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群れなせ!シートン学園

むれなせしーとんがくえん

サイコミで連載された、山下文吾の漫画作品である。テレビアニメ化もなされている。
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あらすじ編集

人間と知性を持った動物が共存している世界にある学校「シートン学園」に通う唯一の人間のオスで、大の動物嫌いの男子生徒・間様人(まざま じん)と、彼を無理やり自分の「群れ」に引き入れたオオカミの少女・大狼ランカを中心としたドタバタコメディ(たまにラブコメ)である。


この世界における動物の扱い編集

ちなみに擬人化された動物は男は獣人(動物が立って服を着ただけ)スタイル、女は獣娘(ケモ耳と尻尾がある以外はほぼ人間)スタイルで、学園内の教職員は恐竜竜)。

また、動物豆知識が豊富にちりばめられている。

生徒は哺乳類が殆どである。教師が哺乳類以外の生物なので、無脊椎動物や哺乳類以外の生物も一応は人間のような知能を持っている世界観である事が窺える。


ちなみに学園内では学食として肉や虫が出されており、家畜の概念も存在する様子。一方で、家畜とされる動物もこの学校に通っている(この為、人間は肉を焼いてもらうなり、弁当を持参する必要がある)。

また、上記のように絶滅動物が生き残っている為、時々重いテーマを扱う事も。

この他、我々の世界と同じように知性を持たない生き物もいる事が判明している。ユカリが獲った魚やミツオシエなど。どうやら哺乳類以外がこういう設定らしく、あくまで教師陣がイレギュラーすぎるのかもしれない。他の作品では比較的擬人化されやすい爬虫類や鳥類、両生類も例外ではないらしい…と思われていたが、実は節足動物は知性を持っているらしい事が判明しており、『私立ファーブル学園』という学校に所属しているようだ。

そのうち、哺乳類以外の生物も知性を得た存在として登場する日も近いかもしれない。


分校のシー学園に在籍するクジラ目の男子はモデルそのままの姿で、女子は人魚型ではなく、尾びれが臀部から生えた人型の姿をしている。この為、女子は陸上でも問題なく活動できる(シー学園は海獣のみ在籍しており、魚や無脊椎動物の生徒はいない模様)。

別にクジラ目のキャラクターが足を生やすことはなんらおかしいことではなく、先祖が陸上で暮らしていた名残で先祖返りで足が生える事もある。

また、シー学園は機能性重視のため水着が制服となっている。


絶滅種も普通にいる世界観であるが、区別の為に目は死んでおり、口調に生気が感じられないのが特徴。ただし、絶滅認定が撤回された種は目のハイライトが戻る事がある。(バーバリライオンなど)


登場人物編集

シートン学園・料理部編集

間様人(ジン)

CV:石谷春貴山根綺(少年時代)

主人公。シートン学園に通う、唯一の人間の男子。クラスメイトのヒトミに恋心を寄せている。

かつては動物好きだったらしいが、昔クマに絡まれていた狼の女の子を助けようとして、逆にボコボコにされ、それがトラウマになったせいか、それ以来彼は大の動物嫌いになってしまった(ちなみにその時の狼がランカである)。

他の動物達を「ケダモノ」「クソ○○(種族名)」呼ばわりするなど、動物は人間扱いしないレベルの動物嫌いである。

しかし、その割に動物に対して博識な面があり、シマウマの系統を言い当てて見せた事も(つまり、動物に対しては理解のある性格と言う事になる)。その上面倒見の良い所がある為、メスの動物だけでなく、オスにまで好かれる羽目に。

幼少期に無謀にもクマの群れに挑んで返り討ちにあった経験からか、動物と戦うような事態になれば文明の利器や知恵、投擲力などの人間の特性を活かして立ち向かう。一応、種族は人間ではあるものの、ヒグマのパンチを食らってかすり傷で済むぐらいには頑丈である。

