Banbaleena
ばんばりーな
kindness is free, so sprinkle it evergwhere!
(優しさはタダなんだから、どこにでも振り撒きましょう！)
Banbaleenaはホラーゲーム『GARTEN OF BANBAN』に登場する幼稚園、バンバン幼稚園のマスコットキャラクターの一体であり、バンバンに似ている。
第二章以降における敵、第三章においては味方(?)である。
プレイヤーが幼稚園の地下でオピラバードに追われているところに登場。案内と称し、教室へとプレイヤーを誘導し強制的に授業に参加させる。
問題には机の上にあるテープレコーダーで回答するので、適当に選んでも1/4で正解できる(ただ、初見ではまず分からないが)。
「あなた、授業に遅れてるわよ」
「今回は初日だから大目に見ますが、今度遅れたら"バラバラに引き裂くわよ"」
バンバリーナ先生の授業のルール
2時間目の始まりの前に、彼女の口から言われるルールは以下の通り。
- 移動禁止
移動はゲームの仕様上、席から立つこと自体不可能(ただし休み時間中は移動が可能)。
- 食事禁止
休み時間はガッツリとガムを持ち込んでいるバスケットボールたちがいる。
- 私語禁止
- "呼吸禁止"
主人公が呼吸をしていないとはとても思えないので、おそらくただの脅しだろう。
- 質問禁止
- トイレ休憩禁止
「ルールを破ると"とても厳しい罰"があるから忘れないでね」とも釘を刺してくる。
授業内容
彼女の授業の内容と時間割は以下の通り。
1限目：数学
2限目：理科
3限目：道徳
4限目：？？？
彼女曰く「間違えると"非常に厳しい罰"があるから覚えておいてね」。
不正解の場合、「WRONG!(違うわよ！)」と言って襲い掛かってくる。
このときのジャンプスケアは白目の部分が赤くなり、血涙のような液体を垂れ流しながら迫ってくる。
…はっきり言って非常に心臓に悪い。
1限目：数学
「あなたは地味な新入生だから、真ん中の地味なテーブルに座ってもらいます」
数学の授業は人気のないテーブルでじょうろとともに行う。
一問目：「6874123612+981939912は?」
最初からこの難問である。解かせる気ないだろお前。
電卓どころか紙と筆記用具すら与えられない(ちなみに一般の電卓には桁が入らない)。
正答：7856063524
「生徒たちは本当に集中して授業を受けているわね」
二問目：「2+2は？」
舐めとんのかお前。
正直言って、1問目を正解した奴が間違えるはずがない。
彼女いわく自分で考えた問題らしい。
さっきの問題は事前に誰かに用意してもらったのだろうか。
自信満々で間違えると思ったと言っているあたり、彼女自身の知能はそこまで高くないのだろう。
正答：4
「わぁ、みんな間違えると思ったのに」
三問目：惨め+失望は？
正答：My life(私の人生)
2問目以外は難易度、内容ともに幼稚園で出す問題としては異常としか言いようがない。
2限目：理科
「君は人気者にふさわしいから、人気者たちのテーブルに座ってね」
科学の授業はバスケットボールとともに人気者のテーブルで行う。
一問目：太陽はどのぐらい熱い？
正答：私ほど熱いヤツはいないよ！
「(笑う)笑っちゃったから許してあげるわよ。あなたってかっこいい子ね。そのとてもオシャレな眼鏡で分かるわよ」
二問目：タコの心臓は何個？
正答：2:Stinger Flynn
「うーん…半分正解かな。スティンガーフリンはタコに近いけど、彼はクラゲなのよ。タコの心臓は3つ、"私たち人間"は1つ、そしてスティンガーフリンは……。よくわからないんだけど、次に行きましょう」
(バンバリーナもあの男同様、自分のことを人間として認識していることが分かる)
三問目：視覚、嗅覚、触覚、味覚、最後の一つは…
正答：わぁーーーーーーー(叫び声)
「あぁ、私の聴覚を使わせたわね。でもいいわ。許してあげる」
幼稚園の園児に出す難易度の問題ではないだろう、バンバリーナ先生。
しかし人気者のグループだからか比較的対応が甘い。
(間違えるとやはりそうなるのだが...)
