「八波むと志は脱線トリオ~!」
データ
概要
GP-17「正義ノミカタ」に登場するヨゴシュタインが「ダイナマイト」をモデルとして製作した害地目蛮機獣で、葉っぱではなく発破。
ヨゴシュタイン曰く「害地目一の暴れん坊」。
青を基調としたカラーリングのダイナマイトで全身が構成された姿を持ち、右脛部には発火スイッチを備えている。口癖も「ハッパッパー」、「ダイナマイトドンドーン!」、「~ダッパー」とダイナマイトや発破にちなんだ物ばかり。
外見通り無数のダイナマイトを全身に装備しており、周囲を瓦礫で汚れた世界にする事が出来る。
その威力は凄まじく、文字通り発破の如く高層ビルを破壊したり、一瞬でゴーオンジャーの戦意を喪失させる程。
これだけでも十分な脅威だが、更にダイナマイトを投擲した直後、右膝のスイッチでタイミング良く爆破させる事により、安全圏から相手にダメージを与える事が可能。そして爆発力を小出しにする事によって目的の地点に誘導可能等、中々に芸達者である。
極め付けとしてビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化した際、ダイナマイトパワーは何と64倍にまで跳ね上がる。
活躍
街へ繰り出すと自慢の発破で街の破壊を目論み、自前のダイナマイトで高層ビルを次々と爆破して行く。
そこへ駆けつけたゴーオンジャーと交戦となった際、「プレゼント」と称してダイナマイトの爆破で攻撃する。再度「プレゼント」としてダイナマイトを投げつけるが、そこへ駆けつけた須塔兄妹にキャッチされた挙句、自身が発破のスイッチを入れると共に投げ返され、そのままダイナマイトは爆発。その衝撃によって蛮機兵ウガッツを全滅させる結果となってしまう。
2人がゴールドとシルバーに変身して来ると、負けじと残るウガッツを差し向けるも一掃され、自身も2人の挑発に乗る事に。
ムキになってダイナマイトを2人にそれぞれ投げつけるも、ロケットダガーで投げ返されたために今度は自身が爆発に巻き込まれてダメージを負い、形勢不利を悟ってその場は撤退する。
撤退後、ヨゴシュタインやヒラメキメデスと共に再出撃すると、ゴーオンジャーを誘き出すべく山中でウガッツに人々を襲わせる作戦に出る。
まんまと罠に嵌った5人をヨゴシュタインやヒラメキメデスとの合体必殺技「害地合体ドドドグラウンド」で苦戦させ、続くヒラメキメデスの円周率πビームによる鎖で拘束された5人をダイナマイトで爆殺しようとするが、ゴーオンウイングスの搭乗するトリプターとジェットラスに阻止される。
差し向けたウガッツをゴーオンウイングスに一掃され、ヒラメキメデスも2人に圧倒されたことを受けてその場はヨゴシュタインと共に退散。
その後、ヨゴシュタインの命を受けて単独で2人に挑むが、ジェットダガーで飛行する2人に圧倒され、ブースターフライトで吹っ飛ばされてしまう。最後の手段である巨大化を実行しようとするも、ゴールドにビックリウムエナジーを抜き取られていたため、結局巨大化も叶わぬまま上記の台詞と共に爆散した。
余談
モチーフである「ダイナマイト」は固い岩盤などを爆破するために使用され、火薬を仕込んだ筒状の爆薬である。
「巨大化時のダイナマイトパワーが64倍」ということは掛け算の九九の「8×8=64(はっぱろくじゅうし)」が元ネタ。また八波むと志(1926~1964)は昭和前~中期のコメディアンで、彼の芸名もこの九九が由来。ちなみに脱線トリオのあとの2人は由利徹と南利明。
『百化繚乱[下之巻]』によると、デザイン画の段階ではダイナマイトの点火スイッチは左膝に装備していた。また、デザイナーの酉澤安施氏は同書にて、「ガテン系のイメージで土建業のユニフォームを取り入れ、顔は映画『八つ墓村』に出演していた時の山崎努氏をイメージした」とコメントしている。
スーツは後にヌンチャクバンキに改造された。
声を演じた佐藤氏は昨年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にて臨獣バッファロー拳ギュウヤの声を担当していた。
関連タグ
他作品の関連項目
スーパー戦隊関連
科学戦隊ダイナマン:ダイナマイト&爆発繋がりの戦隊。
デビルマイト:『ジャッカー電撃隊』に登場したダイナマイト繋がりの大先輩。
ガマグチ法師:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した怪人で、こちらもハッパバンキのように『巨大化を阻止された上で必殺技で止めを刺されて倒される』という末路を迎えた。
ウエディングドレスグルマー:16年後の車スーパー戦隊で佐藤氏が演じる戦隊怪人第1号。
その他
ウルトラダイナマイト:ダイナマイト繋がりなウルトラマンタロウの必殺技。