概要
1912年に当時の国産活動写真商社だった横田商会、吉沢商店、福宝堂、エム・パテー商会の4社が合併して開業した日本最古の映画会社。
当初は《日本活動フィルム株式會社》、同年9月に《日本活動冩眞株式會社》、さらに1945年に《日活》となった(略称が正式名称となった形)。
1978年、社名を《にっかつ》に変更。1993年に倒産し、復活した1997年からは日活に社名を戻している。
開業は最古だが、戦後に自社スタジオを建設したのは大手映画会社の中でも最後(1954年)。
その歴史は波乱万丈で、1942年に戦時統制による企業統合で映画製作部門が新興キネマ、大都映画と統合し、誕生したのが大日本映画製作株式会社(大映)である。
これにより日活は映画製作にひとまず終止符を打つ。
1954年に自社撮影所を新設し映画製作を再開。
当初は東宝・東映・松竹・大映・新東宝の五社協定に入れてもらえず、スタッフやスターの確保に苦労した。そんな中、石原慎太郎原作の「太陽族映画」や《日活ニューアクション》と称したアクション映画がヒット作になった。
1971年から、業績悪化の対策としてポルノを扱った《日活ロマンポルノ》に路線転換。有力な人材を排出するが、やがてアダルトビデオの普及により廃れてしまい1988年に終了。
倒産・再建後の1997年から、経営母体はナムコ、インデックスと変わり、2009年からは日本テレビが筆頭株主となっている。
作品
映画
ハレンチ学園(同社にてTVドラマ化もされている)
ドラマ
大江戸捜査網(途中より三船プロ系に移管)