「俺は神以上の修行をして、次の大会も頂くぜ!!」
概要
暗殺を主とする武術・鶴仙流の門下であり、鶴仙人の弟子。弟弟子の餃子(チャオズ)とは強い信頼関係で結ばれている。
原作では第22回天下一武道会にて、鶴仙人と餃子と共に初登場。
アニメ版では武道会前のオリジナルエピソードの回にて、餃子と二人で登場。青年時代の鶴仙人と亀仙人が飼育していたイノシカチョウという魔獣にいくつかの山村を襲わせ、それを自分たちで退治するという自作自演で報酬を巻き上げて回っていたという悪役らしい一面を見せている。
その折に、たまたま修行の旅で村に立ち寄った孫悟空と出会っている。
この第22回天下一武道会では強敵として立ちはだかり、対戦相手であるヤムチャやジャッキー・チュンに変装した亀仙人に対して容赦ない戦いを見せていたが亀仙人の説得や悟空の戦いを見て武術の楽しさに気づき、殺しをやめ、正々堂々とした戦いで運に恵まれたとはいえ、リングアウトで悟空を破る。
以降は悟空達の仲間となり共に強敵相手に立ち向かう様になる。原作中盤辺りで地球人組は戦闘力のインフレについていけなくなるが、天津飯は自身の必殺技「気功砲」などを活かし終盤まで何らかの形で活躍をした。
名言(?)としては格上の相手に使用する「次元が違いすぎる…」がある。
人物像
外見
第三の目とスキンヘッドが特徴。身長187cm、体重75kg。
胸の傷跡は第23回天下一武道会にて、兄弟子である桃白白によって付けられたものである。
服装は当初はチャオズと同じ鶴仙流の胴着を着用していたが、戦闘中や修行中は、上着を脱いでタンクトップやTシャツ姿、あるいは上半身をさらけ出している事がほとんど。往年では各地を修行で放浪する際は、修験者のような装束を纏っており、名前の頭文字の『天』の文字があしらわれた服を着ることもある。
ちなみに一度、大勢の人々の見ている前でズボンが脱げたことがあるが、その時の下着は白っぽいシンプルなトランクスタイプのものである。
血筋
第三の目があるという点以外にも、腕が4本に増える(四妖拳)、4人に分身する(四身の拳)、額の目からビームを発射するなど、数々の人間離れした技を見せる。この点に関しては、書籍『DRAGON BALL大全集』において、天津飯はかつて地球に難民として流れ着いた宇宙人『三つ目人(族)』の末裔であり、一族が地球人として土着し代を重ねる内に血が薄くなっていく中、彼のみ先祖返りを起こした特異体質者であると語られている。その為、正確には彼は純粋な地球人ではない。
ただこの設定は原作・アニメの本編では直接語られておらず、便宜上地球人として扱われる事が多いため、現在この設定が生きているのかどうかは曖昧である。
しかし、この天津飯が宇宙人の血を引くという点こそが、ヤムチャの口から出た『地球人最強はクリリン』説を裏付ける重要なポイントとなっているため、ドラゴンボールという作品を語る上では重要な設定であるともいえる。
また、アニメオリジナルエピソードでは、『クリリンやヤムチャには聴こえない音が聴こえる』という、やはり普通の人間を超える感覚を有しているらしき描写もある。
性格
初期の頃は桃白白のような殺し屋を目指しており、回想シーンなどから初登場以前から非道も辞さない振る舞いも多く見られた。しかし、社交性や道徳観念が欠落しているわけではなく、根本はストイックかつ生真面目、常に自身を鍛え上げている真の武道家たる性格である。亀仙人との接触がきっかけで鶴仙流のやり方に疑問を持ち始め、最終的に離反した。
鶴仙流を離反し心を入れ替えた後は、餃子を始めとした仲間を気遣ったり、決別後も恩師である鶴仙人と桃白白に対して以前と変わらず敬意を以って接するなど、人格者としての一面が強くなっている。ヤムチャとも和解し、憎まれ口も叩き合うもお互い良き友人として接している。
3つの目を持つために動体視力が極めて高く、相手の動きを追う事は勿論、第22回天下一武道会では亀仙人の多重残像拳までも見切っている。ただし、気を探る術を身に付けるまでは、この優れた視覚を過信するゆえに「視覚で動きを捉える」ことに偏っていたことが仇となり、後の第23回天下一武道会において自らの技である太陽拳を悟空に使われ、一杯食わされる場面もあった。
