概要
ダイレンジャーがゴーマ族との戦いの際に用いる必殺技の一つで、作中での初出は第2話。
5人が自らの気力を変換して「気功弾」を生成、これを同時に放つというもので、発動の際の基本プロセスは主に以下の通りである。
- 主にそのエピソードの主役を担うメンバー(※)(例外もアリ)が、「気力ボンバーだ!」と号令を出す。
- 「気功弾……セット!」の掛け声とともに、5人がそれぞれ両手の間に気功弾を生成する。
- 5人全員の「気力……ボンバー!」の発声とともに相手に向けて気功弾を一斉発射し、これらが空中で一つに合わさって巨大な気功弾へと変化。そのまま相手へと直撃しこれを吹き飛ばす。
また、気力ボンバーを繰り出す際にはその前段階として、5人の共通武器であるダイレンロッドを相手目掛けて投げつけ、その周囲に突き立てることによって身動きを取らせず、巨大化爆弾の使用をも封じるという、一種の「お約束破り」とも言えるパターンも存在する。
本作における最初の「メンバー全員による必殺技」であるが、話数もまだ一桁台というごく早い段階でノコギリ大僧正に片手一本で跳ね返されたり、その後も同様にシャダム達三幹部や早口旅ガラスに通用しなかったりと、作中での扱いとしてはそこまで良い方ではなく、物語後半よりスーパー気力バズーカが登場したのに伴ってその役目を終える格好となった。
また、作中でのテンマレンジャーの台詞から、気力ボンバーを使用するには五人揃っている必要があることが明示されている。一応、気功弾は単体でも攻撃に使用することができるが、気力ボンバーのように必殺級の威力を有している訳ではなく、あくまでも牽制程度に用いられる位置づけとなっている。
ただし、『海賊戦隊ゴーカイジャー』第5話ではゴーカイジャーがダイレンジャーにゴーカイチェンジ、リュウレンジャーを抜いた4人で放つ描写があり、スゴーミン3体を纏めて消し飛ばしている。
(※ 実際に初使用においても、その回の主役であった戦隊ブルーのテンマレンジャーが号令を発しており、『ダイレンジャー』という作品の「5人全員が主役」というスタンスがここでも強調されている)