作品情報
概要
くろば・U氏による漫画。『まんがタイムきららMAX』に連載。
同人ゲームサークル「SNS部」を主な舞台として、ゲーム制作やその他色々(比重の比率は読者の見解に委ねる)をしていく話。
『きららMAX』2016年3月号(1月発売)でアニメ化決定を発表され、2016年秋アニメとして放送された。
作者からは「単行本1冊で山場を作りたい」という事であり(3巻表紙イラストのコメントも参照)、
1巻 | たまちゃんが加わって初めてのゲーム制作 |
---|---|
2巻 | 突っ掛かる水葉と創作の悩み |
3巻 | 文化祭に向けての創作活動 |
くらいが各巻の山場、かもしれない。
5巻後半は特別編の「ステラのまほう SNS部の新作落ちました」。
2016年12月下旬に5巻を出しながら、帯に「冬コミ絶賛修羅場中!」と文字を入れたうえでの無慈悲な行為であった。
登場人物
括弧内はハンドルネーム
SNS部
- 本田珠輝(たまき)
CV:長縄まりあ
本作の主人公で、イラストレーター。
- 村上椎奈(村)
CV:村川梨衣
SNS部部長で、プログラマー。
CV:小澤亜李
椎奈の幼馴染で、シナリオライター。
- 藤川歌夜(Singna)
CV:悠木碧
SNS部とDTM研を兼部している。サウンド&ミュージッククリエイター担当。
- 池谷乃々(恋詩露咲るるな)
中学3年生(7巻からは高校1年生)で、声優担当。
- 百武照(teru☆)
CV:赤﨑千夏
SNS部設立者でOG。元イラストレーター。
イラスト部
- 布田裕美音(fudafuda)
CV:前川涼子
珠輝の幼馴染で、腐女子。
- 飯野水葉(watl)
珠輝をライバル視しており、勝気な性格で喜怒哀楽が激しい。通称「はーちゃん」。
CV:指出毬亜(きららファンタジア)
中学3年生(7巻からは高校1年生)で、乃々のクラスメイト。
高校3年生(7巻からは大学1年生)。
その他の生徒
CV:下地紫野
珠輝の同級生で、生徒会に所属している。
- 飯野夏(いなつ)
CV:大地葉
珠輝の同級生で、水葉の姉(同学年)。
登場人物の家族
あやめの弟達。
- 村上菫
CV:新井里美
椎奈の母親で、在宅SE。
- 藤川奏
歌夜の姉で、会社員。
- 裕美音の母
CV:関根明良
舞台
おもな舞台になるのは「私立星ノ辻中学高等学校」の高等部。中等部から高等部に上がった生徒と、よそから高等部に入った生徒とは、制服の細部や一部のカリキュラムが異なる。
校風の自由度が高く、部活動も豊富(「究極剣道ラグビー 光秀の会」なる謎の部活も……?)。
SNS部
星ノ辻中学高等学校の部活動の1つで、同人ゲーム制作サークル。部長は村上椎奈。
SNSといってもソーシャルネットワークは関係なく、「死んだ魚の目日照不足シャトルラン部」という正式名を略したもの。部員たちが挙げた単語をシャッフルして3つ選んだ結果、こんな名前になってしまった。
珠輝入学前年の夏、それまでさまざまな部活を渡り歩いていたテルが設立した部活。「部」を名乗っているが、書類上は同好会である。
テルが生徒会の知り合いの伝手で広い部室を確保していたため、新年度になってから問題視されてしまい、3巻で部室の存亡の危機に立たされる。
生徒会の槍居智亜からは「急ごしらえの部」呼ばわりされているが、実は他人の事はそんなに言えない。
ちなみに部室は255号室。コンピューターに詳しい椎奈には、きりのいい番号である。
イラスト部
こちらはイラストや漫画を制作する部活。編集長(部長に相当する役職)は槍居智亜(生徒会の書記と兼任)。裕美音や水葉が所属しているほか、椎奈も中学3年の春の時だけいた事があった。
5年前に漫研内の派閥争いで独立。智亜はこの当時からの部員である。当初は同好会だったが、智亜が部費を増やすために「生徒会の人とかけあってみます」という事で、自分がその「生徒会の人」になり、部に格上げさせている。
生徒会
