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勇者パーティーを追放されたビーストテイマー

さいきょうしゅのねこみみしょうじょとであう

正式名称『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』とは、小説家になろうで連載されている深山鈴氏のライトノベル小説である。
目次 [非表示]

これは、すべてを使役するビーストテイマーが、大切な仲間との絆を紡いでいく物語。


概要編集

正式名称は「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」ですが、文字数の都合上と言うことですのでご了承ください。

通称ビステマ

所属していた勇者パーティーの面々から役立たずの烙印を押され、追放されてしまった主人公が、出会った仲間と絆を紡ぐ「追放もの」ファンタジー。


作者は深山鈴

書籍版はKラノベブックスから出版、挿絵はホトソウカが8巻まで担当。8巻(2024年現在)。

コミカライズ版はガンガンコミックスUP!から出版、茂村モトが担当。9巻(2024年現在)

また、オーディオブック版もことのは出版から出ている。


基本的にはほのぼのとした作風で日常回はコミカルな場面が多いが、時折シリアスな背景が散見されており、重い過去を背負うキャラも登場する。

とは言え、作者が「鬱展開は嫌い」と言っていることから、後味の悪い結末にはならない模様。


本編は1000話を超える大長編となっており、シリーズ累計200万部を突破(2024年現在)。


コミカライズ版マンガUP!にて掲載・連載されており、かつては『エドガー編(仮)』に区切りが付いた所で長らくストーリーが停止していたが、2024年1月3日より連載再開した。



EMTスクエアードの手によってアニメ化されている。詳細は後述。


あらすじ編集

レイン、君はクビだ」


勇者パーティーの一員として戦ってきたビーストテイマーのレイン。しかし、動物を使役する事しか取り柄のないレインは次第に戦いについていけなくなってしまい、遂には勇者パーティーから追放されてしまう。

第二の人生として自由に生きようと冒険者の道を選んだレインだが、試験の最中に行き倒れの少女を助けたことが切っ掛けで運命が変わり始める。

一方、レインを追放した勇者パーティーは苦戦してしまい、今更ながら彼の重要勢に気づき始める。

これは、仲間に役立たずと蔑まれたビーストテイマーが最高の仲間と次々と出会い、絆を紡ぐ物語である。


登場人物編集

勇者パーティーを追放されたビーストテイマーの登場人物一覧の記事を参照。


最強種編集

Sランク冒険者に匹敵、若しくは凌駕するという力を持つ種族。

この世界には幾多の最強種が存在する。


  • 猫霊族

人に猫耳と尻尾をつけたような容姿をしている。ねこれいぞくと呼ぶが、猫の幽霊ではなくあくまでもそういう種族である。身体能力に関しては、殴り合いのみであれば魔王を凌駕する噂があるぐらい右に出る者はいないが、魔法は使えない。種族全体が陽気な性格をしており、人懐っこい所もある事から一時期はアイドルのように崇められたことも。過去に起きた戦争の影響で個体数が激減、絶滅の危機に瀕しているらしく、現在では山奥でひっそりと暮らしている。


  • 竜族

人に竜の角と尻尾が備わったような容姿をしている。そのままりゅうぞくと呼び、竜族なだけあってドラゴンに変身する能力を持ち、普段の状態でも火を吹くことや火球で攻撃する事もできる、そして最強種の中でも2番目に高い魔力を備えており、ブレスや火球による攻撃もそれで補っているものである。

また竜族には『15歳になったら一人前の強き竜になる旅に出る』という掟があり、作中でもタニアがそれに従ってホライズンの街の近くにある橋『ストライドブリッジ』にて武者修行として近づく者は誰彼構わず勝負を挑んでいた(ただし命を奪うようなことはしておらず、自分が勝って決着が付けば退いている。その事が橋の利用者は激減し、ストライドブリッジの番犬として冒険者達に恐れられたようだが)。


