"甘辛パーソナリティ"
プロフィール
誕生日 | 10月27日 |
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学年・クラス | 花咲川女子学園高校・1年B組→2年A組(アニメ2期・メインストーリー2章)→3年A組(メインストーリー3章) |
担当 | キーボード |
使用機材 | Roland JUNO-Di |
イメージカラー | 白→ヘリオトロープ(同名の花に由来する色で、ピンクがかった紫色。「BanG Dream! First☆LIVE Sprin' PARTY 2016!」以降、こちらに変更された) |
身長 | 152cm |
好きなもの | ゲーム、香澄の歌、風呂 |
嫌いなもの | 日光 |
好きな食べ物 | あんみつ、玄米、ゆでたまご |
嫌いな食べ物 | ネギ |
音楽以外の趣味 | ネットサーフィン、盆栽 |
家族構成 | 祖母(万実)(祖母の存在はTVアニメ版・小説版の共通設定で、名前はTVアニメ版から。ちなみに小説版では父は他界しており、母や祖父については不明。祖父に関しては花園たえが姿を見せないことを理由に勝手に死亡扱いしていたが本人曰く健在とのこと) |
CV | 伊藤彩沙 |
「失礼。契約結んだんで」
「香澄は本当に、すごいやつなんです…。
香澄は今までいろんなことを成し遂げてきました!
周りが絶対無理だって言っても、香澄は全部やりきってきました!
そんな香澄がいたから、私達はここにいます。
ポピパとして、今、ここにいる!たぶん、あとちょっとなんです!
香澄なら……ポピパなら、絶対にできる!」
人物
質屋『流星堂』の孫娘で、家の隣の蔵を隠れ家にしており、小説では蔵の中に大量のゲーム機(主にレトロゲーム機)がある。
好きな食べ物や音楽以外の趣味、更にその家族構成から、おばあちゃん子の可能性がある。なお、小説版では父が市ヶ谷家の婿養子となっているため母方の祖母であることが判明している(TVアニメ版以降の設定は不明)。
戸山香澄をバンド活動へと導いたきっかけの人物。自身は幼い頃に習っていたピアノを習っていたが、中学受験を理由に止めている(高校とは併設体系となっている事も有、香澄は高校から入学)。
性格は人見知り・面倒くさがり屋で、その体型やツインテールという女の子らしい容姿に反すような男勝りな口調と毒舌の持ち主。
一方で外面を気にして深い交流がない相手には猫をかぶって振る舞うことがあり、その際は上品な敬語と立ち振る舞いでお嬢様キャラ風になるが、ボロが出やすい。
このような言動からは想像もつかないが、美竹蘭を始めとした一部のキャラを「ちゃん」付して呼ぶ可愛らしい一面もある。
外面を気にする面はファッションセンスにも見られ、私服はラフな服よりもお嬢様然とした上品な雰囲気の服が多い。
毒舌や気性の荒さといった彼女の本性は特に香澄と接する際によく見られるが、本当はただ素直になれないだけで、本当は香澄のことを大切に思っているような一面も度々見られ、何だかんだで彼女とは互いにベストパートナー。
つまり一言で言えば「ツンデレ」である。
上記の通り、引きこもり気質のインドア派だが、要領が良く学校の成績も学年一という優秀さで、メンバーの中で一番の才女である。2年生に進級してからは生徒会に所属し、書記を務める。生徒会に入った動機は内申点が良くなりそうだからとのこと。
さらに3年生になってからは、氷川紗夜の後を継ぎ生徒会副会長に就任した。なお会長は奥沢美咲である。