名前の由来は「人間様」のアナグラムから。


大狼ランカ

CV:木野日菜

メインヒロインであるの女の子。体格はかなり小柄。

ぼっちだったが、食堂でジンに少し優しくされたことから彼を気に入り、自分の群れに入れようとする。その後は結果的に料理部部長となり、念願の群れを手に入れた。ただし、「料理は愛情でなんとかなる」という言葉を真に受けている事から、食材を洗剤で洗う等、作ったものにモザイクがかかるほど壊滅的な料理スキルの持ち主。

狼がイエイヌの祖先とされる為か「種族の違う動物同士でも群れを作れる」という理想を掲げており、実際どんな動物とも分け隔てなく仲良く接しようとする(ジンとは一見対極ながらも、根底の思想は共通しているとも言えるだろう)。

狼と人間の生態が異なる為か、(人間の価値観からすれば)行儀が悪く、空気の読めない面があり、当初はジンやヒトミに対しては何かと突っかかっていた。走り去る時は四足歩行になる。

ジンたち群れのメンバーにはオオカミ特有の舌によるスキンシップ(狼の中でも最上位のスキンシップ)を図ろうとするため、ジンには度々煙たがられている上にイヌ呼ばわりされる。この為、アニメの解説でも犬と狼の生態の両方が解説される事も。

マジギレすると毛が逆立ち、牙と爪が伸びるが戦闘力は他の狼と比べても極端に低い。しかし、パンをビビらせて放心状態にするぐらいの気迫はあるようだ。

所属する学校名から、「狼王ロボ」に登場するロボの妻・ブランカがモデルと思われる。


牝野瞳(ヒトミ)

CV:宮本侑芽

シートン学園に通う唯一の人間の女子。

「♀」マークの髪飾りを付けており、ジンの想い人。おしとやかで人当たりや面倒見も良く、この作品における数少ない常識人。

料理が好きで、私有の調理器具を持ち寄り、調理実習室を部室に料理部を立ち上げた。

また、本人の意思とは無関係にあられもない姿を見せてしまう為、「発情期ちゃん」などありがたくないあだ名を頂いている(人間の生態に擬えたあだ名といえばそこまでだが)。

名前の由来はそのまんま「人間の牝」。


子守ユカリ

CV:久野美咲

コアラの女の子。

食糞癖以外は常識人であり、巨乳。話中の「だ行」の音がことごとく「ら行」に置き換わる(例:「です」→「れす」)。これはアニメに限らず、原作漫画の吹き出し、果ては吹き出しに振られたルビに至るまで徹底している。

ちなみにコアラは親の糞を食べてユーカリの消化に必要なバクテリアを継承するので彼女のみの特殊嗜好ではない。一応はユーカリ以外のものを食べてみたいという欲求はある。ちなみに食糞嗜好に目覚めたのはランカのダークマターを食べた為。本人が幼少期時代に好んで食べていたが、名前を思い出せない食べ物とは正に糞の事である。

比較的人間にかなり近い女子生徒とは異なり、母親を含めて鼻がコアラに近くなっているのが特徴。

ちなみに母親はかなりの美人だが、食糞のことに関してはあまり触れて欲しくない模様。

料理スキルに関しては調味料の分量が適当かつ火を扱うのは怖がるものの、料理の腕はそれなりに美味い。ただし、パスタにユーカリの葉を入れるなど食糞に目覚める前から料理の天災の才覚は現れていた(一応、加熱すればユーカリの毒性は消えるらしいが、人間が食べるには危険すぎるらしい)。

