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概要編集

1992年34号から1995年30号まで連載。読み切りを経て連載がスタートした。


あらすじ編集

時計坂高校一年・順菜正太郎少年は憧れの二年女子・日比野真琴に一目ぼれし彼女目当てに演劇部に入部をしたものの三年男子・演劇部部長である徳大寺ヒロミの毒牙にかかり自分がホモ(同性愛者)である部長と恋仲であると真琴に誤解されてしまう。


その上当人の真琴はどこか天然ボケ、しかも父親が他の女子と姿を一緒にくらまし捨てられた過去のせいなのか、典型的な男性恐怖症!


正太郎少年の悲劇、いや喜劇の始まりであった。


主人公・正太郎がヒロイン・真琴から同性愛者だという誤解を解くまでのストーリーであり、ギャグ漫画ゆえに元ぽっちゃり少女リサちゃんをはじめ次から次へと恋のライバル、変人奇人なキャラクターの登場、タイムスリップ、幽霊騒動、夢オチ、番外編・時代劇ストーリー展開などがてんこ盛り。

ギャグは同性愛の他、男装女子やSMやナルシストなどの特殊嗜好を中心に構成されている。

絵柄が著しく変わってしまったが、2010年に続編の読み切りが執筆された。


余談編集

ギャグ漫画ではあるが、正統派恋愛漫画の要素も持ち、一部のファンからはToLOVEる系統のラブコメだの、がきデカマカロニほうれん荘系統のギャグだの、萌え系にありがちな部活動がメインではい学園もの日常系などと囁かれており、ゾーニングに困る作品である。

純粋なラブコメ主人公の個性に乏しく、エロ以外の描写が乏しいケースが多いが、この作品はギャグのお陰で同性愛美化などの+αの要素が入っているため、一部の界隈では「ギャグ漫画だけどラブコメの代わりに読んでた」「純粋なラブコメよりも好きだった」という声がよく聞かれる(当時のジャンプは「女ばっかのラブコメ」以外はヒロインが男だらけのバトル展開でFOしがちであり、女主人公もののアンケも低かったため、ギャグ漫画で萌えの実験を繰り返していたという一説がある)。

作者曰く普段のSDの部長さんよりも、正体のイケメンの部長さんのほうが描きやすいらしい。

武装錬金よりも早かった、メインヒロインがおかっぱで一歳年上の作品でもある。

この作品よりも後の作品では、「同性愛の設定じゃないのに同性愛に見える絵面(特にホモ)」が多用されるようになり、ボン坂ほどではないものの、作中で突っ込みが入ったものもある(女性向けには負けるが…)。


関連タグ編集

週刊少年ジャンプ WJ

ジャンプ黄金期 90年代 1990年

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