概要
主演は水野美紀。
1997年に渋谷区で発生した東電OL殺人事件が元ネタになっている。
映画の内容や水野のこれまでの清純派なイメージから脱却した役柄が功を奏し、興行収入は1億超えという同指定邦画では異例のヒットとなった。
あらすじ
ある大雨の日、ラブホテル街にぽつんと建っているアパートで女性の死体が発見される。その事件を追う刑事の和子は、幸せな家庭を持ちながらもずるずると愛人との関係を続けていた。彼女は捜査を進めるうちに、大学のエリート助教授・美津子や、売れっ子小説家の妻・いずみの秘密を知ることになる。
登場人物
- 吉田和子(演:水野美紀)
38歳。主に殺人事件を追う女刑事。表向きには仕事のできるいい女、家庭では夫と子供に恵まれた人妻。しかし、その美貌から夫の後輩に目をつけられ、夫がいない夜に唇を奪われ、屈辱的な犯され方をする。そして誘惑に負けてそのまま一夜を共にしてしまう。その後、夫に隠れて愛し合う背徳の快楽に溺れ、鍛え上げた肉体を年下の彼に捧げることを惜しまず、奴隷のようなサディスティックな調教を受ける。一家団欒を抜け出して男と会うことに何の罪悪感も持たない。ラブホテルの浴室で後ろから攻められているところを呼び出され、捜査の過程で、いずみと美津子に強くひかれていく。
- 尾沢美津子(演:冨樫真)
38歳。いかにして売春婦になったかは語られていないが、母親を憎悪し、その反発心で早くから売春を行っていた。昼間は大学教授で夜は売春を行っている。いずみを娼婦の世界へと誘う。
- 菊池いずみ(演:神楽坂恵)
30歳。ベストセラー作家の夫を持つが、亭主関白な夫にまるで奴隷のように従っているだけの生活に耐えきれない。騙されてAVへ出演し、初めは抵抗していたが徐々にその快感を得る。その後美津子と出会い、娼婦としての手ほどきを受ける。初めサラリーマンに犯されたときは激しく抵抗していたが、やがてすべての抑圧をはぎ取っていく。