概要
アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスにある、MLBの球団アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地。アメリカ国内では初、世界全体ではカナダのスカイドーム(現:ロジャースセンター)、日本の福岡ドームに続き史上3番目となる開閉式の屋根を備えた野球場である。
ダイヤモンドバックスの創設に合わせて1998年に「バンク・ワン・ボールパーク」という名前で開場。その後、ネーミングライツ権を持つ銀行「バンク・ワン」がJPモルガン・スタンレー系列のチェイス銀行に吸収されたため、チェイス・フィールドに改称した。但し、旧称の頭文字を取った「BoB」というニックネームは改称後も使用されている。球団マスコットのバクスターがボブキャットの姿をしているのも、この球場のニックネームに由来する。
砂漠気候帯にあり夏季にはセ氏40度台にもなる場所柄、屋根は降雨対策では無くて猛暑対策である。
1998年の開場以来、天然芝を使用していたが、アリゾナの気候に適応する芝が存在しないため養生が上手く出来ないことや、屋根を開ける手間や冷房などの電力コスト削減を図るべく、2019年から人工芝を使用している。これにより、ナショナルリーグではモントリオール・エクスポズ(※)が2004年まで使用していたオリンピックスタジアム以来となる人工芝の球場となった。
※) モントリオール・エクスポズは本拠地移転に伴い2005年からワシントン・ナショナルズ