  • 精霊族

妖精の羽が備わったような容姿をしている。こちらもそのまませいれいぞくと呼ぶ。魔力は最強種においてトップクラスであり(二位である竜族と比べても数倍の差はある)、より高度で強力な魔法を使う。その反面スタミナはなく、ソラルナは山道での散歩で音を上げてしまった。

元は温厚な種族で山や森を棲み家としていたが、森林を伐採する人間達と衝突をした事でおよそ二百年前に人前から姿を消した。そういった事情からか人間を相当嫌っており、人の手に届かない奥地に身を潜めていた。

とは言え、人間よりも魔物を嫌っている為、下記の『真実の盾』を先代の勇者との取り決めという形で人間に引き渡した事も。


  • 神族

人に狐耳と尻尾をつけたような容姿をしている。しんぞくと呼ぶが、これは遥か昔に神々から力を授かり、その名を一部譲り受けたのが種族名の由来となっている。その事からか、人間に祀られることが多く、人前に姿を見せる事はない。また、猫霊族と近い関係にある。

何もない所から物質を創造できる他、亜空間にアイテムを収納する特殊能力を有している。


  • 天族

人に天使のような翼が背中から生えたような容姿をしている。そしてそれが由来でてんぞくと呼ぶが、何らかの能力がSランク級冒険者に匹敵するとされている最強種の中でも最強とされる種族で、『猫霊族に匹敵する身体能力』と『精霊族に匹敵する魔力』を兼ね備えており、それ以外の分野においても極めて高い能力を持つ。

そして妖狐の尻尾の如く『背中の翼の数が多ければ多い程強い力を備えている』とされており、過去の記録では10枚の翼を持つ天族が存在したとされており、その力は常識外れそのもので、たった一人で天災を引き起こすことができたとされている。


  • 鬼族

  • 呀狼族

  • 不死鳥族

  • 魔族

魔物の上位互換と言われる存在。

普通の魔物とは比較にならない程の力を持ち、人間と変わらない知能を持つ。

しかし、人に対する憎悪は深く、人を殺して悦に浸る危険な性質を持つ。

魔族を誕生させるには魔王の血が必要である。

作中で明言されているわけではないが、劇中における描写から『より強大な力を有する魔族程、人間に近い姿をしている』事がうかがえる。

派閥がいくつかあり、一枚岩ではない様子。魔族という勢力の存続を第一に考える好戦的な「強行派」、戦いを続けることを望まず平和を望む「穏健派」、今作のメインヴィラン《リース》が率いている魔王のために命を捧げることも厭わない「少数派」(客観的に見れば「魔王派」とも解釈できる)が確認されている。

web版ではレインが保護したある魔族の口から「魔族も最強種の一種」であるという事実が明かされた。


  • 機翔族

用語編集

ビーストテイマー関連編集

動物と契約することで使い魔にし使役する職業。

サポートには向いているものの戦闘には不向きであり、世間では「補助しかできない最弱職」という認識で見られ、他の職種の者から見下される傾向にある。実際、動物と契約出来るのは一人につき一体までであり、複数を同時に使役してしまうと使役する側の負担が増して神経が焼き切れるというリスクがある。

しかしレインはその中では例外的に上記の制約が当てはまらず、普通は契約下に置けない最強種との契約も可能で、これにより本人も相応に強化される特性があるため、世間の常識が通用しない。

ちなみに昆虫を使役するインセクトテイマー、精霊を使役するエレメンタルテイマー、幽霊を行使するファントムテイマーなど、亜種も多数存在する。


  • 仮契約

ビーストテイマーが動物を使役するため儀式である『契約』の簡易版で、短時間しか使役できないかわりに簡単かつ一瞬で契約する事が出来る。


  • 同化

ビーストテイマーの技の一つで、テイムした動物に魂の一部を移すことで意識をその動物に固定し、自分の身体のように動かすことができる(ちなみに会話に関しては魔力を使って思念波を送る事で可能である)。ただし、同化を使用している最中は『元の肉体が昏睡状態のように完全な無防備となってしまう』という欠点があるため、同化の最中は仲間に元の肉体を守ってもらう必要がある。