地球に襲来したナッパに殺されたことは今でも忘れられないらしくベジータに対して「俺はお前たちに殺された」と述べ、サイヤ人が着ていた戦闘服は着たくないと述べている。しかし認めるべき所は認めており、人造人間18号に敗れ打ちひしがれたベジータのことは「あいつはこのまま逃げ出すようなタマじゃない。必ず戦いに戻って来る」と評している。
趣味嗜好
好きな食べ物としてシュウマイと餃子を挙げている。対する相方の好きな食べ物は天津丼だとか。……何だかあらぬ疑いを掛けられそうである。
唯一の趣味はバレーボールで、これを元に排球拳というギャグ的でありながら地味に強力な技を編み出している。
専ら武道一筋の求道的な性格のため恋愛への関心を持っていないように見えるが、アニメ版ではランチに惚れられている事に満更でない反応を見せている。
また、第22回天下一武道会で女性ファンに声を掛けられた際は、特に相手にする様子ではなかった(邪険にもしていない)が、後に次回の武道会に向けての修行の旅に出る前にクリリンが亀仙人に『ギャルの引っ掛け方』を尋ねた際は、ヤムチャと共に聞き耳を立てている。
これらの要素から単純に奥手で恋愛に不慣れなだけで、異性への興味は人並みに持ち合わせているようである。また、前述の排球拳や「なんでやねん」発言など、キャラ崩壊もたびたび起こす。
界王様を駄洒落で笑わせるのに苦戦しており、ナイーブな性格であり未来トランクス同様、よく赤面している。アニメ版では、ヤムチャに取って置きの駄洒落を伝授され、界王様を笑わせることに成功した。
生活
幼少期より鶴仙人の元に弟子入り。鶴仙人と桃白白による稽古で達人へと成長する。
鶴仙流脱退後は餃子と共に修行の旅に出ており、各地を転々とする生活を続けている。
収入源が謎に包まれた人物の多いドラゴンボールにおいて、天津飯と餃子の二人も例外ではないのだが、原作者の口から直接語られた情報によると、原作最終回後は、餃子と共に修行も兼ねて農業に勤しんでいるとの事である。一度ランチが押しかけてきて一緒に暮らした事もあったが、農業が合わなかった為、数日で出て行ってしまったという。ただし時々、顔を出しに戻ってくる事もあるらしく、ついでにたまにヤムチャが手伝いに来ることもあるらしい。
2020年・2021年に発売されたゲームソフト『ドラゴンボールZ カカロット』においても、ストーリーを進めると上記の設定通りに、天津飯が農業に従事している事実が語られるようになる。ランチに手伝ってもらいながら野菜を作っており、この天津飯の畑の野菜はかなり美味しいようである。
- ブウ編後の時間軸で描かれるアニメ『超』では餃子と修業の旅の途中、とある山村近くの山奥で修業を始めた所、その評判を聞いた青年たちが武術の教えを乞いたいと集まり出し、断り切れず成り行きで武術を教えるようになり天津流道場「天津堂」を開いて師範を務めている。
- 劇場版『摩訶不思議大冒険』のパラレルワールドにおいては、舞台となるミーファン帝国にて、若き皇帝であるチャオズの付き人として登場している。
ランチとの関係
原作では天津飯のランチに対する感情は謎だが、アニメでは天津飯の方も、彼女の好意や叱咤激励に赤面する姿が度々描かれている。
ピッコロ大魔王戦で負傷した際には、ランチの愛情のこもった手当て(ウーロン談)に対し、傷の治りがはやいのは「貴女のおかげ」と感謝し、ウーロンにその様子をからかわれ、頭のてっぺんまで真っ赤になっている。
また、ときには地震に怯えるランチを身を呈してかばうシーンなども。
恋愛(?)描写が少なくなって以降も、断片的に描かれる情報からは、二人がつかず離れずの距離と関係を保っている様子が窺える。詳しくはこちら。
実力
戦闘力
初登場となった第22回天下一武道会ではヤムチャを圧倒し、ジャッキーチュンに扮した亀仙人や当時の少年悟空と互角の勝負を繰り広げ、勝利をつかみ取った。子供時代とはいえ、あの悟空のフルパワーの体当たりを正面からまともに食らっても、一時的に気絶するだけで済んだというあたり、天津飯の強さもかなりのものであると言える。この時の戦闘力は180。
ピッコロ大魔王編では殺された仲間達の敵を取る為に、山籠もりし独自の方法で魔封波を習得するが、練習のし過ぎで電子ジャーにひびが入るというドジをしでかしてしまいピッコロ大魔王に使用することはなかった(アニメでは使用しているがこちらも失敗に終わっている)。
