ビート(DB)
びーと
CV:入野自由
第1弾から使える初期キャラ。最初の弾からおり、主人公としてムービーにもよく登場していた。
PVではノート(画像右)と一緒のことがしばしば。このためカップリングも存在する。
ビッグバンミッションでも共演しているが、悟空とベジータがPVの中心として描かれているためわずか一コマにしか登場しないなど主人公度が大幅に下がった。以降もアバターキャラは殆ど登場せず、悟空たちやゲームオリジナル悪役がメインを張っている。
名前の由来はおそらく音楽のビート(打点)からか。
アビリティはサポートエリアにいるとラウンド終了時に毎回体力が回復する。しかし、スーパードラゴンボールヒーローズになってからはサポーターにするとそのラウンド中の仲間アタッカーのパワーが上がるようになる。
第7弾のPVでは、ブロリーとの戦いで、超サイヤ人に覚醒する。
勿論本編でも変身できる。クラスアップすると超サイヤ人2、超クラスアップすると超サイヤ人3を覚えられる。ゴッドクラスアップすると最初から超サイヤ人ゴッドの状態になり、CAAもチェンジからゴッドかめはめ波になる。超ゴッドクラスアップで超サイヤ人ゴッドSSになり、CAAに究極龍拳が追加された。
ゴッドかめはめ波のアビリティは旧筐体ではパワー+5000に加えて体力が回復だったが、スーパードラゴンボールヒーローズでは体力回復がなくなった代わりに、パワー上昇の数値が大きくなった。
アバターのレベルが一定まで上がるとアビリティ・CAAのレベルも上がっていく。(これに関しては他のアバターも同じ。ただしCAAチェンジのパワー上昇は一定の数値なので例外)
初期
クラスアップ
超ゴッドクラスアップ
ビクトリーミッションでは
主人公として登場。ドラゴンボールヒーローズのプレイヤー。
小学生であるが学年は不明。家族はチチによく似た教育ママと温厚な祖父がいる。性格は明るく元気で真っ直ぐ。相手にも自分にも嘘を吐くことが嫌で、悪いことは悪いと言い切る正義感を持つ。ノートから手紙(挑戦状)を渡された時はラブレターだと思って喜ぶなど、恋愛にも興味がある様子。
熱血の直情型だが怒りっぽいというわけではなく、ノートにはよく尻に敷かれている。また親しい大人(ソラ)に対しては生意気な面を見せることも。
純粋にドラゴンボールヒーローズを楽しんでおり、その純粋さが多くのプレイヤーたちを「好敵手」と任じさせた。
バトルナビゲーターのソラとは年代を超えた友人でありドラゴンボールヒーローズの師でもある。ノートとの対決を始めに様々な強敵たちとバトルを繰り広げ、プレイヤーとして大きく成長を果たした。仲間のことは大切に思っており、自身が所持するカードのことも同様に思っている。しかし終盤では、敵をカッコよく倒すことにこだわりを持っているとされ、ミスター・サタンを捨て駒にして大技を発動させるというマネをしたため、ソラにどやされた。
序盤ではまだまだ未熟なプレイヤーであり、スーパーベビーに敗れるなどしていた。ソラに気に入られていたことからノートに対抗意識を抱かれて勝負を挑まれ、辛くも勝利。落ち込んでいた彼女に再戦を約束し、心を開かれたことでライバル兼友人となった。ノートに誘われて参加したトーナメントでは決勝戦まで勝ち進むが、後一歩のところでところでフローズに敗れる。だが怨みはまったくなく、試合後に悪質プレイヤーに絡まれていたフローズを助けている。
トーナメント中に知り合ったエリトとも好敵手の間柄となっており、決勝戦で戦う約束をしていたが叶わなかったため全国大会で決着をつけることに。
全国大会編ではノートに特訓につき合ってもらい、大幅に実力を引き上げ、見事予選を突破した。
そして第一回戦でエリトと対決。互いに一進一退の攻防を繰り広げ、エリトの全力攻撃を凌ぎ切ったことで勝利する。しかし、大会中に邪悪龍が復活してしまい、参加者の内数名が肉体を乗っ取られてしまう。「機器の不備」という理由で大会は中止となった。
余談だが「好敵手同士が大会の一回戦で激突する」というのは、魔人ブウ編の悟空とベジータを想起させる。
実はドラゴンボールヒーローズというゲームは、いずれ復活する邪悪龍をゲーム空間に閉じ込め、倒すために創られたものだった。バトルナビゲーターは邪悪龍を倒せる資質のある者たちを見出すという役割を持っていたのだ。
ビートはその事実を受け入れ、邪悪龍討伐に乗り気だったが母親から反対されてしまう(「世界を救うためにゲームをする」と説明したが信用されず、勉強するようにどやされた)。だが祖父が味方してくれたので事なきを得た。
この際、居合わせたノートから「ウソをついてはどうか」と提案されたが「それはちょっと……」と断っている。
その後、ビートは六星龍に憑依されたニムと対決。運営側が開発したカプセルの効果により超サイヤ人3へと変身し、見事勝利する。六星龍は追い出され、正気を取り戻したニムと共闘してこれを撃退した。この際、ニムとは友情を深めている。
終盤では、突如として現れた超サイヤ人4ブロリーに惨敗し心を折られてしまうが、ソラからの励ましにより立ち直り打倒ブロリーを志す。
……というところで連載が中断してしまい長らく最終話が描かれることはなかった。
最終話は「アニバーサリーミッション」というファンブックに収録されているが、今では入手困難となっている。そのため漫画を掲載しているWEBサイトで閲覧が可能となっている(全28話と書かれているが実際は29話も掲載されているので注意)。
現在では閲覧不可。
