隙を突かれて止めのG6グランプリを叩き込まれ、上記の台詞と共に爆散した。
藤尾万旦
14話のゲストキャラ、「藤尾万旦ファイト自然塾」と言う道場の師範である。カマバンキの幻覚を打ち破るほどの精神力を持ち、範人(と面白そうという理由でついてきた走輔)を道場に連れていき修行を行う…が身につくまで3か月かかり、待てるはずもなく同伴していた走輔は範人を連れていかれた上にケガレシアに気絶させられ、冷奈を探しているのに夢中になった範人に頭を蹴られ、再度気絶してしまった。
精神力自体はあったもの、範人とは相性が合わず、我慢より強い快楽への欲求という形で解決される形になり勝利には直接の影響を与えていない…と気の毒なことになってしまった。
余談
声を演じた大木氏はテツワン探偵ロボタックにマスターランキング役で出演していたが、スーパー戦隊シリーズは今作が初。大木氏はアフレコ草創期から活動している大ベテランであり、2008年当時は御年80歳。歴代の出演者の中でも最高齢の第1位(※第2位は納谷六朗氏と飯塚昭三氏)を記録したが、9年後の2017年12月に享年89歳で惜しくも亡くなった為、今作が最後の特撮出演であった。
関連タグ
他作品の関連怪人
臨獣トード拳マガ:前作のガマガエルモチーフ繫がり。
チャガマモンガー:『太陽戦隊サンバルカン』に登場する釜モチーフの大先輩。
デーボ・イーユダン:『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場する…予定だったお風呂繋がりの後輩。