概要
この場合の「ちょろい」とは、(おもに主人公による)該当ヒロインの攻略や篭絡が非常に簡単であるという意味。ただし、初めから主人公に好意を持っているヒロインは除外され、物語開始時点ではとても惚れなさそうなところから急激に態度が変化するのが特徴である。
このタイプのヒロインは大抵、主人公に難色を示す、見下す、あるいは気にも留めない(極端な場合は主人公を殺そうとすることさえある)といった態度をとるが、わりと通常運転の主人公の言動にあっさりハートを撃ち抜かれ、デレてしまう。
当初の態度を崩せずツンデレ化する、人が変わったようにやたらと献身的になるなど、攻略後の変化は様々存在する。
また、原作ではそれなりの葛藤があって少しずつ主人公へ思いを寄せるようになったヒロインも、アニメでは「1クールにおさめる」という制約のため、ちょろくなってしまうことも多々ある。
なお、実はちょろインは伝統的な存在である。昔話の異類婚姻譚において人外娘の多くがこのちょろインであり、出会った人間の男に一目惚れして結婚してしまう事がよくある(話の都合上さっさと結婚させるためであろうが)。
誰にでもちょろいのは考えもの
主人公にだけちょろいのなら何も問題はないのだが、重度のお人好しや世間知らずだったりして悪い人や恋敵に騙されてしまう危なっかしいヒロインもいる。
男性版
なお、この男性版はちょろメン(ちょろイケメン)などと呼ばれ、少女漫画などでは割と良くいる。
主なちょろイン
個人
紅月カレン / カレン・シュタットフェルト(コードギアス 反逆のルルーシュ)
ナナリー・ランペルージ / ナナリー・ヴィ・ブリタニア(同上)
セシリア・オルコット(インフィニット・ストラトス)※原作では惚れるに至る理由がちゃんと描かれていたがアニメでは尺の都合で丸々カット
ラウラ・ボーデヴィッヒ(同上)
早乙女六海(同上)
早乙女五夜(同上)
山奈ミラ(同上)
セリスティア・ラルグリス(同上)
不死川心(同上)
亀鶴城メアリ(同上)
煌坂紗矢華(同上)
大名侍鳴(同上)
鍵ノ寺千歳(同上)
錦野麻弓(同上)
アリサ・ミハイロヴナ・九条(時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん)
高山マリア(同上)
遊佐葵(同上)
エルダリエ・イルマ・ファノメネル(同上)
三好夏凜(同上)
リーザ・ハイウォーカー(同上)
サリア(クロスアンジュ天使と竜の輪舞)※途中で主人公からラスボスに鞍替えするが、最終的に自軍復帰。
小野寺春(同上)
矢薙ソニア(同上)
秋山澪(同上)
琴吹紬(同上)
月島流星(同上)
ラクネラ・アラクネラ(同上)
ミーア(同上)
シャスティル・リルクヴィスト(魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?)
イヴ・カルスリーダー(レベル1だけどユニークスキルで最強です)
セレスト(同上)
ステラ・ヴァーミリオン(落第騎士の英雄譚)※中の人曰く、「チョロくて何が悪い!」とのこと
ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルト(学戦都市アスタリスク)
ウロボロス(同上)
セリスティア・ラルグリス(同上)
マシュ・キリエライト(Fate/GrandOrder)※霊基再臨こそ条件が特殊だが、作中ではマシュだけがコスト0で運用出来るために安い女と呼ばれることに
雷(同上)
千代(4人はそれぞれウソをつく)
牛丸雪(同上)
アリス・カータレット(同上)
久世橋朱里(同上)
天々座理世(同上)
桐間紗路(同上)
夏目(同上)
吉川ちなつ(同上)
大室櫻子(同上)
深山佳奈(同上)
リコ(同上)
中島ゆあ(同上)
椎名茉莉(同上)
木崎江利花(同上)
トール(小林さんちのメイドラゴン)※小林さん曰くちょろゴン
サルワ(同上)
愛崎ブレンダ(同上)
ネフェルティマ・オスフェ(異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。)
バニラ・ペシュッツ(同上)
レーコ(邪竜認定)※邪竜様と崇拝する草食ドラゴンに対してのみ。
水の聖女(同上)
フィノ・ブラッドストーン(勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。)
フィアナ・ティアリー(同上)
蓮(このはな綺譚)
佐藤早紀絵(同上)
リディア・ガートランド(バトルアスリーテス大運動会ReStart!)