火を怖がるのは単純に獣が火を怖がるからというよりも、オーストラリアは山火事が発生しやすい条件が整っているからだろう。

コアラ故にひ弱かと思いきや、握力が1tある為、ゴリラとの腕相撲対決では圧勝しているほど戦闘力は高め。

名前の由来はコアラの生態(子守)とユーカリから。


獣生ミユビ

CV:小原好美

ナマケモノの女の子。人間以外の動物で一番人間の女性に近い外観をしている。しかも結構可愛い。

初登場時は全身がコケまみれでそのコケを食べている。ナマケモノゆえに行動は極めて遅く、いつもジンにおぶってもらって部室へ移動する(具体的にはカブトムシより遅い)。

郊外ではユカリらがカートを使って移動させている。

変温動物であるナマケモノの特性故に死にかけやすい。(作中では運動をした、人間向けの料理を食べた、風呂に入ったなどの理由で死にかけている)。

しかし、自室はスポーツ用品で埋め尽くされており、曰く自分に合ったスポーツを探しているのだとか。彼女は泳ぎが得意なのだが、集中力を削がれると溺死しかける。

心拍数が上がるとフタユビナマケモノよろしく行動が素早くなる特性があるが、やっぱり死にかける。

名前の由来はミユビナマケモノから。


猫米クルミ

CV:徳井青空

(ラグドール)の女の子。

学園随一のアイドルであり、その美貌と愛嬌から何をしても許される存在であったが、自分のワガママをピシリとはねつけた上に尻尾の動きから自分の本心を見抜いていたジンと料理部にむしろ好感を持ったらしく、幽霊部員として気が向いたら出向いている。

喉を鳴らして対象の養育本能を刺激して洗脳する能力を持つが、ジンとランカには全く効果がない。

名前はぬいぐるみに由来している。


苺苺(メイメイ)

CV:芹澤優

ジャイアントパンダの女の子。

VIP待遇でやってきた、中国からの留学生。

クルミ以上に我儘で自己中心的であり、自分がちやほやされるのが当然だと思っていたが、彼女もまた全ての動物を平等に差別するジンと出会って変化した。というか、生まれて初めて冷たくされ、「クソパンダ」と呼ばれたことによってドMに目覚めた。


風風(フォンフォン)

CV:齋藤彩夏

メイメイの付き人兼ボディーガードを務めるレッサーパンダのオス。


吸森チイ

ナミチスイコウモリ、いわゆる吸血コウモリの女の子。

生き血を吸うのを嫌って血液パックで食事を賄っており、それを咎める両親に鍛え直す目的でシートン学園に入学させられた。

ヒトミの可愛いお弁当に憧れを持ち、またジンの血を吸おうとしたことがきっかけでジンの作ったレバームースのタルティーヌを食べさせてもらうも吸血コウモリは味覚が退化しているため味がせずに絶望する。

その後吸血コウモリについて調べたジンに梅干しを食べさせてもらい、吸血コウモリにも味わえる料理があることを教えられる。

料理関連で親切にしてもらったことと、血を吸うのが怖いのではなく他者を傷つけたくないのであり、それは悪いことではないと諭されたことからジンに好意を持つ。


シートン学園の生徒編集

馬縞クロエ

CV:青山吉能

シマウマの女の子。

初登場時は校内最大勢力であるウマの群れのリーダーであり、ジンらには高圧的に接していたが、ジンに「シマウマは馬じゃなくてロバだろ」と指摘された上、証拠を示すために大勢の生徒の前でスカートをめくられて縞パンの尻を晒されるという屈辱を受けた挙句、 冴えないロバの群れに移籍を余儀なくされた。以後は新たな仲間と仲良くやっている様子。

アニメ版ではマイルドな描写になっており、馬からは(ロバの仲間であっても)『気にしない』と言われるぐらいには慕われていた模様。


ロバ

眼鏡を掛けた二匹のオス。一見オタク然としているがノリはやたら軽い。トレーディングカードゲーム『マジック・ザ・ドンキーズ(MTD)』の熱狂的な大ファンで、クロエにも勧め、カードマスターへの道に歩ませた。

二匹ともクロエに想いを寄せているが、気付いてもらえない。

こうしたキャラクター性にはロバの良く言えば駆け引き上手、悪く言えば保守的な性格に由来しているものと思われる。

オタク系の外見故に運動が苦手かと思いきや、寒冷地で高速で動けるぐらいには体力がある。


肌野ミキ

CV:田村ゆかり

ハダカデバネズミの女の子。

生徒会長であり、質実剛健でまじめな性格。しかし、種族特有の価値観である「服を着ていることは破廉恥、裸が健全な姿」との信条から、生徒会室などの他者の目がない場所では下着姿で過ごし、地上では服を着なくてはならない羞恥心に耐えながら職務に励んでいる。ミキ視点では服にモザイクが掛かるほど。

