「1クラスに、10人以上生徒がいるんだって。全然想像できないよ!」
「胸張って、笑顔、でしょ」
概要
明日小路とは、2016年より「となりのヤングジャンプ(集英社)」にて連載中の漫画作品『明日ちゃんのセーラー服(AKEBI's Sailor Uniform)』に登場するキャラクターにして同作の主人公でもある。
プロフィール
クラス | 1年3組 |
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出席番号 | 1番 |
所属している部活 | 演劇部 |
誕生日 | 4月4日 |
CV | 村上まなつ |
性格はとても明るい。小学生時代に1クラスに自分1人だけという環境で過ごしたことから、大勢のクラスメイトと一緒に学校生活を送れることをとても嬉しく感じており、クラスメイトとは積極的にコミュニケーションを取っている。尚、四条璃生奈ほどでは無いが中学生にしてはスタイルが良い。
また、優れた運動神経を持っている。水泳部所属の水上りりと行った水泳対決では、小学校時代に全国大会に出場した経験がある強豪相手にもかかわらず、タッチの差で負けるというほぼ互角の勝負を繰り広げた。またある時は、掃除が終わった後に体育倉庫にあった縄跳びを使って兎原透子の前で多彩な跳び方を披露した。
更に、柔軟性にも優れている。柔軟性を活かした器械体操の技を、クラスメイトの前で自己紹介をする場面など、作中の様々な場面で披露している。
また、通ってる蠟梅学園は偏差値70の進学校でもあり、入試試験上位しか貰えない奨学金をもらっている(原作で理事長が言っているが、アニメでは台詞カットされた)ので頭もかなりいい。
ちなみにその奨学金を利用するには、入試科目である英数理のうち1科目は満点かつ総合でも上位5位以内というとても厳しい条件がある(つまり、小路は入試試験5位以内である)。
自然が豊かな環境で生活してきたことが要因で虫や両生類、爬虫類などの生物に触れることに対する抵抗が皆無である。普段からシュレーゲルアオガエルやオトシブミなどの生物と積極的に触れ合っており、アオダイショウが学園内に迷い込んだ際は
「迷子かな?かわいいね」
と頭を撫でながら接して、先にアオダイショウを発見した生物観察が好きな大熊実と一緒に森の中に帰しに行った。
部活は演劇部に所属している。部活選びに迷っていた際に古城智乃から紹介され、心を惹きつけられたことから所属することを決めた。蠟梅学園の校則では部活の兼部が可能であるから、部活選びに迷っていた際に透子から受けたソフトボール部に所属する勧誘と木崎江利花から受けた山岳部に所属する勧誘にも応えられるのだが、兼部はせずに演劇部に専念している。
このように文武両道で才色兼備な彼女であるが、料理は苦手なようである。
原作の44話から48話まではセーラー服の下にお尻のポケットがないハーフパンツを履いて、雑巾がけをする様子が描かれる。
家族
- 明日花緒(あけびかお)(CV:久野美咲)
小路の妹。小学3年生。弱気になった小路に対して「お姉ちゃんかっこ悪い!」と叱咤したり、「花緒が言ってた、って言っていいから、木崎さんをお家に呼んで!」と小路がクラスメイトを家に呼ぶための手助けをしてあげるなど、しっかり者の性格をしている。
見た目が小路にそっくりで、小路の家に遊びに来た江利花が邂逅した際には、花緒の見た目に“ちっちゃい明日さん”とコメントしていた。
- 明日ユワ(あけびゆわ)(CV:花澤香菜)
小路の母。蠟梅学園の卒業生。洋裁の仕事に携わっており、小路から「もし私が蠟梅学園に受かったら、お母さんに制服を縫ってもらいたい!」とお願いされる。蠟梅学園中等部の入学試験は無事に合格したため、約束通り、小路にセーラー服を仕立ててあげた。
なお、本作の「昔は制服を仕立ててもらっていた」という話しは作者・博の母親の実際の体験談からきている。また、本編に登場する制服のモデル3着を作者の母親が実際に仕立てている。
