SirDadadoo
だだどぅーきょう
SirDadadoo says!
Maturing is realizing leeches come in all shapes and sizes.
(成熟というのは、ヒルの形や大きさが様々であると気つくことだ。)
SirDadadoo(ダダドゥー卿)とは、GARTEN_OF_BANBANに登場するモンスターで、いたずらっ子達(ノーティワンズ)のボス。
クイーン・バウンセリアのお腹の中に封印されていたが、Chapter4終盤でビターギグルのジョークにバウンセリアが笑ってしまったため、封印が解放され姿を現す。
黒い体色でガタイのいいナメクジ、もしくはヒルの様な姿(上記のセリフからしてヒルのマスコットのようだ)。
目と思わしき器官はなく、大きく開いた口の中に鋭い牙を持っている。
紫色のグローブとネクタイを身に着けており、色合いのせいかスーツを着ているように見える。
どこかフルフルのように見えるのは気のせい。
序盤のトードスターから聞かされた話の中でその存在は仄めかされていたが、同Chapter終盤にてビターギグルによって解放。
ゲーム内で入手できる隠しムービーに彼のものと思わしきメッセージが流れる。
So, you are my savior.
【だから、君は私の救世主だ。】
Thank you.
【感謝するよ。】
My friends and I will soon escape from our prison.
【友人と私はもうすぐ牢獄から脱出する。】
And there will be chaos.
【そうなれば混乱が起きるだろう。】
Get out of this place while you still can.
【今のうちにここから出ていけ。】
My fight is not with you.
【私の戦いに君は関係ない。】
This is your only warning.
【これが最後の警告だ。】
ついに行動を開始するが、序盤は声での登場となる。
彼を封印するための『王笏の部屋』へ行くため一つ目のスイッチを探す主人公。
状況を重く受け止め、事態の収束を図ろうと改心したビターギグルも合流しギミックを解くと、再生されるためか照明が落ちる。
エリア内の隅の部屋へ逃げ込み、ビデオが終わるまで待っていると……
「やぁ、中に誰かいるのかい?君の友達のバンバンだよ。手伝ってほしい事があるんだ。開けてくれないかい?」
ギグルからは
「一言も喋るな」
「ヤツが来ているかもしれない。絶対に扉を開けようと思うな」と釘を刺される。
「開けて」
「開けて」
「開けて」
バンバンとは似ても似つかない低い声で、何度も扉を開けるように促す(無論、忠告を無視して開けてしまうと即ゲームオーバー)。
ギグルの言う通り、開けずに静観していると……?
「開けろ」
「開けろ」
「開けろ」
しびれを切らし荒々しい口調になりながら扉を叩き始めるが、エリアの明かりがつき始めると忽然とその場を去っていた。
本物のバンバンと合流後、二つ目のボタンを捜索し謎を解くと……
「ほう…、ワタシを解放してくれたのは君か。警告を聞いていなかったのか?私の復讐から逃れるチャンスを与えたのに」
いつの間にかエリア内の建物上に出現。
バンバンは彼の事を知らなかったのか、「君(プレイヤー)の友達?」「膵臓は食べないから降りるよう言ってくれ」「僕達は敵じゃないよ」と呑気な態度を見せるも、容赦なく主人公とバンバンに襲いかかる(この時、バンバンの会話が終わるまでに小屋の中に逃げ込まなければゲームオーバーとなる)。
不意打ちとはいえ、一撃でバンバンを倒した彼は主人公にも牙を向けるが、そこにビターギグルが助けに駆けつける。
…が、そんな彼すらも吹き飛ばし殲滅、用が無くなったのか部屋にいる主人公を放置して去っていった。
王笏の部屋までたどり着いた主人公、バンバン、ビターギグル、そしてナブナブ達の前に再度登場。
「ワタシの牢獄を開けるカギはここに保管してあったのか。
見事な仕事ぶりだ。
君たちの手柄を横取りしてしまうことを憂いているよ。
今までされた仕打ちへのちょっとしたお返しだと思ってくれ」
自分を再封印する鍵となる王笏を奪い取り、更にトードスターとシリンジョンへの報復のため、居場所を問いただす。
あくまでも知らないと白を切るギグルに、
「ならば教えてやろう。お前たちのような腰抜け共のように隠れているのだ」
と嘲笑い、欠片の在り処かペットの猫の命…どちらを取るのかとギグルに脅しをかける。
が、ここでバンバンの起死回生の一手により巨大化し、さらに凶暴で攻撃的になったナブナブの視線の先に居た為か真っ先に標的にされ戦闘に。
一進一退の攻防の末、エリア外へと連れ出されその隙に主人公達は逃亡を図る。
その際ビターギグルと一悶着あったものの何とかエレベーター前まで到着。いざ乗り込もうとした時、突如廊下内が暗転。
明転した視界へ飛び込んできた光景は…
「ここで彼らは、これまで自分たちが懸命に取り組んできた事は全て無駄だったとことに気づいたのだ」