3限目：健康と親切(おそらく道徳？)
「あなたの居場所の左側のテーブルに座って始めましょう」
この授業は意地悪な子たちのテーブルでボウリングのピンとともに行われる。
道徳と意地悪な子たちというのは一番組み合わせてはいけないものに思えるが...。
一問目：不親切な人の例を教えて。
正答：殴り殺してやる！
「素晴らしい！これ以上ない完璧な例よ！もちろん私に対しての発言じゃないと思うけど」
二問目：親切な人の例を教えて。
正答：絶大な苦痛を与える
「見返りを求めず、他人に何かを与えるのが親切というものよ」
どちらも道徳の、しかも幼稚園の授業とは思えない内容ある。大丈夫かこいつ。
しかしこんな内容でもバンバリーナはすごく楽しそうにやっているように思える。
4限目：？？？
一限目での数学を行う前に間違えて内容を先走ってしまったようだが、
“ほかの人間を全滅させる方法”
“人間の脳を食べるために安全に取り出す方法”
を行う予定だったらしい。
考えるだけでも恐ろしいが、主人公は授業に使われるのだろうか。それとも先客のそれをさせられるのだろうか…。
廊下から何かの声が響き渡った際、気にかかった彼女は"確認が終わるまで動くな"とクラス全体に命令し教室を後にする。
その間に主人公は4時間目の前に教室から抜け出し、授業に参加させられることはないので安心してほしい。
いない間に逃げると、
「嘘でしょ！またなの！？今回こそいい先生になろうと頑張ったのに！」
と叫ぶ。
「またなの！？」や「今回こそ」というセリフから、先客が一度ここに来ているのだろうか。
しかし、バンバリーナ先生の恐怖はこれで終わりではなかった…。
「あなたは悪い生徒ね！」
マスコットたちのイラストが描かれた部屋でバンバンと再会し会話を交わし終えると、バンバリーナの扉から彼女が飛び出し追いかけてくる。
さらに蘇生されたジャンボ・ジョッシュまでもが襲ってくる(このとき、プレイヤーの道を塞ぐ妨害行為をしてくるので注意)。
最後はプレイヤーの策略によりジョッシュに殴られ、そのまま持ち上げられどこかへと連れていかれてしまう。
「やっと目が覚めたのね。本当に退屈で仕方なかったのよ。
向こうに座ってる子は話し相手にならないし、緑色の大男がずっと監視してるのよ。私たちのことをおもちゃかなにかと思ってるんでしょうね」
前作での描写からバンバリーナは死んだという考察まで出回る中、何事もなかったように生きていた。
フリンの見せた夢から覚醒した主人公に、部屋から出るヒントを教えるため話しかけてくる。
「私達が生きているって気づかれちゃいけない。あいつが来る前に動かしたり変えたりしたら元の状態に戻して」
「つまりは、あいつから見て部屋の様子が変わってないはずなのよ」
「あいつが来るときは部屋のライトの色が変わるから、そのときは自分の席に戻って」
「なにから手を付ければいいか分からないから、試しにやってみてね」
おもちゃであるという思い込みを利用して、少しずつ脱出の準備を試みようと話を持ち掛けてくる。
なお彼女は基本座っているだけであり、唯一起こす行動といえば謎の方程式を書き妨害をしてくること(おそらく深く考えてないだけだろう)。
ゲームオーバーになった際はその都度間違いを指摘してくれるという、先生らしい姿も見せてくれる。
無事クリアすると、暗くなった部屋から無言で出ていく。
かなり恐怖を感じる状況ではあるが、襲われることはなく一緒に部屋から脱出しただけである。
セクターのリフトに乗り込むや否や、
「私は教室に戻りますが、"4時間目"が始まる前に戻ってきてください」
「子供達が私の帰りを心待ちにしているから、行ってくるわね！」
そのまま上の階へ行ってしまう。
セリフから分かる通り、まだ主人公に授業を受けさせることを諦めてはいないようだ。
余談だが彼女の前に立つと、立ち止まって動かなくなるバグが存在する。
初見でやらかした人も多いのではないだろうか。
二つ目の部品入手後登場。
…ただし、牢屋の中でであるが。
前作で別れた後、一向に戻ってこない主人公を探しにフロア内を散策中トードスターと接触、その際彼に対し敵対行動を取った末に拘束され投獄されたようだ。
その後何度も脱出を試みたが、結局諦めて部屋の隅に座り込み項垂れ「遅刻はできない」と何度も言っていたらしい。
本編終了後の安否は不明だが、トードスターによると終盤の騒動で(フリン以外の)他の囚人達と同様に逃したとの事なので、授業を再開するためにまた主人公を探しているかもしれない。
ゲーム序盤、今回の拠点となるエリアで小屋を探索後登場。
牢屋から脱出後、生徒の安否を心配し探索中拠点に辿り着いた模様。
