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キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス

きんぐじょーじろくせいあんどくいーんえりざべすすてーくす

イギリスのアスコット競馬場で行われる競馬のGⅠ競走。ヨーロッパ競馬における上半期の集大成レースである。
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データ編集

グレードGⅠ
コースアスコット・芝2400m
条件3歳以上
斤量定量

概要編集

夏のアスコット競馬場芝2400mで実施される中長距離レースで、フランスのサンクルー大賞とともにヨーロッパの王道路線の上半期総決算レースとなっており、サンクルー大賞が古馬限定なのに対しこちらは3歳馬も認められ、3歳馬と古馬が直接対決するレースとして位置づけられている。

名称が長すぎるため、しばしば「キングジョージ」や「KGⅥ&QES」とも略記される。


歴史編集

第二次大戦終了後の1946年、国際競馬が復活するとイギリスは9月のアスコット競馬場芝2マイル(約3200m)という条件で「キングジョージ6世ステークス」を設立。欧州の3歳馬を集め、3歳の頂点を決めるレースとして開催された。

だが、当時の日程ではこのレースから凱旋門賞までは1週しか差がなく、お互いに出走馬を取り合ってしまっていた。

それを見かねたフランスは凱旋門賞の賞金を当時の最高額に設定。イギリスにはそこまでの賞金を出せる余裕はなく、競合を避けるために開催時期を夏季に移行し、同時期に開催していた「クイーン・エリザベスステークス」(1.5マイル≒2400m)と統合することとした。

統合後の第1回競走は大英博覧会100周年を記念した「フェスティヴァル・オブ・ブリテン・ステークス」として開催され、第2回以降は現在の名称で行われた。

また、第25回開催から第57回開催までの間はダイヤモンドを扱う資源メジャーのデビアス社が冠スポンサーとなり、競走名が「キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス」となっていた。現在はスポンサーから離れ、元の名称となっている。


競走名は20世紀中盤のイギリス国王ジョージ6世とその王妃エリザベス・ボーズ=ライアンエリザベス2世の両親)に由来している。



近年の勝ち馬編集

性齢騎手
2021アダイヤー牡3W.ビュイック
2022パイルドライヴァー牡5P.J.マクドナルド


日本調教馬の戦績編集

1969年のスピードシンボリが初参戦である。2番手先行からレースを進め、直線クールロイを交わして一旦先頭に立ち粘り込みを図るも、パークトップに交わされ5着だった。


2006年にはドバイシーマクラシックを優勝したハーツクライが参戦。前年の凱旋門賞を優勝したハリケーンラン、同年のドバイワールドカップを優勝したエレクトロキューショニストとともに「3強」と評され優勝候補(2番人気)として出走したが、直線で一度先頭に立つなど見せ場を作ったものの僅差の3着に敗れた。

回(施行年)馬名順位
第19回(1969年)スピードシンボリ5着
第35回(1985年)シリウスシンボリ8着
第50回(2000年)エアシャカール5着
第56回(2006年)ハーツクライ3着
第62回(2012年)ディープブリランテ8着
第69回(2019年)シュヴァルグラン6着

関連タグ編集

競馬 GⅠ 国際競走

ダービーステークス 凱旋門賞

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