演:郷田ほづみ
概要
第15話「復讐の赤いバラ」で登場したゲストキャラ。
細胞分裂を急速に促進させる新薬「アーストリニウム」を開発した科学者。
敵組織のクラウンが喉から出るほど欲しがる優秀な頭脳の持ち主であるが、その人間性は一言で言うと「人間の屑」であり、クラウンに身柄を狙われている状況で剛達の忠告に耳を貸さずに「金目当て」と言い放って邪魔者扱いする有様である。
実はクラウンの幹部である紫苑の母親を自身の薬の実験台にした過去を持ち、更には実験中の事故で死なせたにもかかわらず何の罪に問われなかったため、紫苑からは仇として命を狙われていた。
本編では自身に襲いかかった紫苑を剛が制止しようとしてる最中に正当防衛を盾に紫苑を射殺。
そのあまりにも非道な行動により、殴りかかろうとした剛はおろか、彼を制止していた城石博士さえも激怒。
挙句の果てには初登場時の態度とは打って変わって「金ならいくらでもやるから正当防衛だと証言してくれ(意訳)」と図々しく城石博士に泣きつく等、どこまでも見苦しい自己保身に走る体たらくであった。
最後は城石博士に顔面を殴打されて、「君は確かに科学者としては優秀かもしれん…しかし、人間としては、最低だ!」と断じられたが、それ以上の制裁を受けないまま反省も改心もすることなくその場から逃げ出してフェードアウトという視聴者にしてみれば、非常に後味の悪過ぎる退場であった。
ちなみに塩沢良介を演じたのは『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ・キュービィー役で有名な郷田ほづみ氏である。