大将首だ!!
大将首だろう!?
なあ 大将首だろうおまえ
首置いてけ!! なあ!!!
(島津の方言で「こんにちは、いい天気ですね」の意)
PV・テレビアニメ版の声:中村悠一
詳細
島津が生んだ薩人マシーン島津豊久は敵の大将首が大好き。
今日も戦で捨てがまりです
おやおやお豊さん、こんなところで途中下車ですか(滝口順平の声で)
詳しい経緯(警視庁による発表)
鹿児島弁に似た口調で話す。
初陣の折、首級を挙げたのをおやっど殿に褒められたのがよほど嬉しかったらしく、敵の首級を挙げるのが生きがいになる(作中よりやや曲解)
異世界に飛ばされた後もまるで達磨落としのように首を刎ね続け、敵の大将を見るや前述のご挨拶を述べる始末。
結果、動向を監視していた十月機関のオッパイーヌによって妖怪認定。
原作漫画の第6幕(1巻収録。ちなみにアニメ版では第二話)にて上記の台詞を放ったコマのインパクトのためか、たびたびパロディ絵が投下される。
※島津つながりのパロディ絵。お豊よりも怖い・・・
以下『ドリフターズ』の島津豊久の真面目な概要
正式名称「島津(しまづ)中務少輔(なかつかさしょうゆう)豊久(とよひさ)」現在30歳。
一人称は「俺(おい)」、複数人の時は「俺(わい)ら」
関ヶ原の合戦で伯父・島津義弘を逃がすために捨てがまりを行い、追手の井伊直政と交戦。
兵士たちに槍で全身を貫かれつつも、数本を刀で斬り落とし急所から外しつつ、短筒で直政を撃つ。
そうして直政を撃退した後、森の中で今しも討死にというところで異世界に迷い込む。
人生はっぱ隊。薩摩が生んだ殺人マッシーン。薩人マシーン。(作者談)
現代の30代レベルの薩摩訛りで喋る。70歳以上の薩摩訛りになると通訳が必要になるから仕方ないね。もっとも史実の豊久も通訳をする側だったとか。
人物像
「これが夢か現実か何もわからん!! だったら俺は突っ走ることしか知らん!!」
戦のことが頭の中の大半を占めており、寝ても覚めても首をとることしか考えていない模様。
頭自体は悪くないが、戦と首を取ること以外に頭をあんまり使用しない(阿呆だがバカじゃない、戦バカではあるが)。
よく空気を読まない言動が目立つが、これは幼いころから教育されて身に付けたもの。織田信長曰く「空気を読めないのではなく読まない。」。
これにより敵の策略や鼻っ柱をへし折り、逆に味方の士気を高める。
非常に好戦的で、本人も「薩摩ん兵子で血迷うておらんもんは一人もおらん」と認めるほど。
しかし、その反面自分を助けたエルフを庇い加勢したり、女子供に対する非道に憤慨するなど、義理堅く情に篤い一本気な性格。
何があろうと己の信念に基づいて行動する良くも悪くもブレないその姿勢は、多くの味方陣営から信頼されているが、真っ直ぐすぎる面は一部からは危惧されてもいる。
その一本気な姿勢で人間やらドワーフやらエルフやらをまとめているカリスマなのに、本人は鉄砲玉と思い込んでいて、大将なのに必要なら捨て駒も辞さないのだから周りからすればたまったものではないのだが、これは家中の事情が関係しているのだろう。
身内が戦国時代最強との呼び声も高いあの島津四兄弟なのだから、彼らとの比較で大将としての器の違いを自覚せざるを得ず、本家を継ぐ立場ではないので家や政務など関係ない気楽なところもあったのかもしれない。
敵の首をとることに執着しているものの、非道な行いをする大将は首をとる価値すらないとして「命だけおいてけ」と斬り捨てる。
また「女子の首は手柄にはならない」として、ジャンヌ・ダルク相手には手加減をして殺さなかったりしているが、それでも思いっきり頭突きして頭蓋骨を割ったりしているので、結果的に殺さなかっただけというレベル。
この行動について、この狭い日本で日々殺し合いばかりしていた連中の末裔に負けた経験をもつアナスタシアとラスプーチンは「手加減はしたが、その先の相手がどうなろうと知った事じゃない、存在自体が自己満足の集合体」「それだけになめられないサムライというやつ」と評している。
非道な重労働でやせ衰えたドワーフたちのために食糧庫の兵糧や戦用の馬を食べさせたり、エルフたちに島津流の一撃必殺の剣術を教えて「(外したら)さぱっと死せい。黄泉路の先陣じゃ。誉れじゃ」と言い放つなど、色々と規格外の行動で常に周囲を振り回す。
敵の死体を火薬の原料として扱い「首ではなくただの肉袋に魂が宿るわけない」と言う・自身の死を何とも思わないといった独自の死生観を持ち、オルミーヌからは興味を持たれると同時に畏怖されている。
