解説
一般的には「妻にびくびくしている夫」の意味だが、pixivでは百合夫婦・薔薇夫婦にも使われることがごく稀にある。
恐妻家として最も有名な人と言ったら、必殺シリーズの主人公・中村主水だろう。
家庭内で、給料が上がらない、出世できない、子供ができない昼行燈などで、彼は姑せんと妻りつに毎日いびられるのがもはや日常茶飯事となっている。
因みに、姑と妻の名前の由来はせんりつ(戦慄)からである。
つまり、彼にとって彼女たちの存在は、まさに戦慄そのものである。
もっとも、恐妻家の方も妻の厳しくも自分を引っ張ってくれる姿勢に頼もしさを感じていたり、気の強い女性がタイプだったりと、決して嫌々ながらに夫婦をやっている訳ではない。
むしろ、妻への愛が人一倍強い夫が照れ隠しとして恐妻家を自称する事もある。
ちなみに、妻からのプレッシャーがある故に恐妻家は出世しやすいとよく言われている。