カチューシャ(同上)
村上絵美(同上)
穴沢虹海(魔法少女サイト)※しかし最終的には意中の相手の本性を知り、恋心から殺意に急変する。
和泉のえる(同上)
リュー・リオン(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
アヤ(プロジェクト東京ドールズ)※ヤマダの水着2017ではヤマダに胸にちょろいんと書かれている
スレッタ・マーキュリー(機動戦士ガンダム水星の魔女)※主にとある人物に対して、婚約者から「チョロいし鬱陶しい」と言われている
ツムギ(プリンセスコネクト!Re:Dive)※憧れの人と親しい主人公を敵視すると同時に図らずもその憧れの人をダシにするような形で主人公にどんどんデレていく。アニメでは恋愛要素が割愛されているためゲーム版のみ。
観月リサ(ボンボン坂高校演劇部)※元々はデブであり、唯一優しくしてくれた主人公に惚れて激痩せして美少女になるも別の男達に見惚れたりしている。最終回で主人公に顔が似ているイケメン設定のモブに乗り換えた。
猫山田根子(同上)
複数人
星刻の竜騎士のメインヒロインほぼ全員。
精霊使いの剣舞のメインヒロインほぼ全員。
異世界はスマートフォンとともに。のヒロインほぼ全員。
真・恋姫†無双のヒロインほぼ全員。※上記の3作と違い、容姿と人柄しか長所の無い主人公と知力又は武力に優れたヒロインの組み合わせなのでそう捉えるファンも多い。
私に天使が舞い降りた!のメインヒロインほぼ全員。
こみっくがーるずのメインヒロインほぼ全員。
おちこぼれフルーツタルトのメインヒロインほぼ全員。
社畜さんは幼女幽霊に癒されたいのメインキャラクターほぼ全員
てんぷるのメインヒロインほぼ全員
転生貴族の異世界冒険録のメインヒロインほぼ全員。
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双するのヒロイン達ほぼ全員。
世界の99.9%
※基本的に男性絶滅寸前世界。ちょろインと言うより肉食系女子な場合も多いが。
終末のハーレム - 男性の99.9%がウイルスによって死滅した世界。世界観が異なる剣と魔法の異世界を舞台にしたシリーズ『終末のハーレム ファンタジア』『終末のハーレム ブリタニア リュミエール』という作品も存在する。
ぜったい遵守☆強制子作り許可証!!をはじめとした「自由性行為許可証シリーズ」 - 尤も少子化と男女の人数の格差が行き過ぎたために人類が絶滅の危機に陥っており、それに対する苦肉の策として法律により「18歳以上の女性(妊娠中を除く)は男性から『子作り許可証』を提示されたら拒否権は無い」という世界の話なので、ちょろいというよりも「(少子化対策のために)性的なことに関しては女性側の人権が薄い」という世界であるため、決して誰も彼もが好き好んで股を開いているわけではないが、それでも専用のルートに入れば悉く主人公相手にデレデレになるためチョロインとも言えなくもない。
絶対絶倫コンテスト ~世界にひとつだけのマラ♪~ - 上記の「自由性行為許可証シリーズ」と同じ会社による作品。この作品の世界の男性は人数的な意味では問題が無いのだが、全世界規模でEDを発症しており、数十年もの間世界中の男達が勃起できずにおり、なんとか射精はできたので人工授精で人類は存続していたという事態に陥っている。そんな中で普通に勃起するという我々の世界から見たら通常の男性器の機能を持つ上に巨根だという主人公が現れたので、溜まりに溜まった女性達の欲求不満が爆発している。
ようこそ!恋ヶ崎超女学園へ - 「絶滅ウイルス」により男子の99.9%が死んでしまう世界において「恋愛成就の末に生まれた男子は絶滅ウイルスに耐性がある」という統計結果から、全国に「超女学園」というちょろイン育成機関が設立されたと言う設定(その為この手の作品としては珍しく、愛のあるセックスしか存在しない)。一応、ちょろくないヒロインも存在はする。
特殊枠
馬路まんじ(ツイ廃、ライトノベル作家)※ツイッター上では「#まんじ先生チョロイン説」というタグを使われ、本人の反応が更にエスカレートさせる結果に。
※ほかにもいたら追記よろしく。