ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

※このキャラクターは、現在最もストーリーが進んでいるweb版にのみ登場済みのキャラクターです。その為、記事内全体に書籍版、コミカライズ版、アニメ版のネタバレが多数含まれているので、web版以外が初見の方はご注意ください。



「私、レイン君のファンなの! 勇者になる前から……冒険者の頃から、レイン君のファンなんだ」


「そうかな? ビーストテイマーはすごいと思うよ」


プロフィール編集

年齢20代前半(レインの見立てでは「俺より少し上」)
職業勇者
一人称
出身『魔法剣』と呼ばれる秘技が言い伝えられる里

概要編集

腰まで伸ばした金髪を細く長いリボンで束ねた髪型が特徴の女性で、主人公レイン・シュラウドや先代勇者アリオス・オーランドとその協力者モニカ・エクレールと同じく、初代勇者の末裔の一人。

幼少期に魔物の襲撃で、故郷と両親、妹を失い、天涯孤独となったという、レインとよく似た境遇を持っている。


元々は『金色の刃』の異名を持つAランクの冒険者であったが、先代の勇者であったアリオスが度重なる素行不良と、レイン一行を陥れようと行ったある凶行が決定打となって資格を剥奪された事に伴い、国王・アルガス・ヴァン・ロールリーズの選定で新しい勇者として指名(アルガスは最初、レインを次代の勇者に推挙しようとしたが、レインは「しっかりした覚悟を持たないまま勇者になってもアリオスの二の舞いになるかもしれない」「一般の依頼は引き受けられない立場となる勇者であれば、目の前で助けたい人がいても助けられなくなる」という理由から冒険者のままでいる事を選び、辞退した)され、魔王軍討伐に身を投じる事になった。


キャラクター像編集

性格編集

明るく社交的で、まっすぐで、困っている人を見つけたら、助けずにはいられない性格で、勇者に指名される前から『弱きを助け、悪をくじく』をモットーに活動し、勇者に選ばれた後も自分の立場に胡座をかく事もなく、誰であろうとも別け隔てなく公平に接し、そして、自分に非があると踏めば、それがどんなに些細な事でもすぐにそれを認め謝罪する

そして、冒頭二段目の台詞からも察せられるとおり、先代勇者パーティーをはじめとする多くの人間が「役立たず」と蔑んだり、格下と見做すビーストテイマーの能力が冒険においていかに重要な役割を担っているのかを理解すると同時に、心から敬意を示す等、前勇者アリオスとは文字通り『月とスッポン』といえるまさに勇者に相応しい清廉潔白を地で行く人間性と優れた観察力や洞察力を併せ持つ人格者。


そんな善意や正義感の塊の様な性格である反面、幼少期に故郷と家族を失い、さらにはその際に、自分を庇って囮になろうとした妹を目の前で死なせてしまった事が相当なトラウマとなっており、長い間、その悲しみを冒険者、そして勇者としての活動に徹する事で必死にごまかし続けてきた。


それ故に、人の幸せな記憶を元にした夢幻の中に閉じ込めるという敵魔族の罠にかかった際には、敵を倒して夢に囚われた人々を救おうとしたレインの前に立ちはだかり、『現実から目を背ける』という自分の行いが勇者らしからぬ事であると自覚し、それが間違いであるとわかっていながらも、夢に囚われている状況を受け入れようとしてしまった事もあったが、レインから「夢を見ても、幸せになんてなれない。ただ単に、悲しみを先延ばしにしているだけ」「夢に浸り、ずっと現実から逃げている姿なんて大事な人に見せられないだろう?」と諭された。


戦闘力編集

劇中初登場時は勇者になったばかりで、まだ実力は成長途上であるとの事だが、勇者の末裔の一人だけあって、20歳という若さでAランクに辿り着けるだけの実力や、初代勇者の血を引く者のみが有する成長の限界が存在しない特殊性質「限界突破」の持ち主であるのに加え、魔法と剣技を合わせた秘技「魔法剣」を行使できる優れた才能の持ち主。


  • ギガボルト

勇者のみが使用する事ができる電撃魔法。先代勇者のアリオスが使用していたものと同じであるが、シフォン自身が勇者になって日が浅いという事もあって、威力は彼が使用するものには及ばない。それでもワイバーンを一撃で一体堕とす程の威力を誇る。


  • 雷鳴剣

自らの剣にギガボルトを纏わせて、斬撃と電撃が合わさった強力な斬波を打ち放つ一撃必殺の剣技。


レイン一行との関係編集

勇者に選ばれる以前からレインとの活躍を聞いており、始めて直接対面した際には立場をかなぐり捨ててサインを求める程、非常にリスペクトしている。


そんな飾りっ気のない純粋で社交的且つ良識的な彼女の言動を見たレインからも、「前勇者のことをよく知っているから、シフォンの行動が、とんでもなく偉いことのように思える」と評され、すぐに意気投合する。