その後ピッコロ大魔王と直接勝負しようとするも彼が生み出したドラムに阻まれ敗北する。
第23回天下一武道会では一回戦でかつての師・桃白白と対立し、彼を一撃で倒すなど圧倒的な実力を見せる。二回戦では成長した悟空と渡り合うも体力差から少し劣勢になり、四身の拳など新技で対抗するも道着の重りを外した悟空を前に敗北を喫する。
それから約5年後のサイヤ人編序盤ではブルマが修理したスカウターにて戦闘力250と計測される。この数値はヤムチャやクリリンには勝るがピッコロには劣る。
それから約1年地球の神の元で修行した結果、戦闘力1200のサイバイマンを圧倒するまでに成長。一部資料ではこの時の数値は1830とされ、この数値もピッコロには劣るものの、ヤムチャやクリリンより上の数値となっている。ラディッツよりも上の数値であるがナッパ相手には敵わず、餃子の敵を討つべく、最後の力を振り絞り気功砲を放ち自滅した。
フリーザ編では同じくサイヤ人との戦いで死亡したピッコロ、ヤムチャ、餃子と共に界王様の元で修行に励む。アニメではその際、界王が修行の一環として連れてきたギニューを除くギニュー特戦隊と対立。ヤムチャはリクームと、餃子はグルドと、一対一の勝負を繰り広げるが、天津飯は四身の拳の応用で2人に分身しバータとジース2人を相手にし、分身の効果で戦闘力が半減する中、見事勝利をつかみ取った。
セル編以降は戦闘力のインフレに付いていけなくなり、人造人間17号やセルジュニア、魔人ブウなどにあっさりと倒されている。だが新気功砲による第二形態時のセルの足止めや、ゴテンクスを吸収した魔人ブウの攻撃からデンデとミスター・サタンを救う(ただの皮肉かもしれないとはいえ、その際にブウから「かなりの達人」と評された)など技を活かし、クリリンやヤムチャなど地球人組の中では唯一最後まで戦闘面で活躍した。
アニメ版ではゴテンクスとピッコロを吸収したブウに気功砲を撃つシーンが追加されており、直撃させたことで勝利を確信するが「痛くもかゆくもないぞ!」と嘲笑されてしまい、「次元が違い過ぎる」と絶望してしまう。原作通り蹴り倒されて気絶してしまうが、デンデによって治療され意識を取り戻す。
TVSP『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』の世界では天津飯は人造人間18号が放ったエネルギー波で腹に穴を開けられ殺された事が語られている。
またセル編後の地球が舞台の劇場版『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では天下一大武道会にて通常状態の未来トランクスを相手に善戦しているシーンが描かれている。
ブウ編のその後が描かれる劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』及びアニメ『ドラゴンボール超』ではピッコロ、18号と共に3人でビルスに立ち向かうも軽くあしらわれている。
『復活の「F」』では相手がフリーザということもあり、ヤムチャと餃子を危険に巻き込みたくないと二人の身を案じ連れてこなかった。フリーザ軍との戦いでは同じく地球人組であるクリリンや亀仙人がスタミナ切れを起こす中、天津飯は気功砲を撃っても最後までスタミナ切れを起こさず長年の修行の成果を見せた。
その後超では破壊神シャンパ編で試合を観戦するのみ、次章の未来トランクス編では出番無しだったが宇宙サバイバル編にて第7宇宙の選抜メンバーとして大会に参加することになった。
大会前にはかつての兄弟弟子ユーリンの洗脳でパワーアップした亀仙人と戦い、悟空とタッグを組んで悟飯・ピッコロコンビと模擬戦をしたりもしている。
力の大会本番では亀仙人との連係プレーで第3宇宙のザ・プリーチョを撃破し、特殊能力で悟飯達を苦戦させていた第2宇宙のハーミラを、持ち前の動体視力と四身の拳を併用し狙撃位置の特定に成功。新気功砲を使い追い詰めるも油断した隙に足場ごと落とされるが、武舞台に残っていた3体の分身を使いハーミラを拘束し道連れにし脱落した。序盤での敗退となったが、ビルスから「見事だ」と称賛された。
