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2010年制作。

2011年1月29日、日本での一般公開が始まる。

日活配給。R-18指定。


概要編集

一人の小市民が凄惨な事件に巻き込まれ、家族もろとも転落していく様を描いたサスペンスホラー

スプラッター映画。

1993年に実際に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとし、ペットショップ熱帯魚店に変更した上で、園監督特有の脚色がなされている。

でんでん演じる村田幸雄は、上記事件の犯人と園監督が以前出会った怪しい人物像の複合体だという。


第36回報知映画賞・監督賞(園子温)、最優秀男優賞(でんでん)受賞。


成年向け漫画雑誌『ナマイキッ!』(竹書房)2012年1号より、スピンオフとなる漫画『熱帯魚のはらわた』が連載開始。全10回予定。

STORY:ヒロモト森一/ART:はらざきたくま


あらすじ編集

小さな熱帯魚店を営む社本信行は、前妻と死別し、若い妙子と再婚した。

前妻との間にできた娘の美津子は妙子と折り合いが悪く、家庭の食卓は冷え切っていた。

趣味プラネタリウムに没頭しながら、それでも社本は、いつか和気藹々とした家族になる日を夢見ている。


ある日、近所のスーパーマーケットで美津子が万引きをしたという連絡を受ける。平謝りの社本と、反省のそぶりを見せない美津子。

そこをたまたま通りすがった村田幸雄が、口八丁で事態を丸く治め、社本は開放された。

フランクな態度でジョークを飛ばし、村田はあっという間に社本たちの心を掴む。そして、社本が熱帯魚店の店主だと知ると、自らも同業者であることを告げ、自らの経営する巨大熱帯魚店に案内するのだった。


村田の提案により、美津子は村田の店で住み込みのアルバイトを始めた。そして社本にも儲け話があると言い、ビジネスパートナーにならないかと持ちかける。不安を感じながらも断れない社本は、とりあえず商談に出席する。

そこには村田の顧問弁護士だという男と、クレームを申し出る顧客の姿があった。

そして、社本の目の前で惨劇は起こった。


キャスト編集

社本信行吹越満
村田幸雄でんでん
村田愛子黒沢あすか
社本妙子神楽坂恵
社本美津子梶原ひかり
筒井高康渡辺哲
吉田アキオ諏訪太朗

予告編編集


関連タグ編集

映画 邦画 園子温

サスペンス ホラー映画 犯罪 透明

R-18G シリアルキラー サイコキラー


警視庁いきもの係:でんでんがレギュラーキャストとして出演しており、ある回ではピラニアにまつわる事件で熱帯魚店がストーリーのメインとなったため、でんでん演じる元刑事の二出川が「俺も好きなんだよなぁ、熱帯魚。」と呟いていた。


外部リンク編集

園子温監督作品「冷たい熱帯魚」公式サイト

冷たい熱帯魚 - Wikipedia

埼玉愛犬家連続殺人事件 - Wikipedia

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