説明
子供を良くしたいと思って、よりよい教育や厳しい教育を受けさせようとする、教育熱心な母親のことである。子供の頃は堅苦しく思っても、大人になれば、子供の頃厳しくしてくれたことに感謝するケースも少なくない。
よくあるのが家庭で決まりが作られることである。傾向としては、宿題を終えるまで友達の家に遊びに行く、ゲームなどは禁止などがある。ほかには学習塾に行かせる、進研ゼミやスマイルゼミのような通信添削を受けさせる、財政的な余裕があれば家庭教師を雇うケースもあるが、これは共働きの家庭が増えてきた影響も少なくはない。
一方、母親が教育を他人に任せず、自分が力を入れるケースもある。そんなニーズに対応して、全家研ポピーのように先生ではなくて親が子供を添削し、寄り添って子供を教育するような仕組みとなっているものもある。
だが、世間で教育ママといえば子供の自主性を無視して暴走・締め付け気味だったり、社会進出が少なかったことで世間に疎かったり、あまり良くない皮肉を込めたイメージで取られることも少なくない。昔は、恐竜、怪獣ブームになぞらえて「教育ママゴン」なんて呼び名もあった。
フィクションでは
フィクションの世界ではそのイメージが顕著となっており、作品によっては批判的に捉えたものもある。また、決まって金持ちお坊ちゃまやガリ勉の母親であることが多い。
そんな教育ママのイメージを焼き付けた有名な人物がスネ夫のママである。彼は表向きは息子に甘いが、低学年でも塾に行かせたり、全科目に家庭教師を付けさせようとしたりしているなど、案外教育という視点だけで見れば、のび太のママ以上に厳格である(ただ、のび太ほど叱られているイメージがないのは、普段から大人のご機嫌をとっているなど要領、立ち回りの良さもあるが、勉強もそこそこできるからである)。また、山の手の奥様言葉だったとされる「ざます」喋りのイメージも植え付けられた。
その他、メガネを掛けている、化粧が濃い、吊り目などけっこう極端なイメージも少なくない。