もう神でもピッコロでもない…本当の名もわすれてしまったナメック星人だ
解説
※人物や本編での活躍については「ピッコロ(ドラゴンボール)」の項目を参照。
人造人間を迎え撃つべく、ピッコロ(マジュニア)と地球の神が同化した姿の俗称。
神とピッコロ(正確には彼の父にあたる初代ピッコロ大魔王)は元々一人のナメック星人であり、かつて彼が地球の神となるために悪の心と分離し、その際に生まれたのがピッコロ大魔王とされる。
経歴
人造人間17号・18号に圧倒され更なるパワーアップが必要と考えたピッコロが神殿を訪れ神との同化を要請。神もしばし熟考したものの、ピッコロの心の成長や「今の地球に必要なのは神ではない・・・強者なのだ・・・」という考えから要請を承諾。肉体の若いピッコロをベースに融合する。
融合後は超サイヤ人となったベジータですらまるで歯が立たなかった17号に対して善戦を繰り広げるなど、サイヤ人を除けばZ戦士の中でも上位の実力を持つようになる。また神と融合した影響か精神的にも落ち着きをみせるようになった。セルゲームの前日には修行によって更なるパワーアップを果たしている。
とはいえ、神が不在となったためドラゴンボールが使えなくなったという弊害も生まれてしまい、新ナメック星からデンデを新しい神として迎えて復活させた。
またドラゴンボールGTでは、地球の神がピッコロ大魔王と分離する前に作った究極ドラゴンボールの創造主という立場も引き継いでおり彼の死によって究極ドラゴンボールはただの石となった。
余談
因みにこの珍妙な呼称は孫悟空が付けたもの。
融合した両者を気遣ったつもりだったが本人から「ピッコロでいい」と返され、以降は使われていない。Pixivでは「マジュニア」と同じく初代「ピッコロ大魔王」との差別化用タグとして使用されることが多い。また、厳密に言えばマジュニアとも別人であるため一個のキャラクターとする場合もある(とはいえ作中では以降もマジュニア扱いされたり、悟飯とも以前と同じ関係を続けているなど実質的には同一人物扱いされているが)。
新生ピッコロと呼ぶことも(原作其ノ三百六十七話のサブタイトルなど)。
忘れられがちだがセル第一形態に敗れた後、更に精神と時の部屋で修行をしてレベルを引き上げている。17号と戦った時よりも強くなっている。
それでも完全体セルには勝てないと当人には分かっていた。
アニメ『ドラゴンボールZ』では天津飯などから「地球の神」として敬語を使われる時もあった。
また『Z』184話ではセルジュニアとの戦いが描写されており、序盤は何とか渡り合えていたが終盤では押され気味になっていた。しかしZ戦士たちを援護しながら戦うなどなかなかの活躍を見せ、持ち前の粘り強さで最後まで何とか持ちこたえてみせた。
原作の修行設定が生きた場面である。