智亜が第2書記を、マリカが自称「下っ端」をしている。テルの友達(同学年)の副会長がSNS部の部室を強引に確保したせいで、テルが智亜(当時は第7書記)と揉めてしまった。
5巻キャラクター紹介によると、書記のポストが15人あり、第4~第15書記が雑用担当とのこと。
DTM研究会
歌夜が兼部している部活。DTMは「デスクトップミュージック」の略。
部員は男子の方が多く、入ってきた部員の定着率が高い。新入部員の応対を歌夜がしているのでまあ納得。
文芸部
あやめが中学1年から高校1年までいた部活。「星屑のインテンツィオーネ(前編)」はこの当時の作品。
テレビアニメ
2016年秋アニメとして、TOKYOMX、AT-XおよびBS11、さらには毎日放送とテレビ愛知で放送。
アニメーション制作はSILVERLINK.が担当。
ストーリーは1~2巻に相当するが、珠輝と裕美音の過去の話を3巻から持ってくるなど、本筋以外の話は順番が前後する場合もある。
名前が魔法少女モノっぽく、歌夜の配役が配役なので、アニメ公式Twitterアカウントに
間もなく第3話放送です。誰も死ぬことはないので、安心してご覧ください。
と言われてしまう。ニコ生で放送時間の近い魔法少女バトロワを意識しているのだろうか?
製作スタッフ
監督 | 川面真也 |
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シリーズ構成 | 志茂文彦 |
キャラクターデザイン | 古川英樹 |
アニメーション制作 | SILVERLINK. |
主題歌
オープニングテーマ
「God Save The Girls」(第1話~第11話、OVA)
作詞:岩里祐穂
作曲・編曲:kz
ストリングスアレンジ:真部裕
歌:下地紫野
エンディングテーマ
「ヨナカジカル」(第1話~第11話、OVA)
作詞:黒木人生
作曲:ここのか
編曲:R・O・N
挿入歌
「プ・レ・ゼ・ン・ト」(第7話)
作詞:真名杏樹
作曲:小島航平
編曲:川田瑠夏
歌:下地紫野
各話リスト
話数 | サブタイトル |
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第1話 | スタート地点 |
第2話 | たのしい創作 |
第3話 | 伝導アイテム |
第4話 | スキルアップ |
第5話 | カウントダウン |
第6話 | そくばいかい |
第7話 | はじめての思い出 |
第8話 | デバッグなめたらダメだよ? |
第9話 | スキルアップその2 |
第10話 | 精密機械 |
第11話 | お困りですかお嬢さん |
第12話 | もう一度スタート地点 |
余談
タイトルについて、単行本1巻(アニメでは第5話)で、
・各人が素材(絵・CG/シナリオ/音/システム)を集めるだけではゲームの完成は困難。
・全体を統率する役職(スケジュール管理・雑用・マネジメント他)があって、初めてうまく回っていく。
・この現象を「星型(ステラ)の魔法」と呼ぶ。
と椎奈が説明しているが、星の頂点のうち2つが同一人物であるためか、原作ではあやめは「? うん」とあまり納得せず、4コマタイトルで「ムリヤリすぎない?」と突っ込まれている。
アニメでは、珠輝が入ってから初めてのゲームのタイトルも「ステラのまほう」になった事もあり、突っ込まれずにいい話扱いされている。
作内世界には「ピックシー」というpixivみたいなイラスト投稿サイトがあり、裕美音や珠輝も絵をアップロードしている。珠輝好みの「かっこいいおじさま」タグが付いた絵もあるのだが、現実のpixivでは(2016年10月現在で)そのようなタグは確認されていない。
関連イラスト
関連動画
PV第1弾
PV第2弾
関連タグ
NEWGAME!:出版社、舞台は違えどゲームの製作現場を題材にしている事等の類似箇所あり。きららファンタジアではどちらもサービス開始当初から参戦、共演している。
表記揺れ
ステま:略称