ワン・ツー・スリー!
概要先輩
『手品先輩』とは、アズによる手品をテーマにしたショートコメディ漫画である。全8巻。
作者の連載デビュー作。読み切りを経て、週刊ヤングマガジン2016年13号より連載。2017年43号からは作者の体調不良のため、隔週連載へ変更され、2021年12号で連載終了。
2019年にはテレビアニメ化された。詳細は後述。
高校に入学して部活探しをしていた男子生徒が偶然迷い込んだ廃部寸前の奇術部で、たった一人の部員である、かわいいけどあがり症でドジな先輩と遭遇、強引に手品の助手にされる…という感じの話である。デビュー作ということもあって、内容に隙も散見されるが、キャラとしての手品先輩同様その隙が味になっているフシもある。ヤンマガ本誌では単行本が発売されるや長期人気作の『彼岸島』を凌ぐ売れ行きで読者をも驚かせた。同人市場では目ざとい同人作家から早くも注視され、pixivにおいてもR-18人気は高い。
余談だが、単行本第1巻の帯コメントは『だがしかし』のコトヤマである。これは一時期アズがコトヤマのアシスタントをやっていたことからの繋がりと思われるが、ショートコミック、ポンコツでテンションの高い巨乳ヒロイン、それに振り回される低テンションの少年、キャラ造形、ニッチなテーマなど両作に似通った部分も多い。そのせいか、ヒロインコンビのイラストも存在する。
登場人物先輩
cv:本渡楓
本名不詳。奇術部唯一の部員(だが部活として認められているかも怪しい)。3年生。巨乳。
クラスではその奇特さやポンコツさに加えてコミュ障とあってぼっち。天然だがKYかつ極度のあがり症なためにそれがコミュ障に拍車をかけ、それゆえに助手や部員とのコミュニケーションに大きく依存している感がある。
手品を通して人気者になる夢があり、助手の前で披露するが大抵失敗する。唯一の成功してる特技はボタン飛ばし?。なんだかんだで手品に対する姿勢は真摯であり、子供相手には子供向けの手品を選んだり、練習を重ねているため人目を意識しなければ見事なカード捌きを披露している(でも、すぐに失敗する)。また、後輩が逃げ切れず陸上部にスカウトされるくらいに足が速い。
日課(?)の練習中、後輩に見られていた事を意識したら緊張して吐いたり、後輩の発言を勘違いして彼を自宅に招いて盛大に自爆したり、咲ちゃんと部室を賭けておっぱいの重さ比べをしたりと端から見ると萌えの総合商社である。
助手
cv:市川蒼
本名不詳。実はまだ部活を決めかねている。1年生。
成り行きで助手にされ手品に付き合わされる。
手品先輩のボケや失敗をクールに突っ込む役どころではあるが、エッチなシチュも多く役得とも。
お姉ちゃん先生
cv:茜屋日海夏
たまに出てくる手品先輩の姉にして助手くんの担任。いたずら好きで手品先輩の胸とかよく揉んだりする。先生何やってんすか。既婚らしい。
斑さん
CV:高橋李依
奇術部の隣にある化学部部長で2年生のメガネ女子。ギザギザの歯をしている。
奇術部が正式に復活していなかった頃、助手を化学部に兼部させたり化学準備室の使用を黙認してくれたりした。しかし奇術部をいかがわしい部と思っており、奇術と化学を一様に扱うと怒る。
当初は助手のことは単なる部活の隣人程度として扱っていたが、次第に助手の言動に一喜一憂するようになっていく。
咲ちゃん
cv:喜多村英梨
突然現れた新型巨乳先輩。バルーンアートなど大道芸に長けており、奇術部の乗っ取りの為手品先輩に挑んで来る。が、実はお姉ちゃん先生が仕向けた刺客。まーくんという溺愛している弟がいる。
大道芸もまーくんが始めたことの後追いで、共同作業が目的だが、先輩の上がり症や、どうやったら手品が上手く行くか相談に乗ったりと面倒見のよい部分があり、先輩にとって貴重な同性の友人でもある。
まーくん
cv:浪川大輔
咲ちゃんの弟で、容姿は凛々しいのだが、体型に難がある。数少ない常識人で、同性であるため助手にとって気軽に接することが出来る貴重な友人。姉の過剰な溺愛ぷりとスキンシップに辟易しており、彼女への態度は辛辣。
本名は「正志」
アニメ先輩
2018年11月5日にテレビアニメ化が発表され、併せて公式サイト及びTwitterが公開された。
2019年7月から同年9月にかけて、TOKYOMX、AT-Xほかにて、同じく週刊ヤングマガジンで連載中の「ソウナンですか?」とセットで放送された。
制作スタッフ先輩
監督 | 臼井文明 |
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シリーズ構成・脚本 | 池田臨太郎 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 伊藤依織子 |
音楽 | はまたけし |
アニメーション制作 | ライデンフィルム |
主題歌先輩
- オープニング「FANTASTIC ILLUSION」 - 歌:i☆Ris
- エンディング「ダメハダメ」 - 歌:鈴木みのり