どうやら捕えられた際に犯人の顔が見えておらず、誰に捕まえられたのか分からないとトードスターに話していた。
ト「この女性は何者かに誘拐されしばらくの間監禁されていたが、どうにか脱出できたといっているんだ。
犯人はとても賢くて仕事が早く、ハンサムな気がする」
バ「そこまで言ってないでしょ…」
ト「ワタシの直感は外れてないさ。少なくともそいつがハンサムであることはわかる。
でも君は正しいところに来たんだ。今ならここは安全さ」
バ「生徒達のことは私の責任よ。全員の出席簿がないと教えられないわ。
そんなことしたら校長は大激怒でしょうね」
ここでの会話の文章から、バンバリーナではなくメイソンとして扱われているのが窺える。
その後は拠点内に滞在するのだが、一つ目のボタンを押した後事件が起きる。
主人公が騒動の主犯格であるビターギグルと共に行動したことによりトードスターと口論になった際、背後から突如現れたノーティワンズによって攫われてしまう。
シリンジョンが市長を務める町の路地裏にて、賞金稼ぎに降格してしまったトードスターの口からノーティーワンズに攫われたバンバリーナを助けられなかったことを聞かされる。
ジョッシュの手がかりを探すため主人公。
ツールズマート内部に向かう方法を見つけるため、入口付近にある教室を探索することに。
教室奥にある出席登録ボタンを押すと……
「抜き打ちテストに間に合ったようね。いつも授業に出席していればこのテストは簡単でしょう」
「最終成績に大きくかかわるので、集中した方がいいでしょう」
「そしていつも通り、間違えると悲惨なことになります」
案の定生存していた。ダダドゥー卿の洗脳を受けている影響か、目やリボン部分がネオンのように妖しく薄紫に光っている。暗闇の中に溶け込んでいて、問題を間違えるまで全身像が見えないためより恐怖心を煽る。
洗脳されていても相変わらず授業を行うあたり教師の鑑だろう(内容は依然としてアレだが)。
試験内容は「簡単」だと言っている通り、左右の画面にあるキャラクターのアイコンを正しく一致させること。
視点以外動けなかったⅡの時とは違い、試験中は教室内を自由に移動できる。
時間制限があるがクラスメイトの机に開かれているノートを見れば、どの組み合わせが正解か分かるので焦ることはない。
ちなみに試験は三次まで存在する。抜き打ちってなんだっけ？
「あなた、ズルしてないわよね？あまり授業に出てないのに回答できるなんて、感心しました」
「よくできました！全員にＡ+の評価を与えます。ねっ、みんな。一生懸命努力すれば成功するのよ！」
試験終了後、休憩を挟んだのちに化学の授業に移ると告げ教室を後にする。
明転するとカードキーが入ったロッカーが開くので、拝借して教室から早急においとましてしまおう。
おそらく実験体番号はcase#7。
BANBANⅢで一枚だけ彼女がメインのレポートに、
- ドナーに会う前のcase#6のような行動をとっていた。
- 最初は監禁状態に困惑していたものの協力的であった。
- バンバンと面会後から日に日に協調性が低下し、要求を拒否するようになった。
と記載がある。
主人公が訪れた時点でバンバンとは知り合いだったと思われるが、作中で直接対面することは一度もないため、関係性について深く考察する材料は少ない。
また、ジョッシュの事をわざわざ緑色の大男と表現をしており、施設の構造をある程度知っているような行動を取る彼女がキャラクター達の名前を見ていないとは考えにくいため、おそらく彼女は字が読めない。
先述のレポートで反抗的な行動を取ったとされているため、改善のために投与されただろう新型のジバニウム(知能が低下するジバニウム)の影響で、頭の方はかなり残念な状態であると思われる。
彼女が書いた謎の方程式は一見意味不明な落書きでしかないが、「∞」という記号が使用されており、これは物語の殆どの出来事の元凶であるジバニウムの元素番号である。
もしかしたらジバニウムの入手·作成方法の根本的な何かを描いたものなのかもしれない。
彼女に追われる時のBGMはオピラバードとほぼ同じだが、イントロがカットされている。
そのBGMの曲名は直訳で「母の怒り」。
単なる曲の使い回しなのか、彼女にオピラバード同様に子供がいるのかもしれない。
それとも先生という立場が”母”ということなのだろうか…
Banban……見た目の類似性、Ⅱ最後の広間のケーキに刺さっている金の像から何かしら関係があると思われる。
Nabnaleena…バンバンの対となる存在の暴走を防ぐために作られたもの。色も白黒で対になっている(リボンの色も補色となっている)。
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