漫画版の力の大会では、序盤のフリーザの助言で動き出したフロストに狙われ、新気功砲を放ち抵抗するも全く効かず、反撃に遭い敗北。
技
気功波系、体術系、防御技など、多彩な技を持つ。
両手に気を集中させ手で四角形を作り、技がおよぶ範囲を定め気を放つ。威力はかめはめ波の数段上をいく。それゆえ気の消耗が激しく場合によっては使用者が死んでしまう恐れがある。後に体力消費が抑えた新気功砲へと改良し、ある程度連射出来るようになった。
人指し指に気をため放出する。師匠である鶴仙人が編み出した技。亀仙人によるとその威力はにわか仕込みのかめはめ波では到底及ばないとのこと。第22回天下一武道会で悟空に使用したのみ(アニメでは他に数回使用)で、以降は上記の気功砲を主に使うようになる。
気を発光させて目を眩ます。天津飯が独自に生み出した技で、正確には鶴仙流の技ではないため、「新鶴仙流」と呼称している。初披露後は悟空やクリリン、果ては敵であるセルまで模範とするようになるが、天津飯自身はあまり使用していない。
- 四妖拳
背中の肩甲骨を2本の腕へと変化させ、計4本の腕で戦う技。通常の倍以上の攻撃力を発揮することが出来る。解除する際は増えた腕が背中にスッと消えていく。
天津飯の趣味であるバレーボールをヒントに編み出した技。人間をボールに見立て、レシーブ・トス・アタックの3段攻撃を仕掛ける。普段は硬派な天津飯だが、この技の際は女性口調に変貌し、目付きもニヤけたものになるなど、ギャグ的要素が強いが本人は「とっておきの技」と語っている。
残像ではなく実際に4人に分身する技。一気に4人の力を得るが、それに反比例してそれぞれの力が4分の1にパワーダウンしてしまうのが欠点。天津飯はこの欠点を把握しており、作中では悟空の動きを合計12の目で把握して光線で一斉攻撃するために分身していて、分身後に格闘戦を行う場面はなかった。超の描写によると体力も4人共通ではなく、それぞれが1人の時の体力から4等分されたものを持つとされている。
- 光線眼
第三の目から破壊光線を放つ。額に両手の人差し指と中指を合わせたポーズから発射する。作中では四身の拳発動時に使用し、4人の光線が一点に集中して悟空を攻撃した。
亀仙流の技。一度見た技を自分のものにする模倣能力に優れており、それを利用しジャッキー・チュンに扮する亀仙人に放った。即席ながら亀仙人も驚くほどの威力を発揮する。
鶴仙人と亀仙人の師匠である武泰斗が開発した技。気を渦状にして相手を容器に封印する。格上の相手にも効果があるが、その代わりエネルギー消費が非常に激しい。上記の模倣能力もあってか、天津飯は亀仙人の魔封波を一度見ただけで、後は山籠もりによる修行で習得した。
- 気合返し
両手で印を組み、気合いだけで相手の気功波をそのまま跳ね返すカウンター技。天下一武道会でヤムチャのかめはめ波を跳ね返した。決勝では悟空がヤムチャよりも強力なかめはめ波を放とうとした際に、威力を問わずかめはめ波は一切通用しないと亀仙人が解説している。あくまで天下一武道会の頃の話なので、その後戦闘力のインフレが進んだサイヤ人編以降の悟空のかめはめ波を跳ね返せるかは不明。ファンの間ではセルが放った太陽系をも消滅させるというかめはめ波も、「天津飯だったら効かないのでは?」とネタにされたりする。
- 気合い消し
気合いを発するだけで気功技を無効化・消滅させる。サイボーグ桃白白が放った超どどん波をかき消した。
ゲーム作品への出演
初登場となるのはFCソフト『ドラゴンボール2 大魔王復活』。
聖地カリンでのボス、鶴仙人と戦うためにチャオズと共に悟空を助ける。本作では顔見せ程度の参加。
続編の『ドラゴンボール3 悟空伝』ではボスキャラとして悟空の前に立ちはだかる。なお原作同様に天津飯に負けてもストーリーは進行する。天津飯を倒せれば悟空のLVが必ず1上がる。
必殺技の数が多いのであまり使わせないように短期決戦を心がけよう。特に太陽拳と気功砲は即死級の威力がある。
『強襲サイヤ人』以降は基本的に仲間キャラで地球戦士では最も強く技も豊富で頼りになるが、その反面レベルアップが遅め。
何気に強襲サイヤ人ではピッコロを抑えて悟空に次ぐ実力者である。
