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概要

沈黙の日曜日から10年を迎えた2008年の第138回天皇賞・秋

この年の出走メンバーは、前年のダービー馬で牝馬ウオッカ(武豊)、2冠牝馬ダイワスカーレット(安藤勝己)を筆頭に、この年のダービー馬ディープスカイ(四位洋文)が続き、前年の菊花賞アサクサキングス(藤岡佑介)など出走馬17頭全頭が重賞タイトル持ちというハイレベルな陣容であった。

出馬表

番号性齢騎手調教師
1アサクサキングス牡4藤岡佑介(栗東)大久保龍志(栗東)
2ディープスカイ牡3四位洋文(栗東)昆貢(栗東)
3エアシェイディ牡7後藤浩輝(栗東)伊藤正徳(美浦)
4アドマイヤモナーク牡7岩田康誠(栗東)松田博資(栗東)
5サクラメガワンダー牡5福永祐一(栗東)友道康夫(栗東)
6エリモハリアーセ8吉田豊(美浦)田所秀孝(栗東)
7ダイワスカーレット牝4安藤勝己(栗東)松田国英(栗東)
8ポップロック牡7内田博幸(美浦)角居勝彦(栗東)
9アドマイヤフジ牡6川田将雅(栗東)橋田満(栗東)
10キングストレイル牡6北村宏司(美浦)藤沢和雄(美浦)
11ハイアーゲーム牡7柴田善臣(美浦)大久保洋吉(美浦)
12タスカータソルテ牡4C.ルメール(FR)藤原英昭(栗東)
13オースミグラスワン牡6蛯名正義(美浦)荒川義之(栗東)
14ウオッカ牝4武豊(栗東)角居勝彦(栗東)
15トーセンキャプテン牡4O.ペリエ(FR)角居勝彦(栗東)
16カンパニー牡7横山典弘(美浦)音無秀孝(栗東)
17ドリームジャーニー牡4池添謙一(栗東)池江泰寿(栗東)

展開・結果

レースはダイワスカーレットがハナに立って後続を引き連れる展開で、この日の高速馬場の影響か1000m通過ラップは0:58:7という速いペース。3-4コーナーを曲がってもダイワスカーレットに疲れは見えないが、最後の直線に入ってディープスカイとウオッカが競り合いながら迫っていく。

やがてウオッカが並びかけるとダイワスカーレットもムチを入れて差し返し、馬群を割ってきたカンパニー(横山典弘)とエアシェイディ(後藤浩輝)も迫る中、大混戦のままゴールイン。

勝時計は1:57:2でシンボリクリスエスが持っていたコースレコードより0.8秒も早いという高速決着だった。

ウオッカとダイワスカーレットがほぼ同時のゴールインで写真判定が長引き、その結果ウオッカが1着となり、ダイワスカーレットはハナ差2着、掲示板でハナ差とされたその差はわずか2cmという大接戦だった。ディープスカイがクビ差3着で、5着までがハナ差クビ差という着差が大混戦を物語っていた。

馬券的には上位人気で固まった固い決着ではあったものの、3歳時からのライバルだった牝馬2頭による競馬史に残る大激闘は、その後の強力牝馬たちの活躍を予感させるものであった。

牡馬相手で実績を残し続けていたウオッカもそうだが、惜敗したダイワスカーレットもこの年の暮れの有馬記念で37年ぶりの牝馬での制覇を成し遂げることになる。

着順タイム・着差
1ウオッカ1:57:2
2ダイワスカーレットハナ
3ディープスカイクビ
4カンパニーハナ
5エアシェイディクビ

動画

ウマ娘では

ウマ娘でもウオッカ・ダイワスカーレット両方がキャラクター化されたが、やはりというか両者のライバル関係が強調され、CM「Rivals ウオッカ編」及び「Rivals ダイワスカーレット編」がこの天皇賞(秋)の大激闘を再現した内容になっている。

(ウオッカ編)

(ダイワスカーレット編)

ちなみに、声はゲーム版と同じ茂木淳一ではあるものの、ダイワスカーレット版では耳をよく凝らすとうっすらと青嶋達也の実況とほぼ同じ音声が聞こえる

上記2動画と実際の実況を組み合わせたMAD動画

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