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徳大寺ヒロミ

とくだいじひろみ

徳大寺ヒロミは漫画『ボンボン坂高校演劇部』のもう一人の主人公で本作のマスコットキャラクター。

概要編集

時計坂高校3年生の男子生徒で、演劇部部長。有名大物美人女優の鳳理津(徳大寺よね子)の息子。

2頭身で常人の半分以下の身長、太い眉毛(その内側がなぜか引き出しになっている)、ハート形の唇が特徴で「マユゲ男」と呼ばれることもある。

生まれた時は可愛らしい姿であったが、母による演技の猛特訓により毎日のようにハイヒールをぶつけ続けられた結果、現在のような容姿となった(ただし、撫出肩苦重重流の分析によって、男好きかつオカマであるのは遺伝子レベルにまで達していることが判っており、現実世界における性同一性障害である可能性もあるため、母親のスパルタ教育だけが原因とは一概に言えない)。

また、幽霊からも「妖怪じみた体」と評される。金銭や宝石などへの独占欲が強く、盗癖もある。戸籍上性別は男であるが、女優として育てられたために女子として生きており、言葉遣いは女性語を常用するオネエキャラクター。美男子好きであり、正太郎と出会ってからは彼に執拗に付き纏っている。

郷ひろみの風貌をデフォルメしており、母親との関係、元美少年、性的な面の奔放さといった点も基本線は踏襲しているが、一方で亀頭のような頭の形が設定上の性格とシンクロしている(ジゴロ的な面は後年高橋が生み出した伊達千蔵にも共通)。

正太郎く~ん

※左が本来の外見

人間離れした演技力を持っており、動物や物体(時には液体や気体にも)などさまざまなものに変装でき、それによって動物の言葉を理解することもできる(サルやナメクジなど多岐に渡る)。一度、演技の練習をサボり、だらけていた結果(本来の姿である)美男子の姿になったが、代わりに人間離れした能力は失われていた。直後にセーブした練習を試みるが、その時は右半身だけ2頭身というアンバランスな体になっていた。


眉毛は何にでも応用することができる。武器として使用する他、毛生え薬で眉毛を伸ばして羽として応用して空を飛んだり、引き出しにしたり、右と左を併せて携帯電話として使用することもできる。

ふざけてばかりのヒロミだが、こと演技に関しては真剣そのもので、その実力は、自身が(母親のコネで)出演したドラマの監督も認めるほどである。また、演技指導ともなれば、相手が正太郎であっても妥協を許さないスパルタぶりを発揮する。大道具といった物作りも大好きであり、寝食を忘れる程に熱中してしまう一面を持っている。しかし一方で、部費を自分の衣装代に着服しており、その行為は部の財政難の原因になっている。


悪巧みに関しては非常に頭が回り、正太郎を我がモノとするため日々策略を巡らせている。オネエキャラにしては珍しい外道な側面を持っている。また、真琴が張り倒した真琴ファンクラブ会員の中から自分好みの生徒をピックアップして「つまみ食い」している(本人曰く『漁夫の利』)。さらに真琴の誕生日には会員達が渡そうとしてぶっ飛ばされたプレゼントを片っ端からネコババしている。正太郎から地獄行きを警告されてもなお、蜘蛛の糸の伝説に因んだ屁理屈を弄し、まるで堪えなかった。


正太郎と真琴の絡みのみがシリアスタッチで描かれているため、公式カップリングはこの組み合わせだと思われるが、最終回で正太郎と真琴が結ばれた後も、ヒロミは正太郎を諦めておらず、その後がぼかされたまま連載が終了した。


関連タグ編集

ボンボン坂高校演劇部 愛すべき馬鹿 もう一人の主人公 天才 ホモ

ゲイ オカマ オネエ トランスジェンダー


地院家若美...後年に他誌で連載された漫画の主人公。オネエで妹がいる事と得意分野に置いては優れた才能と熱意を持っているのが共通している。

奈良重雄...同誌で連載されていたギャグ漫画の登場人物。ホモなのと作中で遠回しに同性との性的描写があったのが共通している。

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