概要
スマホアプリ『BanG_Dream!ガールズバンドパーティ(以下ガルパ)』に登場する、奥沢美咲と市ヶ谷有咲のカップリング。
「ハロー、ハッピーワールド!」のDJを務める奥沢美咲と、「Poppin'Party」のkey.担当の市ヶ谷有咲の二人には関係性がないように見え、実際に二次創作の数は極端に少ない(本稿執筆時点でタグ使用作品は0件だった)非常にマイナーなカップリングである。公式での絡みも少なく、現時点ではガルパにおけるイベント「SAKURA BLOOMING PARTY!」のストーリー及び関連エピソードのみである。
共通点
この二人には共通する点が多い。以下ではそれらについてまとめる。
二人は花咲川女子学園に通い(初出の高校1年生時は、クラスは別だった)、各バンドでの立ち位置は(楽器が違えど)一応同じ「その他」に属する。
また性格面では、どちらも内向的で他人に対する興味は薄い。自分の感情を素直に表に出さず抱え込む節があり、それ故か周りに振り回される描写が目立つ。それぞれのバンドにおいてサポート役に回ることが多く、特にバンドメンバーの奇抜な言動に対するツッコミを担当する傾向にある。
さらに見落としがちな共通事項として、互いの名前に「咲」の漢字が入っていることが挙げられる。バンドリ登場人物内(ただし主要8バンドに限る)において、下の名前に共通の漢字が含まれているのは、「音」:松原花音、千早愛音、「希」:湊友希那、椎名立希など数える程で、同じ学校・同じ学年でかつ同じ漢字を含む組み合わせは、この二人の組み合わせ以外には存在しない。このことからも、公式に愛された貴重なカップリングであると言える。
ゲーム内における描写
注意:以下の内容はネタバレを含みます
先に述べたガルパのイベント「SAKURA BLOOMING PARTY!」での二人の絡みについて以下に述べる。
当時、花咲川女子学園高校1年だったPoppin'Party全員と、若宮イヴ、弦巻こころ、北沢はぐみ、そして奥沢美咲の9名が集合して弦巻家の豪邸で花見をすることになるが、有咲は対外的には本性を隠して優等生を演じる気質があり、この集まりにおいても普段の激しい口調を封印し淑やかに振る舞うことに努める。しかし集まった面々は独特な感性を持つ者たちばかりであり、周りでは常に波乱が起きてやまない。なんとかツッコミ衝動を抑えようとする有咲。しかしそれに唯一気づくのが美咲である。
美咲は有咲の本心を次々に見抜いていき、それをネタにたびたび有咲に話しかける(なお、花見シーンでの美咲のセリフはほとんどが有咲に向けられたものである)。次第に面白がっているような雰囲気を感じるようになるのは筆者だけではあるまい。ここに、美咲→有咲という公式からのカップリング成立のお達しを見るのである。
また、後日談として語られる、星2奥沢美咲「桜ミッシェル」のメモリアルエピソードは必見である。ここでは述べないが、最後のセリフに有咲への本心が垣間見える素晴らしいエピソードだ。
それはそれとして、公式様からの次なる供給はまだだろうか?ずっと心待ちにしております……(切実)
「SAKURA BLOOMING PARTY!」イベント以降、同じツッコミ(苦労人)枠として、公式4コマや各種エピソードにていくつかの関わりはあったが、シーズン2にて2年生への進級に伴い、2人が同じクラスになる。
これを機に関わりが増え、『花咲く学び舎、その片隅で』や『サニーサイドライブ』など、イベントでの共演も増えた。
イベント「マイ・ファーストステップ」
注意:以下の内容は更なるネタバレを含みます
そして、このイベントで2度目の関係性の転機を迎える。
こころ・はぐみ・香澄の3人の思いつきを発端に稼働したライブ計画を、それぞれの経験を活かして2人でどうにか形に落とし込む。
ライブが終わり、当時の生徒会長である白金燐子の言葉と、ライブ準備の過程を経て、有咲は美咲を生徒会へ誘う。
「互いの『小さな1歩』を後押しする」という約束をしていたこともたり、苦慮の末に生徒会への立候補を決める美咲。
しかし、燐子から生徒会長にはどちらが立候補するのかを問われると、2人は互いを推薦。
最終的にはジャンケンで決めることになり(勝者が会長、敗者が副会長へ立候補)、その結末はーーーーー
イベント「Let's start new party!」及びシーズン3で
注意:最新ストーリーのネタバレを含みます。
イベント冒頭、壇上で緊張でぐちゃぐちゃになり、はぐみとこころに励まされ、有咲に心配されながら新学期の挨拶をする、花咲川の新生徒会長……奥沢美咲の姿がそこにあった。先のイベントのじゃんけんは、どうやら美咲が勝っていた模様。