- 明日サト(あけびさと)(CV:三上哲)
小路の父。仕事の都合で家に帰る機会は少ないが、家族のことをとても大切にしている。釣りが好きで、小路の合格祝いとして海に家族旅行に行った際は、自らイシダイを釣り上げて捌き、刺身に調理して小路たちに振る舞った。
セーラー服と蠟梅学園
ある日、小路は大好きなアイドル福元幹が出演しているテレビcmで見かけたセーラー服姿に「かわいい!」と一目惚れをした。洋裁の仕事に携わっている母のユワが通っていた蠟梅学園の制服もまたセーラー服であったことから、運命を感じ、蠟梅学園中等部の受験を決意する。蠟梅学園に合格したらセーラー服を仕立ててもらう、という約束も立てた。
入学試験は無事に合格。ユワに仕立ててもらったセーラー服を着て入学式に赴いたが、現地で蠟梅学園の制服がセーラー服からブレザーに変わっていたことを知ってしまう。入学式終了後に学園側と話し合いを行った結果、“憧れのセーラー服を着るために、蠟梅学園を志望した”という志望動機を考慮して、
「セーラー服を着用して学校生活を送ることを許可します。れっきとした学園の制服であることに変わりはありませんから、禁止する理由はありません」
と、学園から正式に許可が出され、晴れてセーラー服を着て学校生活を送れることとなった。
しかし、周りがブレザーの中で自分だけがセーラー服という状態になることから、喜びの感情よりも「変だと思われたくない」という負の感情が先行してしまう。セーラー服を諦めて、周りの生徒と同じようにブレザーで学校生活を送ろうかな、とばかりに妹の花緒に対して
「•••ブレザーだってかわいいよね」
と弱音を吐く。花緒はこの弱音を「お母さんが作ったセーラー服を嫌がっている」と捉え、更には
「お姉ちゃんかっこ悪い!バカお姉ちゃん!」
と強く小路を叱咤した。これを受けて、小路は「1人だけセーラー服の私は注目されるから、友達をいっぱい作るチャンスだ」と考え、前向きな気持ちになり、セーラー服を着て学校生活を送ることに決めた。
クラスメイト(左から兎原透子•古城智乃•木崎江利花)がブレザーを着用する中、セーラー服を着用する小路
もしセーラー服ではなく、ブレザーを着て学校生活を送ることに決めていたら、このような感じになっていただろう
セーラー服の仕様
- 春服
身頃と袖の生地にはギャバジンを、襟と袖口とスカートの生地にはサージを使用している。
胸元に水色のスカーフを着用し、靴下は黒いハイソックスを着用する。スカーフは自身で結びあげる仕様となっている。
- 夏服
身頃と袖の生地にはポリエステルブロードを、襟と袖口とスカートの生地にはサマーウールを使用している。
胸元に赤色のリボンタイを着用し、靴下は白いハイソックスを着用する。リボンタイはスカーフのように自身で結びあげる仕様ではなく、予め結ばれた仕様となっている。また、春服に比べて胸元の空き具合が広めである。
なお、本編には現在未登場だが冬服も存在する。また、この3着については作者・博の母親が実際に作成した制服のモデルが存在している。
補足 〜蠟梅学園の現行の制服〜
補足として、小路のクラスメイトや他の在校生が着用している蠟梅学園の現行の制服の仕様についても見ていく。
- 冬服
黒色のブレザータイプの制服。
胸元には赤色とピンク色のストライプ模様が入ったリボンタイを着用し、靴下は黒いハイソックスを着用する。リボンタイは予め結ばれた仕様なのか、自身で結びあげる仕様なのかは不明である。
- 夏服
紺色のジャンパースカートタイプの制服。
胸元には緑色のリボンタイを着用し、靴下は白いハイソックスを着用する。リボンタイは冬服と同じく、予め結ばれた仕様なのか、自身で結びあげる仕様なのかは不明である。
ジャンパースカートの胸元の周辺にはライン模様が入っており、シャツの袖口にはボタンが施されている。