取り巻きであるオス個体達も他者の目がない場所では皆ブリーフ一丁の姿で過ごしており、女王であるミキを崇拝しているが、天敵であるクルミに遭遇する度に弄ばれている。彼らは主に密偵を担当しているが、情にもろい性格である。

本来、ハダカデバネズミとは真社会性生物である為、オス個体は全て役割は決まっているが、ミキ本人は冷酷な性格という訳ではなく、クルミに弄ばれている際には本気で心配するなどお互い強い絆に結ばれている。


獅子野キング

CV:杉田智和

ライオンの男子生徒。黒く大きなタテガミを持つものがモテるライオンの社会における『フサメン』である為、勢力の大きいプライドを築いている。

基本的に狩りや玉座の移動などは取り巻きのメスが担当しているが、本人も戦闘力が高く、怒ると毛が逆立つ。

しかも、後述する通り、愛する者を守る為ならばボスを降りる覚悟を持ち合わせるほどの漢でもある。

インパラのシホに対して恋慕していた為、アタックを仕掛けるも悉く失敗しており、この所為で落ち込むとハゲになってしまい、メスたちからは惜しまれている(アニメではトラブルを避けるためにタテガミを自ら切り、プライドを解散。メスたちもあっさりプライドを出て行ったが、「タテガミ伸びたら教えて」と言われるぐらいには人望があった模様)。

紆余曲折の末に発情期ではないとの理由で付き合う事自体は一旦は断られてしまうが、今では事実上の交際関係になっている程に進展した。

自然の摂理に反する「不自然異種族交遊」に対しては「シホへの気持ちは自分から自然に出たものだから不自然ではない」という考えを持っている。

ちなみにメスのライオンにはタテガミがないが、擬人化の都合上、ロングヘアやショートヘアまで様々な髪型のギャル系美少女が登場している 。


伊原シホ

CV:高野麻里佳

インパラの女の子。

陸上部所属で、キングから好意を寄せられている。

当初は発情期でないことを理由にキングからの告白を一旦断るものの、キングの人柄に惹かれ、交際を始める。その後は両想いの関係まで辿りつき、ゾッコンといえるまでに至るが、なんだかんだと邪魔が入り一線は越えられずにいる。


斑刃イエナ

CV:津田美波

ブチハイエナの女の子。

オレっ娘で、男子の制服を着て男子っぽい髪型をし、自分は男だと主張している。

ジンにハイエナはメスにも付いていることを知らされるまで実は自分にペニスがあることから、最初は本気で自分を男だと思い込んでいた。


猿原パン

CV:朝日奈丸佳

チンパンジーの女の子。

知能が高いため頭の切れは早いが、他の動物を見下しており、特に人間のジンには同族嫌悪を抱き、「アホロートル」と挑発する。

作者の前作品の主人公の天使と並ぶゲスインで、同じ群れのオス(CV:若林佑)からも清々しいまでのゲスと評されている。


長鹿ネク&長鹿キリ

CV:市川蒼(ネク)、高尾奏音(キリ)

二人そろって変わった性癖を持つキリンの兄妹。

兄のネクはキリンの中でも図抜けたプレイボーイだが、普通の恋愛では物足りなくなり、アブノーマルな恋愛を求めてジンに想いを寄せるようになる(ユビル曰く「性欲の化け物」)。

妹のキリはショートヘアでスレンダーな長身の美少女だが、BL趣味を隠そうとしない生粋の腐女子であり、兄の恋路を応援しているものの、兄がジンに拒絶されている場面ですら妄想して楽しんでしまっている。