『激神フリーザ』以降はベジータも加入することもあって戦力としてはやや微妙ではあるがそれでも強い。
『烈戦人造人間』ではサブに回しておくと『四身の拳』で全体攻撃をしてくれるのでサポートで光る。
(ただし、サポートで全体攻撃をしてくれるのはクリリンも同様であり、餃子に至っては『超能力』で敵全体の動きを封じる強力なサポート技を持つ為、印象は薄め。序盤ではHPの高い天津飯をメインで使うのも一つの手である)
SFCソフト『超悟空伝覚醒編』では、選択肢によっては原作とは異なるIF展開に派生する。
天下一武道会の予選でマジュニアの正体(ピッコロ)を正直に喋ってしまうと、天津飯がピッコロに魔封波による不意打ちを敢行し、封印に成功するも命を落としてしまう。
(この場合ラディッツ戦にピッコロ不在となってしまいバッドエンドとなる)
ナッパとの戦いでは戦死する結末は原作と一緒だが、悟飯が栽培マンとの戦いで自信を付けた場合、ピッコロ・クリリンとの連携でダメージを負ったナッパに気功砲でトドメを刺し、餃子の仇を討つ事に成功した直後に力尽きる。
悟空が早く到着しナッパを撃破した場合、最後の悪足掻きで悟飯と餃子を狙ったナッパの攻撃からピッコロと共に二人を庇い戦死し、餃子が自爆によって天津飯の仇を討つという展開になる。
格闘ゲームシリーズではPS2の『ドラゴンボールZ』から常連。『Z』では通常技が悟空と共通しているため性能が高く、ゲージ1本技でありながら非常に威力の高い排球拳と安定して繋がるコンボがあり技後の展開が圧倒的に天津飯側が有利になる気功砲があるためベジータやセルを抑えて悟空に次ぐ強キャラとして認知されている。流石にあんまりだと思われたのか『Z2』以降はマイルドに弱体化していった。
『ドラゴンボールファイターズ』では、波動発生装置の影響で眠っていたところ、プレイヤーたちに助けられ同行することに。
サブイベントではベジータに復讐しに来たナッパから「相手にする価値もない雑魚」と侮られ眉をひそめる。しかしベジータが「相手の実力を見極められんヤツがオレの相手になると思うか?」とナッパに言い返したことで、「まさかベジータからそんなことを言われる日が来るとは。オレもおまえを失望させるわけにはいかない」と微笑を浮かべ、ナッパと交戦する。
敵戦士編ではナッパと共闘することになるが友好的というわけにはいかず、事態が解決したら決着をつけることを言い合っている。
また、かつて足止めしたセルとの掛け合いも用意されており、セルからは『雑魚』呼ばわりされつつも、技の豊富さと実用性に関しては高く評価されている。
一方で、天津飯自身は「お前みたいな悪人に褒められても嬉しくない」と不快感を示していた。
声優
・メイン
鈴置洋孝…初代担当声優。2006年に他界するまで殆どの関連作品で天津飯を演じた。没後のゲーム作品でも『ドラゴンボールZ スパーキングメテオ』と『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』ではライブラリ出演。
緑川光…『ドラゴンボール改』や映画『神と神』以降の関連作品での正式な後継者。緑川氏はZで人造人間16号やパイクーハン役などで出演経験があり、改では天津飯と16号の兼任での出演となった。
・その他
山寺宏一…アニメ『ドラゴンボールZ』第82話及び第84話での配役。鈴置氏急病の為の代役であった(後年の『神と神』のパンフレットでも山寺氏から当時の心境の言及がある)。
真殿光昭…ゲーム『ドラゴンボールZ インフィニットワールド』など、鈴置氏没後で改放送開始以前に発売されたゲーム作品での代役。
関連イラスト
関連タグ
関係者
・師匠
・兄弟弟子
・仲間・友人
・恋仲?
・戦った主な敵
技関連
気功砲、太陽拳、排球拳、どどん波、天津飯!技を借りるぜぇ!!
本編関連
ドラゴンボール、DB、ドラゴンボールZ、ドラゴンボールGT、ドラゴンボール改、DRAGONBALL、鳥山明、西遊記、少年ジャンプ
別名・表記ゆれ
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【集英社運営・ドラゴンボール公式サイト『ウィークリー☆キャラクター紹介!第4回目はピッコロ大魔王編の「天津飯」!』】(外部リンク)