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ドバイワールドカップデー

どばいわーるどかっぷでー

毎年3月末にUAE・ドバイで行われる競馬の重賞レース群。「ドバイワールドカップミーティング」などとも称される。
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概要編集

UAEドバイの王族・マクトゥーム家が主体となって運営されている競馬団体「ゴドルフィン」の本拠地であるドバイのメイダン競馬場で行われている、ゴドルフィン主催の国際招待重賞の総称。「ドバイワールドカップミーティング」とも称される。


ゴドルフィンを率いるマクトゥーム家のシェイク・モハメド殿下は元々幼少期から馬術を習うなど馬と親しむ環境で育ち、12歳からアマチュア騎手としてレースに挑んだりしていたが、17歳の時にイギリスへ留学したことを機に、生涯の目標として祖国であるドバイを世界における競馬の重要拠点とすることを決意。ドバイワールドカップデー諸競走もその一環で整備されたもので、1996年、後にメインレースとなるドバイワールドカップの第1回が開催された。


アメリカやヨーロッパなど世界の競馬主要国から離れた砂漠の国・ドバイの地で行われるこのレースは当初成立が疑問視されたが、第1回ではアメリカ屈指の優駿であるシガーが参戦してこれを優勝。国際競走としてのステータスが確立されることとなる。

その後、1998年にドバイターフクラシック(現ドバイシーマクラシック)が創設、1999年にはそれまでドバイワールドカップの前座として同条件で開催されていたドバイデューティフリー(現ドバイターフ)が芝レースに変更の上距離短縮を行う条件変更を実施するなど徐々にレース数やイベントの規模が拡大していった。

2022年現在では芝・ダート、1200mから3200mまでの幅広い馬場・距離条件の8つのレースが開催されている。


創設当初からのメインレースであるドバイワールドカップは米国馬主体のBCクラシックと並ぶ世界最高峰のダートレースとして知られる。他にも欧州馬を意識した芝レースも複数整備されている。

当初はナド・アルシバ競馬場で施行されていたが、2010年からは隣接地に新設されたメイダン競馬場で施行されている。


サウジアラビアリヤドサウジカップデーが開催されるようになってからは、そちらからの参戦馬も増えている。


なお、全てのレースがGⅠに格付けされている香港国際競走やBCと異なり、階級によってレース格が違う。現在はGⅠが5レース、GⅡが3レースとなっている。ドバイカハイラクラシックは純血アラブ馬の競走であり、サラブレッドは出走できない(日本馬の参戦実績も全くない)。


施行レース一覧編集

※2022年開催のプログラム。毎年変更の可能性もある。条件の年齢は全て北半球産馬。

施行順  レース名  グレードコース条件総賞金額
1RドバイカハイラクラシックGⅠ PAダート2000mアラブ限定5歳以上100万ドル
2RゴドルフィンマイルGⅡダート1600m4歳以上100万ドル
3RドバイゴールドカップGⅡ芝3200m4歳以上100万ドル
4RアルクォーツスプリントGⅠ芝直線1200m3歳以上150万ドル
5RUAEダービーGⅡダート1900m3歳100万ドル
6RドバイゴールデンシャヒーンGⅠダート1200m3歳以上200万ドル
7RドバイターフGⅠ芝1800m4歳以上500万ドル
8RドバイシーマクラシックGⅠ芝2410m4歳以上600万ドル
9RドバイワールドカップGⅠダート2000m4歳以上1200万ドル

※ドバイカハイラクラシックの条件にあるPAとは、"Purebred Arabians"の略。純血アラブ馬を意味する。


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