鏡マナコ

CV:佐倉綾音

メガネザルの女の子。ちょっとでもストレスを感じると、自ら木に頭を叩きつけて自殺する習性をもつ。メイメイのファンであるが、彼女と面と向かうと緊張のあまり自殺してしまう。その後、料理部の面々に温かい言葉を投げかけられ、悔いのなく自殺しようとしたところをミユビが身を挺して阻止する。なお、明るい場所では黒目が点のように小さいが、暗い場所では別人のように黒目が大きくなる。また、自分の身長の25倍もの距離を飛べることを活かし、陸上部に入った。


穴蜜テル

CV:本多真梨子

とことんマイペースなラーテルのメス。

ラーテルの生態により防御力が異常なほどに高く、黒森の全力でもダメージを与えることができない程の鉄壁さを誇る。それ故に物理的な意味で極度の鈍感であり、幼少期にやんちゃな猛獣達から周囲が引くほどキツめのイジリを受けていたが本人は「自分は誰にも構ってもらえない」と気付いてすらいなかった。学園入学後、不良のヒグマ達に絡まれていた(本人に自覚なし)ところを偶然通りかかったフェリル達に助けられ、「初めて誰かが自分を構ってくれた」という感動から、オオカミになりたい一心でフェリルの群れに入れてもらおうと押しかける。が、空気の読めない天然さのためにランカに危害を加えてしまい、激怒したフェリルの一撃を食らうも軽傷で済み、それどころか初めて「痛み」を感じられたことに喜んでいた。その後、フェリルのシスコンっぷりとランカの勘違いが幸いし、晴れて加入を認められる。

メスではあるが、妹分はランカ以外不要との信条から、フェリルの群れで行動する際はオス達と同じ学ランを着用している。


星野ハナ

CV:長谷川育美

ホシバナモグラのメス。

地下寮に棲んでいるが、記録的大雨で地下寮が水没してしまったため、一時的にヒトミと寮の部屋をシェアすることになる。


シートン学園の教師編集

現生生物の先輩という立ち位置からか、全員絶滅生物になっている。まさに先に生きた者と書いて『先生』である。そして殆どの先生達は怒らせると非常に恐ろしいため、本気で怒らせれば命の保証はないという。


寺野ギガス

CV:玄田哲章

ティラノサウルスの先生(123歳)。

ジン達のクラス(1年1組)の担任(担当教科は歴史)。生徒達のことを「クソ哺乳類(ガキ)」と呼び、怒ると「絶滅したいかね?」と脅して(経験者が言うだけに重い発言である)喰い散らかそうとする非常に厳しい性格かつフェリルと互角を争うほどの戦闘力を持つため、ヒグマのような大型肉食獣の生徒達からにも恐れられている。

なお、声はコンボイなのだが見た目がメガトロンなのはご愛嬌。

ナレーションを務めるのも彼である。


荒本

CV:津田健次郎

アラモサウルスの先生。普段は穏やかだが、怒ると踏み潰そうとする。

元ネタが元ネタ故に校舎に入りきらない。

恐らく数ある雷竜の中で彼が選ばれたのは隕石衝突後もしばらく生き延びた恐竜だからだと思われる。


野戸

プテラノドンの先生(担当教科は体育)。怒ると目玉を突こうとする。


三角

トリケラトプスの寮長先生。怒ると串刺しにしようとする。

名前の由来はトリケラトプスの語源(三本角を持つもの)。


桑野

CV:津田健次郎

イグアノドンの校医。


天野カロリス

CV:龍田直樹

アノマロカリスの学園長。水棲生物なので水槽に入っているが、ランカに水槽を壊された挙句、食べられそうになったりする苦労人。

何気に珍しい無脊椎動物枠である。


その他の生徒・関係者編集

大狼フェリル

CV:田野アサミ

狼の巨群を束ねるボスにして、ランカの姉。

生まれが北国である為か、ランカとは対照的に4mを超える長身と怪力を持ち、ヒグマのような大型肉食獣すらまるで相手にならず、教職員の恐竜達とも渡り合ってしまうほどの強さを誇るが、妹を溺愛する病的なシスコンで、ランカのことになると周りが見えなくなる。

