「何かに夢中になっている人をジャマできるものなど この世には存在しないから…」
概要
CV:高橋李依
通称化学先輩または化学さん。
主要人物唯一の2年生で、化学部の部長。隣にある化学準備室を手品先輩に奇術部の部室として貸していることもあり、実質お隣さんでもある。
一時期奇術部が部として認められずに途方に暮れていた助手が代わりに籍を置いてもらう形で知り合うことになる。
その際の回想シーンで1コマだけ出てきただけのキャラだったが、4巻にて正式にレギュラー入りを果たす。
こちらはこちらで科学に関する面白い実験を披露してくれるのが特徴で、その情熱に熱いところだけはどことなく手品先輩と似ていたりする。
なお、劇中で化学実験の方を行っているシーンは先の回想シーンくらいしかない。
奇術部が正式に部として認められるまでは手品先輩との接点はなかったのだが、何かと気に入られてしまったのか、合宿にて手品のゲストとして無理やり連れていかれたのを機に奇術部の助っ人として目を付けられる羽目になる。
容姿
黒いストレートのロングヘアの眼鏡っ子と言うかなり可愛らしい容姿をしている。化学部らしく白衣を身に纏っていることが多い。あと歯がギザギザ。
タイツ着用でスカートは手品先輩より長いのだが、この漫画の宿命故か手品先輩にめくられたりしてやはりそのガードが崩れることが多い。
ちなみに背が低いことを気にしており、メインの女子3人の中ではスレンダーな体形をしている。ただし、3年生の2人は純粋にカロリーの高さが売りなのに反し、彼女は彼女で眼鏡やらタイツやらスクール水着+ラッシュパーカーとその手の人には堪らない萌え属性を備えているので侮れない。
性格
喋り方はやや男勝りな方で、カタコトと言う訳ではないが、時折語尾がカタカナで表記される独特のものとなっている。
例:「あー おとなりサン。そういうことならイイヨ。入部届は?」
化学に誇りを持っているためか、手品と似ていると言われると若干不愉快になることがある。尤も奇術部がどこかいかがわしいことをしているという(強ち間違ってもいない)認識を持っていることもあると思われる。
一方で冒頭で発言している通り、物事に対し夢中に取り組む相手への情熱を尊重する傾向にあり、1人一生懸命手品の練習に励む手品先輩の姿を見て、化学準備室の貸し出しを許可している。
彼女もまた1つのことに夢中になるととことんハマるタイプのようで、読書をしていたら避難訓練の日だと忘れて置き去りになったことがある。
頼まれたら断れない性格のようで、奇術部の文化祭の応援役として無理やり引っ張り出されたりと完全な巻き込まれに遭わされても、奇術部の部長と約束したと言って自ら協力しに来てくれたりする。
とはいえ物語後半からは、元々化学部に幽霊部員が多いこともあってか次第に奇術部のメンバーと行動を共にする機会も増えてくるようになる。
助手に対してはかなり好意的な面を見せており、本人も「知りたくても全然分からないこともある」として、その内なる想いを心の奥底に秘めていることが分かる。水族館では本作にしては珍しくシリアスなシーンが展開されるので、ファンなら必見である。
苦手なものはギャルっぽい感じの子で、当初は咲ちゃんに抵抗があったが、交流を深めていくうちに普通に会話できるようになってくる。
また、方向音痴と言う弱点があり、それが露見した際はかなり落ち込んでいた。
余談
出番こそ少ないが上記の要素からか人気のあるキャラクターで、アニメ版では花火のシーン等の原作には居ない場面にも登場する。
似たような境遇に『だがしかし』の遠藤サヤがいるが、手品先輩が同作の枝垂ほたると言われている辺り、何かと共通点が多い。
ちなみに公式ツイッターには斑さんツンデレルーレットなるものが用意されたこともある。増えているとはいえアニメでも出番は多い訳ではないが、素材は結構豊富にあるようだ。
ちなみに手品先輩がかつての奇術部から「ぽっぽちゃん」と呼ばれているが、手品先輩=鳩として化学先輩と組み合わせると斑鳩(イカルガ)と言う鳥の名前になる(厳密にはイカルと言う鳥が多くみられたことから名づけられたとされる地名のことを差す)。
アズ先生の次回作である「賢者が仲間になった!」のヒロインである渦目ミコトの容姿が斑さんによく似ていたりする。こちらもこちらでかなり可愛らしい。