廃棄物(エンズ)
異世界にて非業の死を遂げたとされる歴史上の人物で構成され、EASYによってこちらの世界に送り込まれた者たち。
漂流者と異なり、深い憎しみや怒りなどのマイナス感情で人格が歪んでしまっており、異能を持ち、死ぬとその肉体が同量の塩になるという違いがある。
異能の力はそれぞれ異なっており、各人のキャラクターに見合った能力を発揮している。
本編が始まる前から散発的に現れて、この世界の廃滅を目論む脅威となって、これに対し漂流者が戦う関係が続いていたが、黒王の出現で状況が変わる。
黒王を頂点として複数の廃棄物が結束し、ゴブリンやコボルトなどの多種族の亜人類を率いて、組織立った一大勢力となった。
北方で軍団を形成し、北壁・カルナデアス要塞を攻め落とし、廃棄物たちの拠点とした。
黒王はこれまでの廃棄物がしてきた単なる人類滅亡だけでなく、亜人たちに農耕や統一宗教、共通言語などを教え、この世界で人類に取って代わる亜人たちによる永続的な文明の形成を目論んでいる。