刀については→小竜景光を参照。
※タグに関する注意
小竜景光のみでは同じ刀剣をモチーフにした『天華百剣』の同名キャラクターもヒットする為、刀剣乱舞に関しては「小竜景光(刀剣乱舞)」のタグを使う事を推奨する。
プロフィール
備前長船派の刀工、景光作の太刀。
名は、樋中に倶利伽羅竜が浮彫されていることからついたとされる。
その他にも「楠公景光」や「覗き竜景光」など異名も多い。真の主を探して延々と旅する風来坊。
「俺は小竜景光。主を探しさすらう流浪の旅人……。キミが、今度の主かな?」
概要
2017年8月8日に期間限定鍛刀キャンペーンで実装された刀剣男士。公式Twitterの全身紹介される前より先に駅の特大ポスターで披露された。
2018年7月3日のメンテナンス以降は通常鍛刀による入手が可能になった。
キャラクター像
長い金髪を赤い紐で括り、長船派で共通する黒スーツの上に赤や紫、黄緑などの華やかな鎧を装着している。更に、黒と水色のマントが派手な出で立ちに拍車をかけている。
その色彩の多さ故に、初登場時には審神者からは「目がチカチカする」「隠蔽できなさそう」とからかわれたり、「ネオロマンスに出てきそう」と言われたりした。
瞳とピアス、ネクタイの色は紫。体型は痩せ気味、長身。うなじを通って首にぐるっと巻かれた小さな竜の刺青があり、これは名前の由来にもなった本体の倶利伽羅龍の彫り物である。
「主を探し、東へ西へ」
「俺は、人を選ぶからさ。清廉潔白でないと駄目なんだよね」
飄々とした性格の風来坊で、「主を探してさすらう流浪の旅人」ともあるように、審神者に対しても主としての器を試すような物言いが見受けられる。また旅好きなのか、遠征ボイスでも「旅はいいねぇ」と零しており、とても楽しそう。
この設定は手合わせで「俺はこれで、刀はたくさん見てきたからね」と言う通り、数多くの人間の手元を渡り歩いてきたことからだと思われる。その地位の変動は御物から農家の刀まで幅広く、某刃生経験の豊富な太刀にも匹敵する程。
常に余裕のある口調で喋り、刀帳ボイスからも察する通り、容姿を裏切らぬ外来語の使い手。
本丸では「っふふ……男には、謎が多いものさ」とミステリアスな台詞を零している。
戦闘でも余裕な態度を取り、敵を煽って誘い込む戦法を得意とする。恐らく、その戦法は前の主の一人である楠木正成からの影響である。
「状況を知らせてくれ。俺が覚えてるのは、ゲリラ戦でね」
ちなみに、軽傷ボイスでは「ヒュウ~~♪」と口笛を吹く。煽り方も中々に個性的である。
真剣必殺では履いてない疑惑が浮上している。
農家にあった由縁からか、内番では文句を言うこともなくやってくれる。
内番着は長船派で共通のジャージの上から色々な装備品の付いたベルトを締めており、本体である刀剣とは別にサバイバルナイフも持っている様子。
よく見ると通常立ち絵でも後ろに大きめの鞄が装備されている。
図録2巻で鞄の中身が一部公開され、印籠(薬入り)、羅針盤、書簡、矢立、小判入りの巾着、古地図など旅の必需品や旅先で拾ったものが入っていることが判明した。
短刀の謙信景光とは刀工が同じであるが、今の所ゲーム内では互いへの言及はない。
2022年6月、初となる回想『彦根と虎徹』が実装。同じく初回想となる蜂須賀虎徹と共に戦場に立ち、かつて彦根城下にあった長曽祢村について言及する。
関ヶ原の戦いによって琵琶湖近くに移住したという話を通じ、刀工虎徹の評価と井伊家の結びつきを感じ、その意味においてもこの戦いには負けられないと語った。
性能
レア4太刀でありながら特最大合計値が409と極を除く全刀剣男士中で小豆長光と並んで1位(2022年10月18日現在)。
2021年8月17日に極が実装されたときの合計値は全刀剣男士の極で1位ではなかったが708と相変わらず上から数えた方が早い。(ちなみに極の合計値1位の刀剣男士は三日月宗近で720)
メディアミックス
ミュージカル『刀剣乱舞』
「江水散花雪」にて初陣。
大包平、南泉一文字と共に幕末・江戸への遠征任務につくが、そこで時間遡行軍の襲撃を受ける。混乱の中で井伊直弼と吉田大次郎(後の吉田松陰)を助ける形となるが、「誘いこまれている気がするんだよね」と呟くなど、早い時点で違和感を感じていた。
本来出会う筈のない二人は出会い、友誼を交わした。時間遡行軍の狙いが見えない以上は様子見するしかなく、小竜は監視の為に「竜輔」を名乗り、大次郎の供となる。多くを語らず甲斐甲斐しく世話を焼く姿に対し、大次郎は不思議に思いつつも気さくに接し、良好な主従関係は終盤まで続いた。
かつては井伊直弼が主だった時代もあり、また大次郎については最期に関する縁もあってか、「角度を変えて視る」ことを選ぶ。そして終盤、「放棄された世界」に閉じ込められて発狂した大次郎と切り結ぶ事となり、意を決して引導を渡した。
終盤、正史の通りに直弼が暗殺された現場に立ち、その死を悼んで立ち去ろうとするが……
公演中、小竜景光役の長田光平の負傷により、演出変更に伴って一部が上演中止。
その後、第一部ではアンサンブルキャスト及びアンダースタディの兵藤結也が小竜景光役を黒装束でつとめ、裏で長田氏が声を充てるという演出になった。第二部では負担がかからないよう演出を変更し、限られたステージングながら本人が登場している。
この黒い小竜について、公式には「小竜景光(影)」と記された。他にも「影打」という非公式の名称があり、上演終了後にアップされる演者のTwitterの写真でも、たびたび小竜と「影」とのツーショットが挙げられた。
大千秋楽のカーテンコールでは、長田氏が涙ぐんで言葉に詰まる一幕もあったが、役を貫いて感謝の言葉を述べ、客席からは温かい拍手が送られた。
なおDVD/Blu-rayでは、初日公演と大千秋楽公演の両方が収録。2022年6月14日からのアーカイブ配信でも、2つの公演がそれぞれ個別に配信された。
「真剣乱舞祭2022」にも参戦。負担をかけない範囲での出演となった。
東京公演後半では「江水散花雪」の第一部エンディングを飾った『14th (one-fourth) son』を通しで初披露。スクリーンには桜田門外の変が映し出され、肥前忠広がギターソロとコーラスで参加し、情感ある演出となった。
特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~
2022年5月公開の「雪ノ巻」にて初登場。
本丸には顕現したばかり。審神者から渡された鍛刀の札を近侍である大和守に渡し、これが後に静形薙刀が顕現する一助となった。
後半では特命調査について、山姥切長義や薬研藤四郎、一期一振らから「放棄された世界」について茶飲みがてら学ぶ事となる。旅人としての気性もあり、一度はそんな世界を見てみたいものだと素直な感想を述べるのだった。