I may be slow, but I am quick to help anyone in need!
私は遅いけど、誰かが困っていたらすぐに駆けつけるよ!
Hallo?
概要
スローセリーヌとは、GARTEN OF BANBANに登場するキャラクターである。
Chapter2にて初登場。
マスコットキャラクターとして
黄色いカタツムリの姿をしたマスコットキャラクター。性別は女性。
"にへらぁ"というような笑みを浮かべており、見開いた2つの目玉はゴムのようにとてもよく伸びる。
Chapter2
バンバリーナの授業を受けていると、突如廊下から「Hallo?」と言っているのが聞こえる。
その声を聞いてバンバリーナは確認のため廊下に出ていくので、彼女の授業から抜け出すチャンスを作った救世主とも言える。
だが問題はその後。
オピラバードの出待ちを回避すると廊下の一番奥に待機している。
こちらを見据えている状態で一歩でも動くと、座右の銘通りコンマ秒で主人公の元にたどり着いただけでは止まらず、轢き殺す。
移動が可能なのは彼女が両目を広げドアを覗いたときだけ。廊下の奥に追い詰められる前にカードキーが使えるドアを探して入らなければならない。
なお、ドアを通過するごとにセリフを発する。
- Hallo?
- どこに隠れているの~?
- お願い……痛いよ……(正しいドアがここなので、このセリフを聞いた時点でゲームオーバー確定)
- 苦しまないって約束だったのに…
廊下の一番奥まで追い詰められると、動かなくても轢き殺される。
なおチートを使って廊下の外に出てから動いても、正しいドアの中でなければ壁を貫通して殺しにくる。彼女の真後ろだろうが空中だろうが例外ではない。
そして、ラストでエレベーターが下降中に上を見上げると覗いている。
流石にここでは轢き殺されない。
Chapter3
スティンガーフリンの回想(?)内で登場。
部屋から出てきた彼に対し、
「あなたは"奴ら"とは違う…」
「あなたは新入りね…」
「隠れなきゃ。"奴ら"が来るわ…」
となにやら意味深な発言後、目にもとまらぬ高速移動でその場を後にする。
困っている人を救う以外の目的でも、速度は自由に制御できる模様(減速に関しては不明)。
意味深な発言について施設の重要な秘密を握っているという考察も多いが、直前に膵臓を探しにどこかへ行ったバンバンか、クラゲの天敵であるカメのことを言っている可能性もある(2度目の回想内でそれらしき尻尾が扉からはみ出している)。
フリンに対し、先輩であるかのような振る舞いをしていることから、おそらくフリンは彼女より後に作られたと思われる。
Chapter4
ゲーム冒頭の時計を進める部分から登場する。
1時の時点で王国の門の前にて殻にこもっている姿が映っており、時計を2時に進めると忽然と消える。
トードスターによって捕まっており、最初から最後まで牢屋の中で殻に籠っている。
- トードスターアーカイブ
1つ目の犯罪者、"カタツムリ"はワタシがパトロール中に王国の正門にて逮捕した。
殻にこもっている間にカタツムリを捕まえ、それ以降籠りっぱなしである。
殻の中身は空洞だと最初は思っていたが、中から静かなすすり泣きが聞こえてきた。
自分の殻から出てくるように促したのだが、失敗した。
この極度の苦痛の原因は不明だが、ワタシには仮説がある。
この周辺に生息している生物ではないため、ここの環境が不自然な行動を引き起こしている可能性がある。
近日更新アリ。
※Chapter3内で登場しなかったのも、すでにトードスターにより投獄されていたからかもしれない。
Chapter6
本編では登場しないが、ゲームトレーラーにて彼女らしき姿を確認。
ビターギグルが原因によって起こった騒動の際、トードスターが脱獄させた際に持ち前の超高速移動で他の階層に避難したようだ。
Chapter7
シリンジョンの手術室にあるホワイトボードにイラストで登場。消息不明となっており、洗脳されているかどうか不明であった。
隠し部屋にて洗脳の効果が不明なリストに、速すぎるため洗脳が効かないと仄めかすような記載があった。
余談
彼女とものと思わしき記載がされたレポートによれば、case#11。通称はカタツムリ。
- 構成されているゲノムは人間、ジバニウム、モリノオウシュウマイマイ(ヨーロッパで馴染みのあるカタツムリ)、ジバニウム。
- このレポートはcase11が独房内で常に行方不明となり、再び現れる現象に関する経営陣の懸念に対処するために書かれたものである。
残念なことにcase11自身はまだ説明をしておらず、我々が説明するどんな奇妙な行動にも常に無関心。
- 不思議なことに、この現象が起こるたびにcase11の独房の監視カメラは一時的に停止しcase11が再び現れるとまた再起動する。
施設職員が彼女を密かの手助けをするためにカメラを操作しているとは考えられないとのこと。
- case11の並外れたスピードが原因である可能性もあるが確証はなく、彼女が消失する正確な瞬間をとらえることはできないまま。
- 人間の遺伝子を適用した結果、知能が劇的に向上。
以前まで確認されていた動物的な攻撃性がなくなり、言語を理解できるようになった。
- 知能を獲得する前の経験を「原始的で混乱した」という言葉で表現していた。
- case11には世界が違って見えていたようで、野生動物のように自分が見ているものを正しく理解できていなかった。
- case11曰く「体の痛みは消えていないが、ようやく誰かが自分を理解してくれたと嬉しく思っている」。
体の痛みは治ると安心させられ、精神的に楽になったようだ。
攻撃的になっていたのも、体の痛みからくるものだったらしい。
ゲーム内で確認できる手紙(施設からウスマン・アダムへ宛てたもの)によると、
- 予算と納期の都合で品質が悪いと顧客から不満が出ており、訴訟を避けるため生産するマスコットを減らさざるを得なくなってしまった。
- 立て直すため、モンスターを6体厳選することに。最後の枠にジョッシュ、セリーヌが残ったものの、子供ウケが悪いだろうというあんまりな理由で落選。
- 苦肉の策として、イラストで存在を「忘れられないようにする」という提案がなされた。
…要するにスローセリーヌは『没キャラ』ということなのである。
(※紛らわしいが、これは"ゲーム制作上"の話ではなく"ストーリー上"の話である)