CV:田所あずさ
人物像
マジックショップ・レオン王都店で働くことになった魔王の娘。15歳。ライトノベルでも珍しいオレっ娘(一人称は「オレさま」)。
アルバイトとして求人に応募、後で魔族であったことが判ってラウルが驚いてセアラに報告するもセアラは意に介することなくそのまま採用されることに。そして同じアパートのラウルの隣室に住むことに。
性格は素直で優しく努力家。教育係のラウルの言うことはチャンと理解してはいるものの、何かの弾みで魔族としての地を顕にしてその度毎に問題や騒動を起こしまくる。魔王直系の血筋のためか、潜在的な魔力はかなりのもの。但しゴキブリアは絶対にダメな上に、レオン王都店をめぐる怪談が実話だと聞いた際には気絶してしまうなど魔王直系の割に意外な弱点があったりする。
柚木ガオのコミカライズ版では青年誌ということもあってかサービスシーンが多数盛り込まれている。マッサージチェアに座った時に電マされるという過激なものもあり、原作者も気に入っていたほど。
活躍
原作
実は魔王の後継者として勇者と魔族の両方に狙われている。というのも魔王が倒されたことで勇者制度が崩壊してしまい、勇者たちは無職も同然となってしまった。魔族としても魔王を即位させて復興させたい。そんな両者の思惑が一致したことで勇者と魔族は手を組んでフィノを付け狙っていた。
手を組んだと言っても力関係は勇者側の方が上。人間の技術が発展した今、勇者たちの力は圧倒的であり魔族では勝てないのが分かっていた。
このため勇者と魔族は古くから協定を組み魔王が倒されないようにしていた(魔王を倒そうとする勇者が現れたら、勇者たちが抹殺していた)。
原作1巻にてラウルが拉致されてしまい、フィノは一人で救出に来てしまう。魔王(父親)を軽蔑していたフィノはその後釜に着く気などなく人間たちの世界で生きるつもりだった。
そしてフィノは自身の魔力をラウルに与えることで強化させ、黒幕である勇者ハッシュ・ファンクを打ち倒すのに一役買ったのだった。
勇者たちは犯罪が明るみになり瓦解。魔族もフィノの決意を慮って手を引いた。
アニメ版
設定が少し変わり、ラウルの同僚である勇者たちと魔王の家臣が手を組んでフィノを新たな魔王に据えようとする。
フィノは無理やり魔王の後継者にされてしまい、自我を失った破壊者に成り下がってしまう。事情を知ったラウルによってかつての同僚は打ち倒され、必死の説得によってフィノは正気を取り戻した。
関連イラスト
※原作絵師によるイラスト
関連タグ
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 ラウル・チェイサー
セアラ・オーガスト バイザー・クロスロード アイリ・オルティネート
もろは(半妖の夜叉姫):中の人繋がりで、人外種族な要素のある主要ヒロイン繋がり。但しもろはは半妖の父親と人間の女性の間に生まれた、いわば人間と妖怪のクォーターである。