心臓が逃げる
しんぞうおいてけ
※アニメ終盤のネタバレが含まれます。
アニメ『リコリス・リコイル』の第12話、「Nature versus nurture」にて井ノ上たきなが放ったセリフ。
主人公である錦木千束を生かす全置換型の人工心臓の充電機構を吉松に破損されてしまい、余命2ヶ月となった危機的状況。
そんな中、吉松が予備の人工心臓を所持している事が判明し、たきなは千束の為に奔走する事となる。
しかし吉松は千束を「世界の為に必要な完璧な人殺し」として完成させるべく、予備の人工心臓を自分に移植。
千束が生き残る為には吉松から心臓を奪う必要があり、それは千束自身に人工心臓を与えて生かした恩人を、「自分の人生の為に殺す」選択を突き付けられる。
紆余曲折あって、千束は不殺の信条からこれを拒否し、自分の死を受け入れ、吉松を逃がして見送ろうとした。
…が、その時、たきなが戦闘の末に頭から血を流したまま現れ、何としてでも吉松を捕え千束を生かそうと鬼気迫る表情で叫んだのが『心臓が逃げる』であった。
「誰かの代わりに生きる」事を良しとしない千束はたきなを止め、「かけがえのない存在」となった千束を喪う事を受け入れられないたきなは泣き崩れたのだが…。
心臓を捧げよ:言葉の字面だけなら似たニュアンスの言葉だが、こちらは「命の保証など到底できない危険すぎる使命にも、怖気づかず自ら心臓(=命)を差し出す覚悟で戦ってみせろ」という覚悟を問う言葉であり、上記の状況のたきなが叫びそうな「その心臓をこっちによこせ」という意味ではない。
トラファルガー・ロー:実際に他人の心臓(…に限らず人体のパーツはどこでも)を(持ち主を生かしたまま)摘出して、その後も(能力が切れない限りは)半永久的に血流不具合やそれによる死亡も起こさせず、あまつさえ持ち主どころか別の人間に移植さえしてしまえる「オペオペの実」の能力者の「改造自在人間」。彼は実際にこの能力で海賊100人の心臓を『持ち主を生かしたまま』奪い取って海軍に提出し、その功績を材料に世界政府公認の海賊「王下七武海」になっている。
ドガボン:逃げ出した彼の心臓を追いかける展開がある。
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