刀剣については獅子王の項目を参照。
プロフィール
「俺の名は獅子王。黒漆太刀拵も恰好いいだろ! 活躍すっから、いっぱい使ってくれよな。へへ」
「外れると辛い? ……獅子唐じゃねえよ!」
「出陣だな。行くぞ、じっちゃんの名にかけて!」
公式による事前紹介
平安時代末期の大和刀工作の太刀。
老齢でも使えるようにと細く軽く作ってある。
それでいて拵は老将軍の誇りを損なわぬよう立派に作られ、
勇ましくも心優しいおじいちゃん子となった。
正義感の溢れた性格をしている彼は、心優しきおじいちゃん子。
その立ち姿は若き獅子の王の如く悠然。
ですが、背が小さいのを少し気にしている一面も。
キャラクター像
ニトロプラスがシナリオ・キャラクターを担当し、DMMが制作・運営するブラウザオンラインゲーム『刀剣乱舞』に登場する元気いっぱいな少年。刀種は「太刀」。
史実では太刀の中では小ぶりであった事をきっちり反映させ、大人びた者の多い太刀男士としては幼めの容姿である。作中では言及はないが公式紹介によると背が小さいのを少し気にしている一面もあるらしい。
現在、はいてない疑惑が浮上中。
少年のような姿や「じっちゃんの名にかけて!」といったセリフから、祖父好きの孫といった印象を受ける。実際、彼の台詞は全刀で一番前の主(じっちゃん)について触れている。
正義感に溢れた性格の、勇ましくも心優しきおじいちゃん子。
しかし、公式サイトで製作年代は平安末期と言われている事や、史実で獅子王を天皇から下賜されたといわれる人物が1180年に亡くなっていることから、実はかなりのじじいでもある。
そのせいなのか、近侍にすると「わかってるよ、じっちゃん。……って、間違えた」という、審神者とじっちゃんを間違えるボケを発したりもする。
だが、審神者の方も“獅子王”と“獅子唐”をかけたボケをかましており、獅子王からツッコミを受けているので仲は良好そうである。
ちなみに、彼が言うじっちゃんとは源頼政。
ノリノリな台詞が多い為、ついつい彼を喋らせようとしてしまう人が多いとか何とか。
「うほっ、なんか強くなった!かも!」「あったらしーいそーうび♪」と、少年らしい無邪気さを感じる楽しい台詞がよく見られる。畑当番の際には「畑ぇ?んなことより、ひと狩りいこうぜー。」とどこかで聞いたような台詞も言う。戦闘時の会心の一撃で発する「これで終わりだ!必殺剣っ!」の、必殺剣もあのゲームが由来か?
だが、演練の際には「閲兵だ!実力見せろ!」と仲間を激励する姿もあり、戦いではリーダーシップを発揮する勇ましい戦士。
それでいて、「獅子も頭の使いがらなんて、言われねえようにな。頼むぜ。」と刀剣男士達を総べる主である審神者に言ってきたり古い刀らしい面もある。
「獅子も頭の使いがら」の意味は、『神楽の獅子舞も頭の部分を振る人の上手下手で善し悪しが決まるの意から、人は先頭に立つ者の使い方でどのようにでも働くものだということ。指導者の働きが重要であることのたとえ。』
つまり、自分達の指導者である審神者の動きの重要性を言っており、頼りにしていることを伝えてくれているのである。
上記のような言葉を主にも向けたり、隊員を任命すると隊長になりたいと要望を言ったり、ドロップとランクアップでは活躍するからいっぱい使ってほしいことを率直にアピールしてきたり、審神者には遠慮なく思ったことを言ってくれる関係のようである。
万屋に共に行くと、初めて店で買い物することに嬉しそうにする初々しい一面もある。
外見デザインが派手な若者っぽいのでお店すら知らない育ちの子なのかと思って何でも買ってあげたくなる審神者もいるが、実際は天皇から授けられた刀剣なのでスーパーお坊ちゃん育ちによる発言である。
2016年1月1日に実装された正月ボイスでは、平安時代に生まれた太刀男士なので年長の類いであるはずなのに短刀男士に混じって審神者にお年玉をねだってきていた。
このボイスで判明した審神者の呼び方は「主(あるじ)」。呼び方がここで判明するあたり現金さを感じもするが、嬉しいので審神者の財布はすっからかんにならざるを得ない。
刀剣乱舞一周年記念では無邪気に大喜びしていた。だが、凄いことなのかはよく解っていないようだ。
ゲーム内で刀派なし・特殊会話なし・回想なしのキャラクターは長らく獅子王のみであったが、2016年11月18日、小烏丸との回想「じっちゃんと一緒」が実装された。
烏の童子を思わせる姿だが刀剣達の「父」を自称する小烏丸と、祖父を慕う孫のような見目だが平安時代生まれの獅子王の、見た目に反してじっちゃん同士による微笑ましいやり取りが見られる。
鵺
獅子王が背負っている謎のもふもふであるが、鵺がモチーフであることが公式設定集の刀剣乱舞絢爛図録で記されている。
近衛天皇の代に都を騒がせた怪物、鵺を退治した恩賞として源頼政に下賜されたのが獅子王であるため、その逸話を意識したデザインであろう。
その後、二条院の頃にも鵺という怪鳥が禁中において鳴き、しばし帝のこころを悩ました。この時も頼政が召し出され、暗闇の中見事に怪鳥を討ち取った。この時も帝の感心ひとしおで、御衣を与えたという。
黒いもふもふ姿なのは、逸話内で鵺が黒い雲で現れたことに基づいているのだと思われる。
この鵺は、真剣必殺の立ち絵では口を開けている姿もあり、もしかしたら動く……?