名前の由来は北欧神話の終末に現れる巨狼フェンリルから。


黒森ウルフ

CV:柳田淳一

フェリルの群れのナンバー2で、右腕を務めるシンリンオオカミのオス。

フェリルに忠誠を誓っている硬派な不良(3留中の20歳)。しかしフェリルが異常に強すぎるため目立たないが実力は備えているため、配下の狼達からもなんだかんだで慕われている。

名前の由来はそのまんまドイツの黒森と狼(英:wolf)から。


クマ

度々物語に登場する動物で、ジンが動物嫌いになった原因。

学園にのさばる不良生徒として登場するが、寺野先生をはじめとする教職員の恐竜達やフェリルの足元には及ばないかませ犬ならぬ、かませ熊である。

幼少期にランカをいじめた三匹は見た目はそのまんま熊である事からオスである事が窺えるが、赤い服を着たぬいぐるみのようなデザインとなっており、リアル調のオス達と比べて異彩を放っている。

ヒトミ(原作ではウサギ)を襲ったコディアックヒグマも奇しくも三匹で行動しており、ジンに熊除けのスプレーを浴びて悶絶するも、水道で洗い流すなど熊の学習能力の高さを窺わせる描写も存在する。この世界の動物達が文明の利器を扱えるだけあり、中々に厄介な性質であると言える。と言っても寺野先生が抑止力になっているおかげでそこまで脅威にはなっていない。


姉谷アン

CV:上坂すみれ

私立ダーウィン学園の女子生徒。ネアンデルタール人であり、自分たちの種族を滅ぼした人間を滅ぼそうと企んでいる(生存競争に負けたなど諸説ある)。かなりの食いしん坊であり、いつもお腹を空かせている。料理部に潜入したときには、ジンに彼が好きだと勘違いされたり、ヒトミとお風呂に入ったときには空腹で倒れたりと、人間を滅せないままでいる。ヒトミの優しさに触れ、彼女に強い感情を抱く。


安藤アンドリュー

CV:楠大典

アンドリューサルクスのオス。

3.8mの体格と84cmの大きな顎を持つ外見に反して臆病な性格。人間に滅ぼされたわけでもなく恨みもないため、なんとなく合わせていただけ。ジン達人間が居る群れを襲おうとするが、EX団で唯一人間と生息期が被らなかったため人間と他の動物とを判別できず、ジンに騙されてイエナやチンパンジーの群れを勘違いしたまま脅して返り討ちにあう。その後、シ-トン学園に関わることを恐れてEX団から脱退する。

人間にやられてEX団に会わせる顔がなくてうろうろしてたとき、地下迷宮で楽しそうにしている動物たちをおどかしていた。人間に恨みはないが、ジンのことは嫌っている。マンと再会し今でもEX団の仲間だと言われ、EX団に復帰する。


芭張アトラス

CV:津田健次郎

バーバリライオンを人間に絶滅させられたと思い込んで人間に恨みを抱いており、人間のジンを襲い絶滅させようとするが駆けつけたキングと交戦することになる。体格差からキングを圧倒し、続いてジンのために駆けつけたユビルと長鹿兄を瞬殺するもシホにも暴力を振るったことからキングが怒りで覚醒。さらにジンからバーバリライオンは実は絶滅していないことを教えられて歓喜した隙を突かれてキングに敗北。その後は温和になる。フサメンであることで、キングのハーレムだったライオンのメス達からモテており、「バーちゃん」と呼ばれる。


揚揚(ヤンヤン)

CV:新井里美

ミスメスにおいてヒトミと勝負する。そのミスメスの一環として大食い勝負があったがユカリの作ったウサギの糞使用というおぞましい料理をそれと気づかず完食し、真実を知らされ放心する。その後、糞料理が病み付きになってしまう。


