CV:日笠陽子
人物像
異世界にある人類種(イマニティ)の国家「エルキア」の姫。18歳。通称は「ステフ」。
亡くなった祖父(エルキアの先王)を慕っており、衰退の一途をたどる人類種の権威を取り戻す事を目的としている。
作中屈指の常識人で、エルキア一の大学をトップで卒業できるほどの学力と、コミュニケーション能力を持ち合わせていることから、けっして無能ではない。
空白兄妹と獣人種の初瀬いづなから「おいしい」と言わしめるほど、お菓子作りや料理が得意。
だが冷静とは言い難い性格で、心理戦や駆け引きに弱く、後先を考えず行動することも多い事からいじられやすい。
その為空と白兄妹と出会った頃はゲームにめっぽう弱く、ポーカーでもあからさまに表情が出やすかった。
以降も兄妹を始めとする各キャラから総じてナメられており、ゲームを挑んでは負けおもちゃにされたり、馬車馬のように雑務を働かされる等、姫君とは思えない扱いを受けている作者公認のギャグキャラ。ジブリールからは「ドラちゃん」とも呼ばれている。
だがそんな日々を送る内に、彼女なりの「吹っ切れ方」を否応なく会得してゆき、モブ程度なら相手にならないゲーム実力にも繋がっていくのだが……それはまた別の話。
その間抜けな弱者と見做されやすい性格は、囮や伏兵として抜群の適性があるという長所にも転じ得るため、重要なゲームでは本人も知らない内に勝利の鍵へ仕立て上げられている事もしばしば。
上記の通り空白兄妹に足りていないスキルを持っている為、空白の王即位後も空白はステフに国家運営のプロフェッショナルとして、政治を一任さぜるを得ず、ステフがエルキアの行政・立法を行っている為、ステフ自身は現在もエルキアの姫(統治者・支配者)の地位である。
余談
「おもちゃにされた」一例として、アニメ第5話における罰ゲームがあるが、これが奇しくもステフ=犬耳、というイメージを生み出すことになったとか、ならなかったとか。
また名前のステファニーというのは翻訳すると王冠という意味になり、『ノーゲーム・ノーライフゼロ』のコローネ・ドーラも同様である。