概要
「ラブライブ!」に登場する園田海未のテレビアニメ本編内での顔芸を題材、ネタにした作品を表すタグ。
主にアニメ版二期5話のポーカーフェイスが苦手な海未がババ抜きで敗北が決まった時の表情が用いられる。
どうしてこうなった?
現在でこそ海未=顔芸が定着しているが実はμ'sのメンバーのほとんどが顔芸が達者であるため、海未に限った事ではなかったりする。ではなぜ海未ばかりが顔芸キャラ扱いされることになってしまったのか?
海未の顔芸自体はアニメ一期1話からすでに健在だったがこの頃はそこまでネタにはされておらず、アニメ一期放送時は顔芸でいじられていたのはむしろ穂乃果やにこの方であった。それどころか二期放送直前までは番宣でにこの顔芸を映すなど公式もにこを顔芸担当として扱っていた節すらあった。
しかし実際に二期が放送開始後、番宣で先行公開されていた1~2話を過ぎた辺りから状況が一変。
4話でにこが妹たちに嘘をついていたことに対して見せた笑顔から一変したマジ切れ顔、そして上述の5話のババ抜きで見せた絶望顔のインパクトからネットでは大量のクソコラが作られるに至った。ちなみに5話は一期ではかなり扱いがぞんざいだった凛の主役回で凛が大きく株を上げたため完全に立場が逆転してしまった。
また5話最速放映時にスクフェスでやっていたイベントも丁度海未のスコアマッチイベントで、報酬の覚醒イラストがアイドルらしからぬ甲冑に身を包んだ衣装というこちらも別のベクトルでネタキャラ化が加速していた。
海未の顔芸キャラ化はその後もとどまる事を知らず、6話では凛の練習着を着ての半ばヤケクソなはっちゃけ顔、7話では穂乃果と花陽がダイエットのランニング中に密かに食堂に立ち寄り毎日黄金米を食べていた所を目撃した際の半ギレスマイル、8話ではメンバー全員(一部寝ていたが)で鑑賞していた純愛ドラマのキスシーンが迫ってきた際の過剰な怯え顔、と立て続けに顔芸を披露している。
とどめに最終話の卒業式で生徒会の仕事を忘れていた穂乃果に対するマジ切れ顔を披露する始末に終わった。
そして劇場版では予告映像からもお察しの通り、負けず嫌いな海未は修学旅行でババ抜きに負けた事を引きずっておりニューヨークのホテルでもことりにババ抜きをリベンジ。しかし相変わらずポーカーフェイスが下手な海未は勝負に負け、TV版ほどではないものの顔芸を披露している。それでも余程根に持っていたのか海未は何度もやり直しを要求し、結局海未が勝つまでことりはババ抜きに付き合わされるのだった…(その後海未が勝てたのかどうかは不明。ババ抜きなのだから、勝つことが容易であるならば逆にことりがわざと負けてあげることも当然可能である筈なのだが……)
実は海未の顔芸はアニメが放送される以前からあり、1stライブでも流されたミニドラマ「レッスン開始!」で自由気ままにダンスがしたいと主張する凛に対し物凄い形相で威圧するシーンが存在する。ある意味このシーンが今後の扱いのフラグだった…のかもしれない。
海未がここまで顔芸キャラとして扱われる理由にはそもそもラブライブ!のコンセプトが二次(キャラ)と三次(声優)の融合だからというのも考えられる。故に完全にではないがμ'sの担当キャラに中の人の特徴が取り入れられるのは珍しいことではなく、顔芸が達者な中の人の三森すずこの要素をそのまま取り入れた結果こうなったのだろう。
とはいえ、一期終盤のこともあり多少キツいお方というイメージがついていた彼女がろくな名誉回復も為されぬまま、二期でギャップ萌えに収まらないレベルで度が過ぎていたと思われるほどのギャグ要員として扱われてしまった上に、最後の最後までソロもセンターも単独メイン回すら一度も貰えていないことに対して強い不満を持つ海未ライバーは多いようで、”海未ちゃんは不憫”の過去記事ではpixiv百科記事でも稀に見る恨みつらみに満ちた内容と化していた時期があったほどである。
海未ちゃんは犠牲になったのだ…スタッフの悪ノリ…その犠牲にな…
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余談
気持ちが顔に出たせいでババ抜きに敗北し続けるシチュエーションというのは、これよりずっと前に津上翔一=仮面ライダーアギトも演じている。同じく変顔も見られるシーンであり、ニコニコ動画では比較映像まで投稿されている模様なので、チェックされたい。
また、海未ちゃんと似たような事を某国民的漫画のガキ大将も主人公に将棋でやっている(知りたい人はコミックス44巻の「腹ぺこのつらさ知ってるかい」を読んでみよう)。
ガキ大将と全く同じことをやってる海未ちゃんェ……
ババ抜きとは無関係なシチュエーションだが、『ラブライブ!スーパースター!!』の葉月恋(11話)、更には主人公の澁谷かのん(12話)も海未とそっくりの変顔を披露したことがある。
『にじよん』のアニメ版第7話において鐘嵐珠がババ抜き中に表情を出してしまうシーンが登場。ついに真の後継者が誕生してしまった。
パロディ(?)
週刊少年ジャンプ作品である『夜桜さんちの大作戦』の原作及び単行本8巻収録の作戦65では、老舗ケーキ店の限定品「雪ちゃんスフレ」が残り一個になった際、太陽と六美が互いに食べさせてあげたいという尊重さからババ抜きで負けた方が食べさせてあげるというズレた勝負が幕を開けた。……のだが、互いが互いに顔に出すぎていることもあり(この際の六美ならまだともかく、太陽がかなりの顔芸を披露していた)、中々勝負が決まらず、最終的に引き分けとなって、もう一個の雪ちゃんスフレを七悪が買ってきたことで一件落着となった。