がきデカ
がきでか
秋田書店の漫画雑誌「週刊少年チャンピオン」にて1974年44号から1980年52号まで連載された。
日本初の少年警察官、こまわり君と、彼が通う逆向小学校の同級生たちによるドタバタギャグコメディ。
変態少年警察官こまわり君が「死刑!」「八丈島のキョン!」「アフリカゾウが好き!」「アナコンダが逃げ込んだ」とかギャグをかます下ネタ漫画である。
下ネタ漫画なので、股間からツチノコだのペポカボチャだの大根だのといったものが、おびただしく登場するのも特徴である。実は作文に「赤い赤いおなごの下着 下着の中は想像想像」と書く主人公よりも、脇のかっこいいキャラクター西城君の方がスケベだったりする。
当時としては色々画期的な漫画であり、劇画調の画風で上記のような下ネタやシュールな一発芸を連発したり、
現在のギャグ漫画では当たり前となっているボケ役とツッコミ役を明確に立てたコント・漫才風のギャグを最初にギャグ漫画に持ち込んだ漫画ともされている(これは作者が吉本新喜劇に影響されたとも語っており、特に関西風のドツキ漫才チックなボケツッコミが目立つ)。
社会現象を起こすほどのブームを博し、チャンピオンの発行部数を飛躍的に伸ばし、がきデカの連載されていた期間は「チャンピオン黄金期」とも言えるほどの影響を与えた。
影響を受けた漫画家も奇人が多く、普通の漫画家は自分の作品について「まぁ 手塚治虫先生の影響はあるかな」くらいしか言わないものだが、本作の影響を受け、「コミュニティ(主に学校)の中に小さいバカが居て、これが暴走する」というフォーマットをやる漫画家は「いやぁあの山上さんのと言うか『がきデカ』には影響受けましたね」と堂々と言っている。また、リスペクトしすぎて、デビュー当時「山止たつひこ」というペンネームを使い、お巡りさん漫画を描いて山上先生に怒られた人もいるくらいである。
さらに、SF漫画家・星野之宣(『さよなら、レックス先生』)、『静かなるドン』の作者・新田たつお(『ガクエン遊び人』)など、ベテラン作家にも影響を与え、この手の漫画を描かせている。わけがわからないのはシロクマと従妹だからで、クロクマとはとこだったらもっとイってたかも。
1990年代に「がきデカ・ファイナル」なる、第2シリーズともいえる続編が月1連載という格好で連載開始。「~ファイナル」最終回はなんともシリアスな展開で幕を閉じてくれた。
テレビアニメは、1989年10月16日~1990年3月26日にフジテレビ(ほか)で放映された。ほぼ同時にOVAも作られたが、こちらは制作会社が異なり声優も違っている。時期や体制の異なる再アニメ化は珍しくないが、同時に異なる会社でアニメ化されたケースは当時大変珍しかった。ちなみにテレビアニメの制作はスタジオぎゃろっぷ、OVAの制作は大映映像。
過去に何度かパチンコ化もされた。さらに2000年代には『新がきデカ』なる新作が発表された。
タイトルは『中春こまわり君』は、小学館「ビッグコミック」にて2004年から不定期ながらもシリーズ連載開始。
第1話&2話は江口寿史、泉晴紀、元アシスタントの田村信による著である。
こまわり君達が38歳となり、こまわり君は妻子持ち。
こまわり君が普通の奥さんとはどういった経緯でしりあい結婚したかは今だ不明、息子もこれまた普通。(そのかわり義理の父親がかなりの曲者であった)
西城ヨシオも木ノ内モモ子と結婚し子供がいるという設定となっている。
一方、桃子の妹である木ノ内ジュンも結婚しているが
旦那さんはトラブルメーカーでかなり厄介事を持ちかけるという。
現在、単行本2冊が確認される。現在は2014年辺りより連載休止。
話の内容は、サラリーマンであるこまわり君が出張先で出くわす事件や
上司同僚らのトラブルに巻きこまれるといったサスペンス劇場さながらの大人のドラマみられる。
コメント
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すべて見る- 小説版「モナラボ」
伝説のあの駄作の登場人物を老舗ギャグマンガのキャラクターに置き換えてみた!
ネタ不足につき、今回は2024年3月10日の本編動画の登場人物を「がきデカ」のキャラクターに置き換え、そのキャラに寄せた内容で一部書き換えてみました。「温泉おしっこ」のあの回も、正直言ってこの程度の下劣さでしたねえ(しかもこれが今日の総集編にも出て来るとは)。。。3,782文字pixiv小説作品