退治したのでは?と思わなくもないが、審神者の能力が「眠った物の想いを呼び覚まし、戦う力を与える」というものであり獅子王もそれにより人の姿を与えられた刀剣男士なので…、そういうことなのだろう。
虎を連れている刀剣男士や、狐を連れている刀剣男士も居ることだし。
アニメ「続『刀剣乱舞-花丸-』」では、第1話にて出陣の際、鵺も一緒に肩に乗って登場。
あやかしと見抜いた髭切に刀を向けられ、獅子王の肩の上でぷるぷる震えて涙目になるなど、コミカルで愛らしい一面を見せた。一方で戦闘となると牙を剥き、咆哮と共に襲いかかる獰猛さも見せ、獅子王ファンを歓喜させた。
第3話では五虎退の虎くん達が皆の役に立とうとあちこちで活躍して騒動となる。最終的には巻き込まれた一同も笑顔となり、和やかな終わりをみせるかと思われたが、ラストに事の顛末を知った獅子王の「今度俺の鵺貸してやるよ!」という発言に、三日月以外の面子が恐ろしげな鵺の姿を思い出してドン引きするというオチとなった。
なおオープニングでは小烏丸の膝の上に乗っかり、寛いでいる鵺が拝める。かわいい。
極
2020年10月13日のメンテナンスで「極」が実装された。
レベル75以降、四日間の修行を経ることで極の姿になることができる。
獅子王の様子がいつもと違うようだ。
「あのさ、大事な話なんだけどさ……」
獅子王が修行に旅立ちたいようです。
修行に行かせますか?
▶はい
いいえ
カードファイト!!ヴァンガードでの性能
こちらではカードファイト!!ヴァンガードのタイトルブースター刀剣乱舞で収録された彼も紹介する。
このユニットがアタックした時、真剣必殺(ダメージが3以上で発動)の発動条件が整った場合カウンターブラストとソウルブラストを各一枚支払い手札を一枚捨てることで手札を2枚ドローできる髑髏の魔女ネヴァンのアタック時バージョンの効果を持つ。
このユニットがいる限りアタックすれば使えるため手札を整えることができる。
さらにこのユニットは相手のカードの効果の対象にならないためよほどのことがない限りやられないのだ。
しかしパワーがグレード2の7000パワーをライドすると本当に心もとないため気を付けて運用すること。
なおこちらもサイン付きSPカードが存在する。
舞台『刀剣乱舞』
演:伊崎龍次郎
『綺伝 いくさ世の仇花』改め『改変 いくさ世の仇花の記憶』にて初登場。
新型コロナウイルスの影響により、演出とストーリーを一部変更した「科白劇」として上演された。ステージングではソーシャルディスタンスを心がけた演出となっており、講談師の語りによる解説と共に「別本丸における調査記録を元に再構築した物語」として展開される。
第三部隊隊員として慶長熊本に出陣、ムードメーカーとして部隊を盛り上げた。元主の影響で和歌にも通暁しており、先に受け取った通信で寄せられた和歌について軽く解説を入れてくる。
情報収集の最中に篭手切江と一緒に飯屋で(ソーシャルディスタンスにより疑似対面式と称した)食事をする。これでいいのかと心配する篭手切に対して食事の重要性をとき、鵺にも飯を食わそうとしていた。また出陣に先立って小烏丸から助言をもらったが、この時の物真似がものすごく似ており、観客の笑いを誘う事となった。
そうこうする中でキリシタン大名・高山右近と小西行長の思いがけない訪問を受けるが……。
2022年の本来形式での再演においては、解禁となった殺陣を披露。
終盤では初となる真剣必殺を披露するが、鵺をアンサンブルが演じ、絶妙のコンビネーションで時間遡行軍を翻弄した。