職業関連編集

報酬目当てで依頼を受け、己の腕一つで生きていく職業。多くの者は「冒険者ギルド」に登録し、そこで依頼を受けて成功報酬を貰うことで生計を立てる。


冒険者の活動拠点として利用されている組織。年齢や性別などの制限はないものの、試験で一定以上の力量があると証明しなければ登録できない。最初は一番下のFランクからスタートし、受けられる依頼も危険のない簡単なものであるが、地道に一定の依頼をこなす事でランクが1段階上がる。


作中ではランクと具体的な力量についてなにも言及されておらずわかりにくいため、討伐対象の魔物などの例も含めた形で一例を挙げる。

Fランク成人男性でも倒せる程度の弱さしかなく、ゆえに群れて生活する「ゴブリン」
Eランク原始的な武器を扱う知能を持つ「オーク」
Dランク俊敏な動きで下位冒険者の命を多数奪っている「キラータイガー」
Cランク体長10mを持ち、凶暴で暴れると手が付けられないうえ、並みの冒険者はおろか一般兵程度でもダメージを与えることができない「キングリザード」
Bランク小さな城門程度なら易々と破れる怪力を持った、筋肉の鎧を持ち兵器にも匹敵する化物「ベヒーモス」
Aランク単独で騎士団付きの堅牢な都市を破滅させかねない力を持つ「魔族(後述)」
SランクAランクより強い定義はあるが、それ以外の指標は無いため、実質未知数。「最強種」もこれに該当すると考えてよい。

なお、大きな貢献を成し遂げた者には、依頼達成量と無関係に特例という形でランクアップされるが、『冒険者のランクアップは1段階ごとでなければいけない』という規則は適用される。当時Fランクだったレインも、Cランク相当の漆黒の牙を壊滅させた際には飛び級ができず、昇格はEランクに留まった。しかし、レインが悪徳領主の逮捕に加え、Aランク相当の魔族を討伐したことにより、特例としてDランクを飛ばす形でCランクへと昇格した(というより、これだけの偉業を達成しておきながらEランク扱いのままや、Dランクにアップするだけではギルド側も示しが付かず、審議の結果として『飛び級』が認められた)。


かつては試験が存在しなかった為に誰でも冒険者になったが、それが裏目に出て依頼の失敗のみならず、冒険者自身が命を落としてしまう事件が多発した。そういった事件が元で信用の失墜や国の監査を受けてしまった冒険者ギルドは、過ちを繰り返さないようにと試験が設けられた経緯がある。Fランクの冒険者が薬草採取といった難易度の低い依頼しか受けられないのも、前述の事情を省みてのものと思われる。

ランクが上がると、受けられる依頼の種類が増えるだけでなく、橋の通行料が無料になるなど特典も追加されていく。中でもAランクは特別で、国王直々に認定するものであり、昇格試験と功績の両方が必要になるため、ただ強いだけでは昇格できないが、貴族クラスの権力を一部行使できるようになる。ただし、ランク相応の責任・義務も伴うようになるため、条件を満たしていてもこれらの制約を負いたくない理由でランクアップを断る冒険者も一定数存在する。


ただし解決のめどが立たず長引いている事件については、ランク関係なしに受注可能で報酬は早い者勝ちになる「特殊依頼」というシステムもある。


一つの依頼を複数の冒険者が引き受けると、達成条件や報酬の分配で揉めることがあるため、ギルド側は依頼のダブルブッキングを最小限に留めている。ただし、巨大な力を持つ魔物の討伐に関しては複数のパーティーに依頼をしている。