なんと目の前に居たのは、凶暴化ナブナブを退けたダダドゥー卿と洗脳された仲間達だった(洗脳されていることを判別できるようするためか、モノクロのように色あせたカラーリングとなっている)。
バンバリーナ、行方知らずだったナブナリーナとタマタキ&チャマタキ、そしてオピラ夫婦、先程まで仲間だったビターギグルとキティーサウルスまでも彼の軍門に下ってしまった。
更には主人公とバンバンに対し、
「二人とも、私の軍隊に加われば素晴らしい戦力となってくれるだろう。
ワタシの指揮の下、女王が"成し遂げられなかった"事を成し遂げよう」
となにやら意味深な言葉と共に2人を勧誘。
殿を務めたバンバンは主人公に「外科医を探して」と頼むと、ダダドゥー卿ならびに洗脳された軍隊に一人で挑んでいくのだった…。
余談だが、エレベーターで降りる途中で聞こえるジャンプスケアの音声にはよく聞くと凶暴化バンバンの声も聞こえる。孤立無援でありながらも戦えているようだ。
(※ゲーム開始前or開始直後)
前作で軍団を使いバンバンを倒した彼は、主人公が来るよりも先に今作の舞台である「シティンジョン」にいるとされる「外科医」ことシリンジョンから王笏の最後のパーツを奪うべく、部下のノーティワンズと新たな軍団を引き連れ乗り込む(この時タマタキ&チャマタキとナブナリーナは別行動で主人公を追跡していたと思われる)。
が、此処で大きな問題が発生。
まず町が明るい為ノーティワンズが思うように行動が出来ず、バンバリーナを探しに上の階から降りてきたトードスターが(嫌々だが)賞金稼ぎとして立ち塞がり彼らを討伐、更に迷い込んできたジャンボ・ジョッシュが大暴れ。
しかも彼はアホ過ぎる為洗脳が出来ないときた。※
この戦いの為かノーティワンズはほぼ全滅、キティザウルスも倒れ、一時撤退を余儀なくされた。
※ジョッシュの他にも洗脳できない者がおり、スローセリーヌは早過ぎる為、フリンは賢すぎる為、ゾルフィウスと謎のアリクイのモンスターは効果があるのか不明との事。
(※本編開始)
その後、バンバンから”外科医を”探すよう頼まれた主人公が「シティンジョン」到着し、紆余曲折ありながらもジョッシュを捕獲すべくシリンジョンと手を組んだ。
その妨害をするべくビターギグル、オピラ夫婦、バンバリーナをけしかけるもことごとく凌がれてしまい、良い結果は得られなかった。
シ「久しいな、旧友よ」
ダ「記憶してる限り、封印するようやつを友に持った覚えはないな」
シ「気持ちはわかるさ。私がやられたとしても怒る」
主人公の活躍とシリンジョンの力でジャンボ・ジョッシュを呼び出す罠を作成。
王笏の最後のパーツを囮にシリンジョンが呼び掛けると姿を現す。
この時の会話によると二人はかつて友人同士であり、
「封印処置は不本意なもの」
「戦う理由を与え、自分(シリンジョン)を変えてくれたように、今度は君にも変わってほしい」
説得の言葉に対してダダドゥー卿は、
「計画が失敗し罰を恐れ、罪を自分(ダダドゥー卿)一人に押し付けた」
「なにを言おうと何をしようとも、(バウンセリアの)袋の中で過ごした寒い夜を埋められない」
「自分に恐れおののくお前たちの姿が快感でたまらない」
「君はいつも口が達者だった」
と不満を漏らし、聞く耳を持たなかった。
また、彼が罠を仕掛けていることにも勘づいていた。
何が来ようと、自分の軍団の前では必ず屈すると絶対の自信で王笏を完成させ、高らかに掲げると謎の力で天井に引っ張られ拘束される。
しかし、前述の通りこの事は予測しており「やはりそうか」と高笑い。
「血(=ジバニウム)が流れるぞ」
「我が軍団に食らいつくされる前に言い残すことはあるか?」
と余裕の姿勢を崩さない。
"無敵の軍団"(キティザウルス、バンバリーナ、ナブナリーナ、タマタキ&チャマタキ、オピラ夫婦)を呼びかけ主人公たちにけしかける。
解き放たれた暴君の最後
ジョッシュのジバニウムに施した細工により呼び出したジャンボ・ジョッシュが登場。
しかし、結果は彼もプレイヤーも予期せぬ事態となった。
無敵だと豪語した彼の軍団は、なんとジョッシュ1人に容易く壊滅させられてしまう。
頭数が多くても、強大な個の力には全くかなわなかったのである。
自慢の軍団が壊滅し焦ったのか「交渉しないか?」と話し合いで解決しようと呼びかけるも、暴れる事しか知らない彼にはその言葉は通じず、天井から引き摺り下ろされるや抵抗も出来ずにこれでもかとサンドバッグ状態にされる。
更にジョッシュが食べ物と勘違いしてか、王笏を噛み砕き至近距離で王笏の爆発に巻き込まれるという追い打ちを食らう。
その後安否は分からない状態だったが、シリンジョンの口からノーティワンズと一緒に死亡したと語られた(正確には「街中にノーティワンズの死骸が転がっている」とだけ伝えられていたので、彼の生死については明言されていない。洗脳された者達は元に戻ったとのことなので、少なくとも無事ではないだろう)。
封印したもの達に復讐するため、多くの物を傷つけてきた彼だったが、その最後は復讐は叶う事なく、彼を封印し続けた王女と解き放ってくれた道化師の後を追うように、その生涯を終えることとなった。