邪悪龍もブロリーもなかったことにされ、突然現れた邪悪な存在に仲間たち全員の元気玉を放つところで物語は終了となる。
と、このように無理やり終わらせた感じのラストとなっている。
こちらはヒーローズ稼働終了に伴う世代交代を描いた短編漫画
スーパードラゴンボールヒーローズのプレイヤーとして登場。一人称は「オレ」。公式では『主人公』と紹介されており、『ビート』という名前もそちらに記載されている(名前自体はプレイヤーが自由に設定できる)。
設定は一部異なるがビクトリーミッションと同様に明るく素直な性格。ただし大人に対しては必ず敬語を使うなど生意気な面はまったく見られない。ピッコロ大魔王にすら「さん」付けで呼ぶが、桃白白のような「小細工ばかりする悪党」には明確な嫌悪と侮蔑を見せる。
ゲームの中に入った際は設定したアバターの容姿になる。このため女サイヤ人の容姿にすることも可能。ただし性別が男性のため口調で違和感がハンパないことになる。
ドラゴンボールの事が好きで特に悟空に憧れを持っている。初めて訪れたヒーロータウンにてスーパードラゴンボールヒーローズに魅せられその世界に足を踏み入れることに。当初は全くの初心者だったが、そうとは思えない程の力を見せ、グレートサイヤマン3号に見込まれ異変を解決するチーム・ドラゴンボールヒーローズのメンバーにスカウトされた。
正義感が強く、どこか悟空と似た節があり、何故か気も似ている。チームの中でも音頭を取ることが多く、実質的にリーダーとなる。ノートと仲間になる経緯はビクトリーミッションと殆ど変わらない。劇中では特にノートとの絡みが多く、序盤から共闘するので「相棒」という関係性が強く押し出されている。
3章ではグレートサイヤマン4号のスーツを身にまとって戦っていた(本人はこの衣装を気に入るも、仲間からの反応は微妙)。しかしノートがブロリーに殺された(と思った)ことで激怒し、超サイヤ人へと覚醒。その際にスーツは失われてしまった。超サイヤ人となったビートは、超3状態のフロリーと互角以上に渡り合うが、ブロリーが超4になると逆転されてしまう。だが仲間たちと力を合わせ、最後は気弾の一撃でブロリーを消滅させた。ノートはダメージこそ受けていたが命に別状はなく、安否を知ったビートはようやく怒りを解いた。
前述の通りブロリーは、ビクトリーミッションにおいてもビートの心を折った因縁深い相手でもある。そういう意味ではつかなかった決着をつけた形となる。
上記の異変を起こしていたのが初代タイムパトローラーのシーラスという人物だと知り、仲間たちと共に追うことになる。
ワールドミッションのネタバレ
実は本作は「悟空が生きた歴史の未来」に当たる。率直に言えばビートの正体は悟空の子孫である。このことに気付いていたのは、時の界王神、ベジータ、トランクスの3人くらいで、悟空も子供たちも気づいていなかった(ノートだけは「ビート君の強さはおかしかった」と不思議がっていたが)。
最終章でその事実を知った悟空からは「遠い未来の息子みたいなもの」と認識されており、共通点も多いこともあって仲をより深めている。
シーラスは過去、魔人ブウ(純粋)に殺されるはずだった子供を助けたことで時の界王神から咎められたことがあった。それでも「自分は正しい」と思っていたシーラスだが、結局子供は魔人ブウ(純粋)によって殺されてしまった。以後は「この世から悪という存在を無くす」ことを目的に活動し、時の裂け目(異なる歴史)にいたフリーザやセル、ヒットにゴクウブラックといった強者たちを吸収し、絶大な力を身につけていた。
ラストバトルでは、ビートは仲間たちから力をもらい、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)へと覚醒。それでもシーラスには及ばなかったが、悟空とベジータがフュージョンにより超サイヤ人4ゴジータとなったことで形勢逆転。二人の力を合わせたダブルかめはめ波でシーラスを追い詰める。
シーラス「認めん、断じて認めんぞぉぉッ!! 理想だけを語り、現実から逃げている貴様たちに負けるはずなど――」
ビート「違う! オレたちは理想を諦めてないんだ! 失敗するのを恐れて逃げているのは、おまえじゃないのか、シーラス……ッ!!」
シーラスは「犠牲を出すことなく世界を守る」という理想を諦め、世界を滅ぼし一から創り上げることで「悪の存在しない世界」を築こうとしていた。しかしビートは「誰も犠牲にせず今の世界を守る」という理想を最後まで貫いた。どちらが勝ったかなど言うまでもなく、シーラスも最期の最期に彼らの覚悟を認め、消滅していった。
シーラスに歪んだ正義を植え付けたのは「子供を守れなかった」という過去だったが、そんな彼を止めたのもまた「子供たち」だった。
ラストバトル直前に行けるエクストラミッションでは、シーラスの攻撃で気絶した後『精神と時の部屋』で目を覚ます。目の前に現れたバーダックからまだブルーの力を使いこなせていないことを告げられ、「オレが鍛えてやる」と戦いを挑まれる。辛くもこれを退けるビートだが、バーダックは修行の最終段階として超サイヤ人4へと変身。更に同じく超サイヤ人4に変身した悟空と悟飯まで現れる。
親子三代との激突は熾烈を極めたが、死力を尽くしたビートの勝利に終わる。始めはどこか自信なさげだったものの、ご先祖様との激闘を通してそうした態度はなくなり、戦士として飛躍的に成長を果たした。
元の世界に戻ったビートは再びシーラスと対峙し、最後の戦いへと挑むのだった。