概要
川崎直孝による漫画作品。KADOKAWAの漫画雑誌群の構成誌のひとつであるコミックフラッパー(メディアファクトリーから引き継ぎ)にて2014年5月号から2018年10月号にかけて連載された。
単行本は全9巻。
普通に通学するのはもはや奇跡に等しいと言う位に様々なトラブルに巻き込まれる三谷裳ちおがエクストリーム通学をするというコメディ作品。
その為、登校シーン以外は最低限しか描写されていない。コミックスのキャッチコピーも「エクストリーム登校コメディ」と称されているのがその証拠だろう。
連載当初は知名度の低さから売り上げが伸び悩み、打ち切りの危機もあったのだが、ネット上の有志たちによるステルスマーケティングによって盛んに宣伝され、結果アニメ化にこぎ着けるほどの人気を得た。そのことから作者からも感謝を込めてステマ漫画と呼ばれることも。
ストーリー
私立鮫島学園に通う女子高生三谷裳ちおちゃんの登校は毎日がアドベンチャー!
突発的に降り掛かるあり得ないハプニングの数々を持ち前の運動神経とゲーム脳でクリアしてゆくちおちゃんは、結果として色んな人を巻き込むことになり・・・。
登場キャラ
三谷裳ちお
CV:大空直美
本作の主人公。洋ゲー大好きな女子高生で、ハプニングに事欠かない愉快な人生を送っている。自分を”中の下の存在”とみなし、「穏やかで波風の立たない日常を送りたい」とどっかの殺人鬼みたいな願望を抱く俗物女子。図々しい上に自分勝手な女の子だが、妙に憎めない厄介な人物。女子テニス部所属であり、抜群の運動神経と身体能力の持ち主。
野々村真奈菜
CV:小見川千明
ちおちゃんの親友。ちおちゃんとは別ベクトルの俗物で、女の欲求に正直に生きてる小物臭い思考回路の持ち主。常識人っぽいがちおちゃんの親友だけあってトラブルを楽しんだり、珍妙な物事にときめくぶっ飛んだ嗜好をしている。人のプライベートにずかずか踏み込む無神経な所があり、時にはちおちゃんを上回るゲスっぽさを見せることも。
細川雪
CV:本渡楓
陸上部所属のスポーツ女子。はつらつとした美少女でクラスメイトのちおちゃんと途中から友達になった。ちおちゃんのせいでトラブルに巻き込まれることもしばしばあったが、特に気にしていない天使のような人物。一方でやたらと脱ぎたがる裸族であり、ちおちゃんに冷や汗をかかせることもあった。
篠塚桃
CV:鈴木みのり
鮫島学園の風紀委員を務める2年生。顧問の後藤先生に淡い想いを抱いているが、がちがちの理論思考と過剰な善意が空回りして周囲からは孤立している。登校のたびに騒ぎを起こすちおちゃんに注意をするも、ちおちゃんと真奈菜の友情を目の当たりにして認識を改めた。後にちおちゃんと関わったことで徐々にキャラが崩壊してゆくことに・・・。
久志取まどか
CV:大地葉
カバディ部所属の3年生。日焼けした肌とナイスバディが眩しい美少女だが、女の子とイチャコラするのが大好きな業深き女。カバディを語っていたちおちゃん達をカバディ部に入れるべく勝負するが、ちおちゃんのゲーム脳の前に敗北。公園での特訓の末に「自分は女の子と組んずほぐれつしたいからカバディがしたいのだ」と自覚し開眼。更に厄介な先輩になってしまった。
安藤繭太(画像右)
CV:小山力也
暴走族のヘッドだった男。推定年齢21歳だが、どう見ても中年のおっさんしか見えない外見が特徴。登校中のちおちゃんに因縁を付けたが返り討ちに遭った挙げ句、ちおちゃんのハッタリを信じ込んで暴走族を辞めることに。その後更正し、真面目に新聞配達やコンビニ店員の職をしている。色々あってちおちゃんに惚れ込んでいる。10歳年下で小学5年生の妹がいる。
テレビアニメ
2018年夏アニメとして、TOKYOMX、サンテレビ、三重テレビ、岐阜放送、KBS京都およびBS11にて放送。
監督はタイムボカン24の稲垣隆行、アニメーション制作はアクションヒロインチアフルーツのディオメディアが担当する。
原作の珍妙なノリとハイテンションなギャグを見事に表現しており、ファンからは絶賛された。
挿入歌にいきものがかりの「ブルーバード」やQueenの「伝説のチャンピオン」、『まんが日本昔ばなし』のED「にんげんていいな」を採用した。
関連動画
関連タグ
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ちおちゃんの通学路1000users入り ちおちゃんの通学路5000users入り
アサシンクリード:それっぽい画面やセリフ、小ネタが出てくる。
クロスハンター:本作のパロディとして、『CHAOS HUNTER』なる漫画本が登場。