1年時にはメンバー中唯一違うクラス(他の4人はクラスメイト同士)で、『隣のクラスに遊びに行くのが面倒』と言いつつ、内心では寂しさを感じていた。
あの日の大嫌いを、"大好き!"に
※ネタバレ注意!! イベントストーリー『某月某日、空は快晴』の内容に触れます
ある日の夏、蔵の掃除をしていたポピパ。掃除をしている中で、とあるものが見つかる。それは幼い頃の有咲が描いた日記だった。有咲は「絶対笑うな、からかうな、あとでネタにするな」という条件で渋々、見せることに。
『今日は、ミュージックスクールでレッスンをしました』
『新しい曲をやることになって初めてのレッスンでした。
と中(途中)の運指が少しむずかしいけど、楽しいです』
有咲の日記の内容に感激する香澄達。しかし、りみがある事に気付く、それは日記が空白のページを残したまま途中で終わってしまっていたのだ。有咲自身も今見るまで忘れていたようで、学校の夏休みの宿題で書いたものだった。だが、何故かそれを学校で見せずに、別のものを急いで作って提出したという。
同時に有咲は幼い頃に祖母と大喧嘩した事も思い出した。完全にまでは思い出せなかったが、一つだけ明確に覚えていたことがあった。
「ばあちゃんが、約束を
守ってくれなかったからだった気がする」
どうせ子どもの頃の話で大した理由ではないだろうと、特に気には留めなかったものの、その時に「大嫌い」と言ってしまった事も思い出していた。
『今日はりょうりのれん習をしました。
たまごやきとやき魚を作りました』
『やき魚はさんまのしおやきで、
たまごやきはおばあちゃんのレシピです』
学校でも有咲の様子は思い詰めていて、ずっと日記の件が心の中で引っ掛かっているようだった。りみは、お菓子を届けに教室に向かう、彼女との話の中で何が起きて、どうして喧嘩になったのかは覚えていなかったが「大嫌い」と言ってしまった事は覚えていた。
『今日は、ミュージックスクールで
初めて、「がんばったで賞」の星をもらいました』
『でも、まん心しないでこれからもがんばろうと思います』
放課後の蔵にて、さり気なく祖母に「昔、喧嘩したか?」と聞いてみたが「覚えがない」と言われてしまい、気を落とすものの香澄達が次は聞いてみることに。その頃、ひとり有咲は日記を見てから昔を思い出すことを実感し、ピアノを辞め、学校へも行かなくなったと。
『今日は、ミュージックスクールで
同じピアノコースの子に
遊びに行こうとさそわれました』
『おばあちゃんとやくそくを
している日だったのでことわったら、
また今度遊ぼうねと言われました』
尚も過去の事に行き詰まっていたが、香澄から「過去にあった事を順番に再現してみよう」と提案をされる。しかし、みんなが自身のために時間を割いてまで考えてくれていることに嬉しさも感じていたが、それ以上にみんなに迷惑を掛けているとも感じる。有咲は「もういいよ」と過去の事が気になっているにもかかわらず話を切り上げ、ライブイベントの内容に話をし始めるも、みんなからは焦っているようだ、時間を無駄にさせてしまう思っているのでは?と指摘される。
「有咲! 私たちのために、
そんな嘘つかなくていいよ!」
「嘘……」
━━ばあちゃんの嘘つき!
と香澄の発言により、あの時に何があったのか、何故、祖母が約束を破ったのかをついに思い出すことになるのだった。
「━━ばあちゃんの嘘つき!
今度の休みは、一緒に出かけようって
言ったじゃん!」
「ごめんね、有咲。
おばあちゃん、急な用事が入っちゃって……
だから有咲は、誘ってくれたお友達と遊びに━━」
「行かない!
