「アタシは友希那を放っておけなかったから、バンドに入ったの」
「Roseliaが高みを目指すためには、リサは必要不可欠よ。私にずっとついてきて」
「心配されたのがすごく嬉しかったんだ。『あぁ、友希那はちゃんとアタシを見てくれてるんだ』って」
概要
2人とも羽丘女子学園の高等部2年生であるが、付き合い自体はもっと長く、所謂幼馴染という関係。音楽に真剣になるあまり周りが見えなくなりがちな湊友希那を、折あるごとに今井リサが持ち前の明るく家庭的、献身的な性格で支えている。(逆もしかり)
特筆すべきは、BanG Dream!コンテンツ内において、リサの友希那に対する深すぎる愛が要所要所で語られている点である。次からは、BanG Dream!のアプリゲームであるガールズバンドパーティ内でのコンテンツ内容について記載する。未プレイの方はネタバレ注意。
ガールズバンドパーティ(ネタバレ注意)
まず注目すべきは、現在排出されている今井リサのカードのストーリーの多くに、友希那に関する内容が含まれているということである。内容の濃度にムラはあるものの、一貫しているのは、リサの「友希那を支えていきたい」という決意と「友希那が笑ってくれて嬉しい」という喜びであり、それがどんなに友希那から塩対応をされても崩れる事がない。以下、内容を一部抜粋する。何度も言うがネタバレ注意である。
今井リサ星2のカードより
ライブ終わり、友希那と連れ立って帰る途中、アクセサリーショップを見つける。いつものように冗談めかして入りたいと溢すリサに、友希那は「たまには、そういうのもいいかもしれないわね」と快諾し、それにリサは大きな喜びを見せる。また、アクセサリーを眺める友希那を見て、(友希那が楽しそうで、よかった)と喜びを噛みしめ、ちゃんとその気持ちを友希那にも伝える。
今井リサ星2のカードより
ベースの弦を選びに来たリサとトークをする場面。弦の話もそこそこに、バンドの話になり、流れるように友希那の話をし始めるリサ。友希那が音楽に向き合う話を通して、「アタシは友希那のそういう真面目で、純粋なところ.....すごく友希那らしくて好きなんだ」と語り、友希那を見守る自分の事を貴方も見守っていて欲しいと話す。(全キャラに言えることだが、プレーヤーの立ち位置はこの時点で完全に外野である)
今井リサ星2のカードより
バンドメンバーである白金燐子と衣装について話す場面。フリフリのゴシック衣装に似合わないと抵抗感を示すも、最終的には全てに向き合う決意をするリサ。「これからは、自分の好きなものに、.....大切にしたい人に、もっと素直に向き合いたいよ」と意味深に語るリサに、「大切な......人と、もっと......仲良くなれるといいですね」と全てを分かっているような口ぶりで燐子が答えている。
また、このエピソードは漫画版「Roselia Stage」にも収録されている。バンドストーリーを基準にした漫画だが、より表情など分かりやすく描かれているので、リサゆき好きは入手をお勧めする。
今井リサ星3のカードより
イベント「Don't leave me, Lisa!!!!」ではメンバーから「Roseliaのメンバーにはリサが必要」だと言われ、涙ぐむリサが描かれているが、同イベントの報酬カード「必要不可欠な存在」ではメンバー内で一番楽器がヘタなこと、足手まといになっていないかを気にしていた、と吐露するリサに対し、友希那から「Roeliaが高みを目指すためには、リサは必要不可欠よ。私にずっと着いてきて」「Roseliaを引っ張っていくのは私だけど、精神的支柱はリサだと思ってる」「リサにしかできないことなんだから、いてもらわないと困るの。わかった?」など怒涛のプロポーズのような台詞が続き、リサは「友希那がそんなこと言ってくれる日がくるなんて…」「うん……」と感極まって泣いてしまっている。リサの想いが報われた瞬間かもしれない。
バンドストーリー
...全20話からなる。量が多いので箇条書きにて抜粋
・第1話から2人の掛け合いでスタート。「幼馴染に100回は置いていかれる」「フラれるのに慣れている」等、自虐的な発言をしつつも友希那の側を離れないリサ。
・第13話では、ベランダに向かって友希那に声をかけるリサの姿から、友希那とリサの家が隣同士である事が判明した。また、中学生の頃まではベランダ越しに2人で会話をしていた事がリサの台詞で明かされている。
・第16話では、リサは今までの「見守るだけ」の姿勢から一転、「友希那と一緒に戦う」決意を友希那に示す。それに激昂した友希那は「リサがいると......っ!ちゃんと音楽に向き合えない......っ!」とリサを跳ね除け、リサは自室で涙を流す。その健気な姿はリサゆき勢にかなりのダメージを与えた(と思う)。
・第19話では、ライブ前、友希那がリサに対し素直に感謝の気持ちを述べるシーンがあり、それに対するリサの反応もまた秀逸である。リサゆき勢は涙無しには見れない場面だ(と思う)。
ここに紹介した内容はほんの一部である。正直今井リサのアイコンをタップすれば湊友希那の情報が出てくる、と言っても過言ではないので、興味を持った方は是非他のストーリーも読んでみて欲しい。
また、リサから友希那を想う気持ちが描写される場面が多いが、一方的なものではなく、友希那→リサの描写も多い。例とするなら友希那の好きな食べ物は「リサの作ったクッキー」であるが、「市販のクッキーよりも…」と考える場面や「リサのクッキーだったら、何でもいいわ……どれも好きだから」という真っすぐな台詞から、あくまでクッキーでは無く「リサが作った」クッキーが好きなのだと思われる。
友希那は異様に猫が好きだが、リサが猫口、猫目とガルパキャラ内で屈指の猫顔であることも見逃せないポイントである(キャラデザした人は狙ったのだろうか?)
友希那の両親が旅行に出かけた際、家事が下手な友希那のためにリサが湊家に泊りにきたり(しかも友希那の両親からのお願いである)、クリスマス限定ボイスでは「クリスマスは家でゆっくり過ごすわ。リサがケーキを作ってるの」というような矛盾した台詞があったり、最早カップルを飛び越え夫婦のようなエピソードも少なくない。
他にも「陽だまりロードナイト」は公式の友希那(Roselia)→リサソングであることや、(バンドストーリーを読むと解放される曲「Re:birth day」にも友希那→リサを思わせる歌詞はあるが)各ストーリーなどを見ても、2人が相思相愛なのは明白である。