輪島コマンドルスキー

CV:伊原正明

ベーリング海に生息していた大型のカイギュウ類で、人間による乱獲で発見からわずか27年で絶滅したため、人間に強い恨みを抱いている。

ボスを裏切り歯向かったアンを襲おうとするが、ジンが転がしたビー玉に足元をとられ転倒して戦闘不能になる。アンやマンが人間への態度を改めた後も、絶滅させられた恨みを持ち続ける。

料理部のメスたちがダーウィン学園を見学しに来たとき、人間への恨みを捨てられずヒトミに冷たい態度を取っていたが、ヒトミがプールで溺れたマンを助け、人間として絶滅させたことを謝罪されたことで徐々に気を許し、酢こんぶをお土産で貰い美味であったことや哺乳類でコンブを食べるのは人間とステラーカイギュウだけだと聞かされ、人間のヒトミに心を開き、穏やかな眼になる。


氷下マン

CV:金田朋子

ケナガマンモスのメスのEX団ボス。

低周音波を使って相手の脳内を通じて会話できる。人間に滅ぼされた強い恨みから、アンなどの同じ運命を辿った絶滅種を集めて同盟を結成する。小柄ながらもイエナを簡単に失神させられるほどの怪力の持ち主。アンにヒトミを攫うよう命令するものの最終的に断られる。人間のジンを自らの手で絶滅させようとするが、アンの手刀で気絶させられ阻止される。人間(主にヒトミ)の優しさを知ってからはヒトミの部屋に泊まるほどの仲へと進展するが、イエナからは警戒されている。


シー学園の生徒・教師編集

白海カナ

CV:岡咲美保

シー学園に通うシロイルカの女の子で、眼鏡っ娘臨海学校でやって来た料理部と知り合う。

本人が本気で泣いていても、他人からは笑って見えるとの事。

バンドウイルカほど動きが機敏ではない為、シンクロ部には入れてもらえず、軽んじられていた。

喉を使って歌っていた事から、あまり歌は得意では無いように思われていたが、彼女の真価はメロン体を震わせて歌うことにあり、ジンにアドバイスされると歌姫レベルにまで急成長した。

ちなみに本人はメロン体を使う方法を知らなかった様子。


板東ルカ

CV:衣川里佳

バンドウイルカの女の子。頭にイルカの背びれとお尻に尾鰭がある。

シロイルカであるカナを頑なにシンクロ部に入れる事を拒んでいる。

非常にクールな性格だが、半休睡眠で右脳が目覚めると女性口調を使うオドオドした優しい性格へ反転するが、実は彼女の本質は変わっておらず、カナの入部希望を断ったのも悪意からではなく、彼女なりの気遣いから来ている(つまりいつもの人格は論理を司る左脳がベースという事になる。また、どちらの脳がベースかで髪の位置が変わる)。

カナの歌に感化され、カナの歌こそ自分たちが新しい高みに至る為に必要な物だと確信し、入部を認める。


大場ニア

CV:津田健次郎

オパビニアの学園長。貴重な無脊椎動物枠その2。


余談編集

  • 風紀委員会のポスターに作者の前作『キュピコ!』の登場キャラクターであるティコのイラストが描かれている。

テレビアニメ編集

2020年1月からTOKYOMXサンテレビKBS京都アニマックスBS11で放送。

アニメーション制作はStudio五組


制作に当たっては、群馬サファリパークや千葉市動物公園といった動物園の協力を得ている。


関連イラスト編集

センシティブな作品ミユビ


関連動画編集

PV1

PV2

ニコニコ版はこちらから


関連タグ編集

サイコミ 山下文吾 シートン 獣娘 獣人

キュピコ!(←作者の前作品)(作者の後作品→)エドデッド

けものフレンズ:同じくアイキャッチにモデルとなった動物の映像を使用している。

さばげぶっ!:同じく玄田哲章がインパクトのあるナレーションと解説を担当している。

津田健次郎:アニメ版でよくモブの声を担当している。

異種族レビュアーズ:同じ週のアニメでまさかのふたなりハイエナ被り


関連リンク編集

テレビアニメ公式サイト

テレビアニメ公式ツイッター

「山下文吾」のプロフィール [pixiv]

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