冒険者同士の諍いに関しては、それによって依頼の失敗のみならず、周囲からの信用と権威を失い、最終的には冒険者も仕事を失うとして禁止しており、中でも殺し合いはタブーとなっている。事の顛末を必ずギルドに報告する義務があり、ギルドが公正な判断を下すが、諍いの内容が悪質な場合だと資格剥奪などの厳罰が下される事となるが、逆に相手に一方的に問題や落ち度があった場合は不問になるどころかむしろ感謝される場合もある。


一定以上の力量を持つ冒険者が町を離れていかれると困るため、助成金付きで近隣にて家を分譲・賃貸する不動産業も行っている。


  • 冒険者カード

冒険者としての身分証。これを所有していることが冒険者の証である。

万が一なくした場合は再発行できるが、一週間ほどかかる。

なお、故意の紛失、売買に利用した行為を行った者はそのまま冒険者の資格を剥奪される。


  • 緊急依頼

騎士団と連携して事に対処しなければならない程の非常事態に際して発令される特別な依頼。この依頼が発令されると、全ての通常依頼が停止され、受注できなくなる他、対応できる冒険者は、半ば強制的にこの依頼に駆り出されることになる。


ハイファンタジー作品においてお馴染みの職業。

本作では遥か昔において世界を支配した魔王を討ち果たした初代勇者、並びにその血を引く者達を指している。初代勇者は強大な力を持つ魔王を倒すために神々と契約し、その血を取り込んで神々の力を手にした初代勇者は魔王を討ち果たす事ができた、という言い伝えがある。

勇者の血を引く者は、成長の限界が決まっている常人と異なりどこまでも成長できる「限界突破」という力を有しており、これが魔王を倒せる鍵となっている。

ただし、血統を引いていても本人が勇者になる意志がなかったり、国王より正式な使命を下されるなどして資格が得られなければ、世間において勇者と扱われることはない。


やはりその役職上、世間からは率いているパーティメンバー共に必然的に英雄視され、多少の法に触れる様な行為は黙殺される、騎士団の協力を得られやすい、税金から抽出された活動支援金を得られる、など一般の冒険者と比較しても破格の厚遇を得られるが、現勇者のアリオスやその仲間であるリーンの場合はそれを「『勇者としての使命』を果たしてさえいれば、どんな事をやったって許されるもの」と悪い方向に意味を履き違えており、その結果、増長が過ぎて、勇者としてはおろか人としての道さえも踏み外すほどの凶行、愚行を繰り返す事となった。


当然、その素行があまりに勇者として相応しくないと見做されたり、勇者という立場を顧みても目溢しの効かせられない程の重罪(殺人私刑行為など)を犯した場合は、国王の権限により、勇者の資格は剥奪され、その場合は別の勇者の血を引く者へと委ねられる措置がとられる。


また、冒険者ギルドでは、勇者を名乗っている人物は魔王を倒す使命を優先しなければならないことを理由に、通常の冒険者が受けられる依頼を一切断られ、依頼は国王などから専用のものしか受けられないため、金稼ぎには適しておらず、生半可な覚悟で勇者を名乗ろうとする事は、たとえ善意からでも得策とは言えない。

だが、勇者パーティ所属のリーンはこの制約を「一般の冒険者に代理受注させる」という手段で迂回しており、上記ギルドのシステムも万全とは言い難い。


ただし、勇者パーティからの依頼という形で、一般の冒険者が彼らの任務に『協力』という体で同伴する事は違反ではなく、新たに勇者に選ばれたシフォンは、自身の目的である宝具『彗星の剣』の修復の旅にレイン一行を同伴させた。


国によって設立された組織。

人間の犯罪者を取り締まり、街の治安を維持することを目的するなど、実質的に作中世界における警察の役割を担っており、魔物や魔族を主に取り締まり、人々の自由のために動く冒険者ギルドと対を成している。一方で、スタンピードなどの大災害級の事案が発生した際には冒険者ギルドと協力して対処する事もある他、諸事情などで人員が足りない場合において、依頼の体で、冒険者と共同で犯罪の取り締まりや捜査を行うケースもある。