もういい、ばあちゃんなんて知らない……!」
「有咲……」
「━━約束破るばあちゃんなんて……大嫌い……っ」
有咲の祖母は有咲がミュージックスクールで友達から遊ぼうと誘われた事を知り、有咲が『その子と遊べるように自身は急用が入って遊べなくなった』と言ったが、その頃の有咲がそれを知る由もなく、彼女に怒りをぶつけてしまったのだった。結果、有咲は部屋に引き籠もり、その子とも遊ぶことは無かった。
ポピパのみんなから過去の件について擁護され、彼女達に感謝を言いつつ「……ばあちゃんに……謝りたいな」と蔵へと急ぐ面々。有咲は祖母にあの頃にひどい言葉を言ってしまったことを謝罪し、ありったけの感謝を伝える。
「ばあちゃん……
小さい時、約束破ったなんて言ってごめん!」
「約束……?」
「思い出したんだ、
あの時なにがあったのか。
ばあちゃんが なんであんなこと言ったのか、
ばあちゃんが、どれだけ私のこと
考えてくれてたのか
それに気付けなかった私が……
ばあちゃんに、ひどいこと言っちゃったことも」
「有咲……」
「なのに ばあちゃん、私のためだったなんて
一言も言わないで、
変わらず優しくしてくれて……
そのことにやっと気付いたんだ。
今更、遅いかもしれないけど……
でも、ちゃんと言いたかったんだ。
……ごめん、ばあちゃん。あと━━
……ありがと」
有咲は祖母である万実に思いを伝えたが、次は万実からも謝罪をされる。その理由は『自身の良かれと思った行動が有咲を悩ませてしまい、あの時の嘘が余計に有咲を傷つけてしまった』という考えで、有咲も思わず「ばあちゃんが謝る必要なんて」、「ばあちゃんの気持ち、嬉しかった」と彼女に今一度、御礼を言う。
そして、万実はポピパのみんなが有咲の友達になってくれたこと、今の有咲は本当に楽しそうだと心の底から感謝をし、有咲と万実の二人は新たな約束を結ぶ。
「それならこれからも、
楽しかったことを教えて。
学校でのこと、お友達のこと、バンドのこと……
それだけで、おばあちゃんは幸せなんだよ」
「………………!
……うん、わかった。
約束だ、ばあちゃん」
「ああ、約束だよ」
その放課後、有咲が紹介してくれたライブイベントに向けて、意気込むポピパ一同。そんな有咲から「ばあちゃんをライブに呼びたい」と提案される。せっかく有咲の祖母が来るので新曲を作ることになり、有咲も「作れるなら、作りたいな」とそれを承諾。すると、たえから掃除していた時に見つけたという『有咲の小さい頃のアルバム』を見るための競走が開始される。
「お、おい! 勝手に決めんな……!
って走り出すな!」
息がかなり上がりながらも、最後に蔵に帰ってきた有咲は
「ばあちゃん、練習頑張ってくる!」
と、みんなが待つ蔵へと駆け出すのだった。
『今日は、みんなで家まで競争してきました。
有咲は一番最後だったようです』
『みんなとても楽しそうな笑顔で、
見ているこちらも元気な気持ちになります』
『これからも毎日、有咲が友達と一緒に
とびきりの笑顔でいられますように』
『これから、本格的な夏がやってきます。
流星堂の蔵も、ますますにぎやかになりそうです』
余談
- メンバー5人の中で最も胸が大きく、『STAR BEAT! ~ホシノコドウ~』のMVでは、俯瞰以外の角度で胸の谷間が見えるのは彼女だけ。小説やTVアニメやゲームなど、他媒体でも明確に一番の巨乳キャラとして描かれている。特にTVアニメ版が顕著。
- 担当声優の伊藤彩沙氏はメンバー中唯一、楽器経験が無いところからのスタートであった。そのため、声優陣によるライブでは、初期はタンバリン専任だったが、現在はキーボード+ボーカルをこなすまでに成長している。
- 小説版では前髪が眉上のぱっつんという違いがあり、原作以上に幼い容姿になっている。他にも、髪のボリュームや髪留めなども微妙に違う。
- 使用するキーボードはローランドのJUNO-DS61。
関連イラスト
関連タグ
みさあり:美咲との花女生徒会正副会長コンビタグ。
ヴィブロス(ウマ娘):同CV