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早口旅ガラス

はやくちたびがらす

早口旅ガラスとは、特撮テレビドラマ『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する敵怪人の一体。
目次 [非表示]

「てめぇ生国はゴーマにござんす。ゴーマ宮にて産湯を使い、姓名の儀「早口旅ガラス」と発します。(第29話)

 以後お見知り置きの上、お引き立ての程よろしゅう頼み申します」

「やられたでござんす・・・ブグパクブグパク・・・バスガス爆発・・・バイチャでござんす」(第30話)


データ

CV郷田ほづみ
登場話第29話「母子涙の(秘)裏話」、第30話「必殺早口仕事人」

概要

ゴーマ怪人の一人で、マイクを模した頭部と渡世人姿が特徴。ゴーマ怪人共通の一つ目(と)は、普段は被っている三度笠で隠されている。武器は釣り竿と腰に差した刀。

以下の2つの得意技を有するが、いずれも初見殺しも同然なトリッキーかつ非常に厄介なものであり、作中でもダイレンジャーを散々に苦しめたのみならず、偶然の結果ではあるもののキバレンジャー正体を暴くという殊勲賞ものな手柄も上げている。


能力

一つ目の得意技である「一本釣り」攻撃は、その名の通り手にした釣り竿で様々な人や物を釣り上げてしまうという非常に厄介なもので、本来の作戦の対象たる子供達をこの技で相次いでさらっていっただけでなく、ダイレンジャーの各種までも奪取、さらには気力ボンバーさえも釣り上げて逆に弾き返すなど猛威を奮った。しまいにはダイレンジャーを釣り上げる際に放送上余計なものまで釣り上げる始末である


そしてこの怪人の真骨頂と言うべき、二つ目の得意技が「早口爆弾」である。その名の通り、早口言葉にちなんだ形状をした爆弾で、自身が早口言葉を口にした後に相手へと放り投げて来る。

この爆弾の厄介なところは、「受け取った相手が上手に早口を言わないと爆発する」という仕掛けであり、ただでさえ唱えるのが難しいという早口言葉ならではの性質に加えて、焦りとパニック状態を誘発させる事で、相手の虚を突いてほぼ確実にダメージを与えてくる。

もっとも先に初見殺しと記したように、カラクリさえ分かってしまえば十分に対処可能な技でもあり、「自身も道連れで爆発に巻き込まれたり、相手が早口を克服すると爆弾を投げ返される」等、デメリットも目立つ諸刃の剣(?)でもある。


作中での動向

シャダム中佐ら3幹部は、とある峠に眠る地獄への入り口を掘り起こし、膨大な霊力を得ることを画策。その掘削作業に必要な、10歳以下の子供を集める作戦に早口旅ガラスは従事しており、「一本釣り攻撃」で子供達を次々と誘拐していた。

その途上で遭遇したダイレンジャーを「早口爆弾」で一蹴したのみならず、(母親の幻影に気を取られたとはいえ)隙を見せたキバレンジャーさえも難なく破り、その正体であるコウが10歳以下の子供であると知るや、彼を一本釣りしてさらっていってしまった。


その後のダイレンジャーとの再戦では、やはり早口爆弾で5人を翻弄し、爆弾を投げる前に攻撃しようとするのを見て取るや、一本釣り攻撃で全ての武器を奪い取り、気力ボンバーも弾き返すなど、依然として優位に戦いを進めた。

しかし5人を追い詰め、止めを刺そうと早口爆弾を繰り出すも、ここでリュウレンジャーが爆弾を持ったまま早口旅ガラスに組み付くという捨て身の戦法に打って出たことで、思わぬ痛手を被り一時撤退を余儀なくされる。


その後、掘り起こした地獄への入り口が塞がれてシャダム等三幹部が撤退すると、武器を取り返そうとする5人の前に立ちはだかり三度干戈を交えることとなる。

ここでもやはり早口爆弾をお見舞いするも、ダイレンジャーが先んじて早口言葉を練習していたこともあり、受け取ったテンマレンジャーホウオウレンジャーは難なく早口言葉を唱えて投げ返し、今度は逆に自らが爆弾によるダメージを負う羽目になった。

得意技を破られたとはいえ、一本釣り攻撃でダイレンジャーを釣り上げるなどなおも食い下がる早口旅ガラスであったが、リュウレンジャーが投げた白虎真剣によってダメージを負い、釣り竿も弾き飛ばされてしまう。

その間隙を縫って武器を取り戻したタイミングで、老道士・虞翻の手により新武器・気力バズーカの組み立ても完了。不完全な状態ながらも初投入されたこの必殺砲の強力な一撃をモロに喰らい、上記下段の断末魔を遺して敢えない最後を遂げた。


・・・しかし事はこれで終わらず、形見となった釣り竿は程なくしてゴーマ十五世の手に渡り、これが地獄に落ちた阿古丸(と、イカヅチ)の復活に繋がる等、死してなお厄介な置き土産を遺していく格好となったのである。


備考

デザインは篠原保が担当。デザイン段階では目の下の唇が赤く塗られる形で強調されており、またマペット状に口が動くというギミックも想定されていたようだが、実際の造形物ではマイクと同色の銀色とされ、前述のギミックもオミットされている。


演者の郷田ほづみは、本作が放送された1990年代初頭を中心に、東映特撮の別シリーズ作品にも度々ゲスト出演しているが、スーパー戦隊シリーズへの出演はこれが初であると共に、2023年現在唯一となっている。


関連タグ

五星戦隊ダイレンジャー ゴーマ族 ゴーマ怪人

マイク 渡世人


本作の関連怪人

磁石神父 鳥カゴ風来坊:いずれも某バラエティ番組への出演をきっかけにブレイクした繋がり。とりわけ前者は相方としても知られる


他作品の関連怪人

氷度笠 マンホールバンキ:いずれも後年のスーパー戦隊シリーズに登場する渡世人繋がりの後輩怪人達


ヤバイバ:『百獣戦隊ガオレンジャー』の登場キャラクターの一人。作中において釣り竿を用いた一本釣りにより、死んだ仲間ばかりではなくまでも復活させたことがある


塩沢良介:『七星闘神ガイファード』の登場人物の一人。演者を同じくする悪役で、こちらは終始顔出しで演じている

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