王都に加え、ホライズンといった都市に支部が設置されている他、王家直属の騎士団『親衛隊』や、教会勢力の傘下である『聖騎士団』などの特殊な部署も存在する。


スキル編集

  • 魔法

習得した魔法はその魔法の構造式が頭の中に思い浮かべるが、そうでない魔法だと何も思い浮かべない。

また、初級、中級、上級の位に加え、上級を遥かに超える超級魔法、その超級を凌駕する精霊族のみ扱える絶級魔法が存在する。


  • 幻覚魔法

対象に幻惑を見せる魔法。あらかじめ広範囲に魔力を形成して対象の魔力の脳に侵入、視覚を司る部位に魔力を照射させる。

人間や最強種、レインがテイムした動物すらも効果を及ぼしている。


  • マテリアルキャンセラー

『対象の魔法構造を解析して適した魔力の波をぶつける事でその魔法を相殺させ消滅させる』という超高等技術。タニアの場合はリーンとミナを二人同時に相手にした魔法合戦においてはこれを指パッチンだけで実行し、二人を事実上無力化するという最強種の強さの一片を見せた。発動には技術のみならず、相手と一定以上の力量の差があることも条件となるため、格上の相手には通用しない。


地理編集

作中舞台となる世界は主に5つ(中央、東、西、南、北)の大陸に分けられている。

その内、中央、南、東大陸が人間領であるロールリーズ王国、西大陸は魔王軍率いる魔族の領土。北大陸は不死鳥族、呀狼族などの人間領を追われた最強種などが隠れ住む無法地帯と化している。


作中世界において人間が統治する唯一の国家。中央、南、東大陸を領土としている。

昔は五つの大陸全てに無数の国が乱立していたが、魔王の出現とその侵攻をきっかけに人間同士一致団結すべきと考えた各国家が統合され、現在の形になった。

中央大陸の中心部に王都を構えている。


  • ホライズン

中央大陸南部に位置する地方都市で、レインが勇者パーティーから追放され、冒険者となった始まりの街。

内陸にある為か食堂には魚というものは存在せず、魚が好物のカナデはかなり落ち込んでいた。

領主とその息子エドガーによる恐怖政治によって支配されていたが、レイン一行とステラ率いる良識派の騎士団員の活躍で解放される。

その後、レインはこの街にあった曰く付き物件の屋敷を購入して活動拠点とし、以降はレイン一行のホームタウンとなる。


ホライズンから然程離れていない場所にあるゲーム作品でお馴染みの、冒険の舞台となる森。

冒険者を惑わす迷路のような森と言われる通り、時間が経過するごとに道が変化し、目的地が遠ざかっていく。これはこの森自体が急激なスピードで成長して内部の構造が絶え間なく変化する厄介な仕組みがある為、マップを作成しても役に立たず、同様の理由で帰り道を辿ることも容易ではないことから、帰還例自体も少ないようだ。

最深部には精霊族の里に繋がる道があるが、外敵の侵入を防ぐために幻覚を見せる結界が展開されており、これを解かない限りは足止めされてしまう。これによって、アリオスら勇者一行はこれによって攻略を断念、彼らからの依頼を渋々引き受けたレイン達も手こずってしまった。


  • パゴス

南大陸の更に西の果てにある小さな村。この村の近くの山の頂にある祠に伝説の装備の一つである指輪『天の涙』が奉納されているが、その祠には『災厄』と呼ばれるある存在が封じ込めていた。

ホライズンを追われるように立ち去ったアリオスら勇者一行が、天の涙を手に入れるべく訪れるが、その際にアリオスが無配慮に祠を破壊した事から封じられていた存在が解放され、その後、イリス(と彼女と手を組んだアリオスのマッチポンプ)の為に村ごと壊滅に追いやられる。