一方、前勇者の数々の悪行を知るカナデ達は『勇者』という立場そのものに対して懐疑的に見ていた為、当初は半信半疑に思われていたが、シフォン率いる新勇者パーティーとの合同による依頼をきっかけに彼女の人柄を知り、信頼を置く様になる。

以降、レイン一行と非常に友好的な関係を築き、協力関係を結ぶ事となる。



人間関係編集

(新)勇者パーティー編集

新勇者パーティーの一員であるヒーラー。基本的に道理よりもシフォンの意志を優先して従っているが、先代勇者パーティーの仲間達のように単なる損得勘定や権威主義、意志薄弱というわけではなく、「シフォンの“仲間”として以上に長年の“友人”として、彼女の苦労や背負い込んでいる哀しみを理解しているからこそ、可能な限り彼女の意志を尊重したい」という思いからである。その事は書籍版9巻のおまけSSでのシフォンとの出会いを書いた話でも顕著に出ている。


新勇者パーティーの一員である戦士

シフォンをからかうかのような素振りも多い反面、シフォンに対する友情はミルフィーユに負けない。一時期、レインやシフォンらと敵対するある人物に捕らわれて、成り変わられていた。


レインのパーティー編集

シフォンがリスペクトしているビーストテイマー(冒頭の台詞はそんなレインへの純粋な敬意を示した台詞で、対するレインは「(勇者であるはずのシフォンと)立場が逆転してしまってる」と困惑していた。

その噂を聞きつけて、わざわざ会いに出向くと、自身の目的であった伝説の装備のひとつ『彗星の剣』を修繕する為に、協力を求め、行動を共にする事となる。当人はあくまでもレインとは「お友達」として好意を寄せているが、一方で過去に囚われて心折れそうになった自分を叱咤してもらうなど、行動を共にする内に友情以上の好意を寄せている節も覗かせている。


その一方で、「勇者」と「冒険者」という立場の違いによる決戦への姿勢の違いは両者異なっており、勇者ゆえに魔族を「討伐しなければならない」シフォンは、冒険者として培ってきた見聞から「魔族と人間の対立を終わらせたい」レインと異なる道を歩むことになり、特にアリオス打倒後、アルガス王が魔族との全面戦争に踏み切る方向に舵を切り始めた事もあって、読者の一部からは「将来的に2人が図らずも対立する展開になるのではないか?」と、懸念する意見が上がりつつある。


先代勇者のアリオスの悪行を散々目の当たりにしてきた為、勇者そのものに強い猜疑心を抱いていたのに加え、出会って早々にレインと親しくなった事から、色んな意味で警戒していたものの、行動を共にして、話し合う間に疑念は払拭される事となった。


旧勇者パーティー編集

前代の勇者であったが、レイン破滅を目論んで王都を混乱に陥れた事により、資格を剥奪され、国中から追われる身となった。現在、シフォンら新勇者パーティーにも王室から彼らを討伐するよう命令が下りている。しかし、実際のところ状況は王室やシフォンの予想以上に深刻な事になっており、遂にはシフォンの仲間であるミルフィーユやショコラも彼らの魔の手にかかり、重症を負う事となったが、最終的に彼がレインとの決着をもって討滅された事で、シフォン達の雪辱は果たされる事となった。

尚、書籍版9巻のシフォン主演のおまけSSで明かされた事だが、ある意味ではシフォンはアリオスのifとも呼べる経歴を持っていた。


前勇者パーティーの一員であった魔法使い

レイン達と同伴していた北大陸の不死鳥族の村で対峙する事となるが、新代の勇者であるシフォンの事を認めず、戦いながらも説得しようとした彼女を「偽物」呼ばわりして罵倒した。


前勇者パーティーの一員であった神官

リーンの一件から、前勇者パーティーを危険分子と見た王国から、前勇者と共に討伐するよう依頼を受けるが、シフォン自身は彼女と話し合う事で、生きて更生させようと考えており、一時はレインらと共に和解できるまでに至ったが、直後に起きた騒動によって彼女が贖罪の為に自らを犠牲にした事で、生きて更生させようとしたシフォンの想いは叶わなかった。


関連タグ編集

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー


女勇者

人格者 お人好し:作中におけるシフォンに当てはまるワード。

関連記事

親記事

勇者パーティーを追放されたビーストテイマーの登場人物一覧 ゆうしゃぱーてぃをついほうされたびーすとていまーのとうじょうじんぶついちらん

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました