概要
もともとは1990年前半ごろに出来上がった言葉で、若い(ヤング)、特にヤンキーあがりの母親を指す。
1993年に刊行されたコミック雑誌コミック誌『ヤンママコミック』では、「つっぱりを表す「ヤンキー」という言葉と、「ヤング」の二つの意味が込められている」と説明されている。また、この「ヤンママ」とは、当雑誌の編集者が考え出した造語であるという。
ヤンキーは結婚・出産が早いことが多く、10代のうちの出産も珍しくないことから、転じてヤンキーというわけではない、若い母親も含めるような言葉になっていった。
ヤンキーそのものの定義についてはヤンキー・不良を参照のこと。
単純に若い母親というだけではヤンママと呼ばれることはあまりなく、外見や素行がヤンキー風である、あるいは元ヤンである場合に呼ばれることが多い。
また、ギャルファッションなど、派手めなファッションとの混同も度々見られる。
若い世代で、(元)不良であるということから、安直な考えでの結婚・離婚、子育てと仕事の両立や働き口の少なさなど、シングルマザーや貧困のイメージと結びつけられることもある。実際には家庭ごとにさまざまなケースが存在するため、必ずしもヤンママ=シングルマザー、ヤンママ=貧困というわけではない。