プロフィール
概要
ダイレンジャーの紅一点である、中国からの留学生で年齢は初期メンバーとしては最年少。
物語開始時点で既に道士・嘉挧より招聘を受けていたようで、来日早々にゴーマからの襲撃を受けたところを亮たちに救われ、そのままダイレンジャーに合流することとなる。
人物
嘉挧の姪に当たり、時に彼を「おじさま」と呼ぶこともある。またその嘉挧からは第6話において、ダイ族の血を引く人間であるという事実が告げられており、それ故かメンバー5人の中で最も潜在的な気力が強く、物語中盤までは彼女のみ転身前でも気力を使うことが出来た。身軽な動きで相手を翻弄する「鳳凰拳」と、嵐を巻き起こす気力技を得意とする。
初期の話数では中国からの留学生という設定を意識してか、台詞に中国語を交えることもあった。またコウの台詞から、胸に関しては慎ましい方であることが明らかにされている。そして何より男4人よりもめちゃくちゃ名乗りの声がでかい。
普段は都内のマンションに住まいつつ、女子大学に通う日々を送っているが、彼女の部屋にはおじいちゃん(※1)こと老道士・虞翻や、コウなどに度々勝手に上がりこまれることもある他、物語終盤ではコウの母親を一時匿ったり、ダイレンジャー本部閉鎖直後に善後策を立てる場としても使われた。
特にコウに関しては悪戯の被害に遭ったこともあってか、嘘を吐いてでも追い出そうとするなど当初こそ拒絶の構えを見せていたものの、紆余曲折を経て同居を認めるようになる。以来、将児からは「まるで母親」と評される他、50年後の同窓会の際にも彼の近況について言及するなど、それなりに良好な関係を構築しているようである。
上記のコウとの関係性などからも窺えるように、基本的には真面目で責任感の強い性格ではあるが、物語序盤で自らのミスで亮や龍星王が傷ついた際、その責任感の強さが先走って冷静さを欠いた末に辺りの岩やら木やらを気力で吹き飛ばしたり、後に虞翻が来日した際に歌舞伎小僧を生け捕りにするよう指示され、それに対して「ねぇ、どうして歌舞伎小僧を生け捕りにするの? 殺しちゃえばいいじゃない」と虞翻に尋ねたりと、ごくたまにではあるが穏やかでない言行に及ぶこともない訳ではない。後者についてはニコニコ動画で『ダイレンジャー』が公式配信された際、視聴者からネタにされたこともあった(※2)。
第33話ではアイドルデビューを果たし、写真集などもリリースしている。このアイドルデビュー曲には、本作の挿入歌の一つである『風の戦士』(同話数より前に第17話で使用)がそのまま用いられており、作中でリンが歌うシーンも演じた高橋夏樹の歌声ではなく、同曲のオリジナル歌手の歌声が使用されており、要は口パクである(※3)。
もっとも、アイドルデビューはゴーマのガラ中佐の策略によるものであったが、持ち前の優しさと直向きさが結果的に、彼女をデビューさせた高村ことメディア魔術師の心までも揺り動かすことともなった。
(※1 血縁上では母方の大叔父に当たる)
(※2 子供向け番組であることを考えると、普通であれば「倒しちゃえばいいじゃない」とか「やっつけちゃえばいいじゃない」辺りが用いられそうなところ、「殺しちゃえばいいじゃない」というド直球にも程がある言い回しが、視聴者にウケたものと考えられる)
(※3 高橋夏樹の歌声は当時てれびくんの読者向け全員サービスのみの非売品CD「バトルCD気力ディスク」で一応確認できる)
ファッション
普段の私服のバリエーションが多いことで知られる本作の戦隊メンバーであるが、リンもまたその例に漏れず(1回きりのものも含めて)かなりの衣装持ちであり、水着姿も数種類披露したこともある。
物語序盤の頃はズボンスタイルだったが、すぐに前番組のメイと同じ流れで白のショートパンツに固定される。
(第2話から第6話までの衣裳)
(第7話から第16話までの衣裳)
(第17話から第25話・第28話から第31話までの衣裳(※3))
(第24話での衣裳)
(第33話での衣裳)
(第35話から第40話までの衣裳)
(第42話から第50話までの衣裳)
髪型についても、ストーリーに連続性のある場合を除いてほぼ毎回変化が付けられているのも特徴の一つである。この他、初登場時のみ眼鏡をかけていたこともある。(最終話に登場した50年後のリンの孫も眼鏡をかけている。)
(※3 この衣装は、翌年放送の『ブルースワット』第16話でも、麻生すみれの衣装としてそのまま用いられている。同話数ではすみれがこの衣裳でプロテクターなどの衣裳や武器を詰め込んだコンテナを背負いながら、スクーターを乗り回すシーンも存在する)
関連イラスト
関連タグ
宇崎ラン:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の登場人物の一人。名前が1文字違いで、色こそ異なるもののリンと同様に拳法スーパー戦隊の紅一点という共通項を有する