島津の力を絶対的に信じており、関ヶ原の後自分たち島津の子孫が幕府を滅ぼすこと(つまり西郷隆盛たちの明治維新)を確信していた。
装備
身の丈程もある野太刀とそれに伴う脇差、馬上筒と思わしき短筒を纏めて腰から下げている。
野太刀は名のある名刀というわけではないが、日本刀特有の精製技術故に鍛冶に長けたドワーフ達をして修理を躊躇わせ「変態の国の仕業」と言わしめる代物。
回想では鎧を身に着けていたが、本編では島津家の家紋が刻まれた満智羅と籠手が一体化したような小具足を纏う。
これは現存する豊久の遺品が鎧のみという事実に由来すると思われる。
城館に攻め入る際は潜入のため現地調達の甲冑を身に着けていたが、潜入後は「暑か!! 動きづらか!!」と言いながらすぐに脱いでしまった。
マモン平原での決戦で殿を務め、激闘の末に刀を二本とも喪失。
空母「飛竜」に合流後は日本軍の武器を調達したのか、細身の日本刀と重火器を装備している。
戦闘能力
「俺らは人ぞ 俺らは俺らの理で走る」
- 騎馬兵を馬ごとぶった斬る
- 鎧騎士を鎧ごと胴体真っ二つ
- 打ち合った剣ごと首を切り落とす
- オルミーヌの土壁を発射台に自身を高速射出
- 散弾銃で相手を自分ごと撃たせる
などとにかく破天荒な大暴れで戦場をかき乱す。
武器は主に大型の野太刀を使用し、タイ捨流をベースに示現流を含めた複合剣術による一撃必殺の攻撃を得意とする。
一対一の剣の戦いには拘らず、組手甲冑術による組み伏せ、鞘による追い打ちなど使える物はすべて戦いに活かす。
身に着けている脇差や短筒はあまり使用しないが、爆薬などの火器の扱いにも長けており、豊久から見て未来の銃器であるMP18と思わしき短機関銃(第一次世界大戦後に日本が輸入したドイツ製の銃で、通称ベ式自動拳銃)を問題なく使いこなしている。
生まれつき人を戦へと駆り立てる雰囲気と能力が備わっており、戦の際には兵の配置や武器だけでなく、それが敵兵にもたらす精神的な影響まで考慮している。
本人曰く島津の進軍速度は異様に早く、織田信長をして「戦闘民族」と言わしめる。
土方歳三との一騎打ちの際には建物に逃げ隠れしながら食べ物を投げてぶちまけたりしており、土方から「士道はないのだな」とキレられた。
それに対して豊久は
「こい(これ)は合戦ぞ 首の掻き合いに道理などあらんぞ 使える手ぇば何でん叩っ込まねば 相手に申し訳ばなかど」
と述べており、あらゆる手を尽くして戦いに挑む事こそ侍の礼儀とする戦国以前における原初の武士道を語り、後年の美化された士道に当てはまらない価値観を持つ。
関連イラスト
貴様の首はいらん 命だけ置いてけ!!
関連タグ
- モンスターハンターダブルクロス…配信専用のクエストをクリアすることで豊久とのコラボ武器が入手できる。ただしあちらは砕竜など鋼以上の強度が当たり前の素材で鍛え上げた対モンスター用の武器で、一応ただの鋼の刀で折れも受け止められもする豊久の刀とは別物。ちなみに太刀ではなく大剣扱い。
- 妖怪尻尾おいてけ…上と同じくモンスターハンターシリーズのやたら尻尾を切りたがるハンターの別名。
- ガンダムAGE-FX…パイロットが戦場で敵兵の命を奪うのを良しとせず、自爆装置の付いた兵器からコクピットを切り離して回るという芸当を見せたが、その方法が人型兵器の首を切断するという残虐に見える光景だったため、視聴者から「妖怪首おいてけ」と呼ばれた。
- 牛若丸(Fate)…別名「ブレーキの壊れた忠犬」。マスター思いなのだが、その言動が「敵を薙ぎ直して首級を沢山獲ってくる」というダメな方向に偏っている。なお彼女の愛刀「薄緑」は、一説には薩摩島津の祖である島津忠久が授かって代々の家宝にしたという逸話がある。
- “山の翁”…とうとう出ちゃったFateシリーズにおけるガチの首おいてけ。好きなものが「首」で、宝具も首狩り、戦闘中やマスターとの私室での会話でも「首を出せ」が頻出する。
- 大和守安定、歌仙兼定、小竜景光(刀剣乱舞)…戦闘ボイスに「首おいてけ」的な過激な台詞を持つ。首にまつわる逸話としては「新撰組の粛清に関与した沖田総司の愛刀」「細川忠興が家臣を36人手討ちにした刀」「『首切り浅右衛門』こと山田浅右衛門の家に伝来」がある。
- 顔面破壊大帝
- 誤チェスト…別作品における薩摩の方言。お豊が「大将であるかを相手に尋ね、指差し確認までする」のに対し、あちらは「とりあえず手当たり次第チェストして回避出来たら目当ての人物」という智慧捨てっぷり。
- 心臓が逃げる…とある作品で出た迷セリフもとい狂セリフ。シリアスな状況なのに「首おいてけ」並の迫力で話題になり、別名「妖怪心臓おいてけ」とも。