  • ラウドネア

長らく『ビーストテイマーの里』と呼ばれていたレインの元々の故郷。

ビーストテイマー達が集まる特殊な里である事からレインがその名で呼んだ。

レインが並外れた技能を持つ一因は、ここで学んだ技術が類稀なものだった為らしいが、魔物の襲撃によって滅んでおり、村の生き残りもレインただ一人だけとなった。

web版では、既に消滅したはずのこの村が最近になって何事もなかったかのように復活したという噂が立っており……


その他編集

  • 魔物

ハイファンタジーものでお馴染みの敵。

強さによってランクが異なり、魔物を撃破すると『魔石』と呼ばれる宝石に変化する。

人間に対し明確な敵意を持っており、ビーストテイマーであっても通常のテイムよりも何倍も魔力と技術を必要としている為、それを押さえ込むことが困難である。

あるビーストテイマーが魔物の幼体を見つけて飼育した事で魔物の制御に成功したが、根本にある人間への本能的な敵意や憎しみは消えていなかった為、万が一これ以上成長すれば制御が困難になり、やがては「育てられた恩」を「人間への敵意」が上回り主人に牙を向けてしまうだろうという事態になっており、ビーストテイマーにすら飼育できるものではないようだ。

魔物の飼育は違法行為となっているが、モンスターテイマーという職業も存在はする様子。


  • 宝具

魔王の討伐に不可欠な装備品のことで、魔王討伐を最終目標としている勇者パーティー一行はこれを探し求めており、宝具を全て揃えなけば魔王を討伐する事は不可能だとされている。

現時点で作中で確認されている宝具は『真実の盾』『天の指輪』『彗星の剣』で、これらは勇者にしか装備できない代物らしい。


鉱石の一つ。とても手に入りづらいレアな素材であり、それを元に作った武器は一生使える程の性能を持っている。ガンツがこれを入手できたのは、先祖の遺産の一つである山がミスリルを採掘できる場所だった為である。


余談編集

『書籍版』と『コミカライズ版』では作中の登場キャラの服装をはじめとする容姿がデザイン的な意味で大きく異なっており、『コミカライズ版』の方がやや簡略化されている。恐らく作画コストの意味でそうなったのだろうか。

メイン画像のレイン一行もコミカライズ版を模したものとなっており、後述のアニメ版ではコミカライズ版をベースにしたキャラクターデザインとなっている。


アニメ編集

2022年秋アニメという形でAT-XTOKYOMX読売テレビテレビ愛知BSフジにて放送された。さらにはABEMAで地上波先行放送・独占先行配信が実施された。

制作会社はEMTスクエアード


原作同様にシリアスな場面こそあれど鬱展開になりすぎないようコミカルなシーンも多く、要所要所でキャラがちびキャラ化したりと、ライト寄りの作風となっている。

全13話で、書籍版第3巻冒頭にあたる家を購入するところまで描かれた。


主題歌編集

OP:Change The WorldMADKID

作詞:LINYUKI

作曲:鈴木盛広

編曲:TAKT


ED:LOVE&MOON高野麻里佳

作詞・作曲:ARAKI


スタッフ編集

原作深山鈴・茂村モト(講談社 Kラノベブックス刊)
監督濁川敦
シリーズ構成あおしまたかし
キャラクターデザイン山本周平
音楽林ゆうき桶狭間ありさ近谷直之
音楽制作日本コロムビア
アニメーション制作EMTスクエアード
製作「ビーストテイマー」製作委員会(YTE博報堂クランチロールMUSE日活、日本コロムビア、神南スタジオ、EMTスクエアード)

関連動画編集

アニメPV編集


関連タグ編集


外部リンク編集

公式関連編集

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー - 小説家になろう

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー - 講談社

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー - マンガUP!


勇者パーティーを追放されたビーストテイマー - アニメ公式サイト

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー - アニメ公式Twitter


外伝・スピンオフリンク編集


他サイト関連編集

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