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審神者(刀剣乱舞)

さにわ

ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』におけるプレイヤーキャラクターのことであり、転じてプレイヤーたち自身を指す言葉。
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pixivのタグとしては「審神者」が多く使われている。

概要編集

審神者(さにわ)とは、刀剣乱舞の作品世界における刀剣男士と並ぶ主要キャラクターであり、プレイヤーの分身たるプレイヤーキャラクターである。原義における審神者とは設定が異なる。


刀剣男士達からの呼ばれ方は「(あるじ)」を筆頭に、「主殿」「主様」「主さん」「主はん」「ぬしさま」「主君」「大将」「ご主人様」「主人」「主ぃ」「きみ」「あなた」「あんた」「お前」等と呼ばれており、審神者という単語自体が登場する場面は少ない。

プレイヤーが自己の分身として投影しやすいようにか、BLゲームでも乙女ゲームでもないプレイヤー次第のゲーム(ゲームのカテゴリ自体は女性向け)という製作サイドの意図もあってか、年齢・性別・性格・外見・生い立ち等は明示されていない。

公式で審神者のビジュアルイメージは定められておらず、ユーザーの想像に委ねられている。


アニメ版の舞台となる本丸『とある本丸』という記述になっており、公式アンソロジー等でも審神者の描き方は作品ごと作者ごとに異なっている。

ニトロプラスの小坂氏はインタビューにて「『刀剣乱舞-ONLINE-』をプレイしてくださっている審神者の皆さんにそれぞれの本丸があるように、メディアミックスにおいても参加してくださる現場の数だけ本丸が存在します」と答えている。(参考


ゲーム内でも巴形薙刀が演練で「他の本丸との訓練」と言っており、本丸は複数ある世界観な模様。


要すると、刀剣乱舞の審神者とはTHEiDOLM@STERシリーズのプロデューサーや、艦隊これくしょん提督と同じような存在であると言える。設定に謎が含まれている部分も多いが、ゲーム内の情報や設定集の記述などから審神者についていくつか解るものもある。


設定編集

【審神者(さにわ)】

刀剣男士達を束ねる主。

眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる技を持つ。


西暦二二〇五年。「歴史修正主義者」を名乗る時間犯罪者達が時間遡行軍を編成、我が国の歴史を修正しようと時間遡行を繰り返しながら攻撃を開始する。対峙する時の政府は時間遡行軍を追伐するために、「審神者」なる者を派遣し、すべての歴史の守りとした。

しかし、歴史の混乱を防ぐため派遣は最小限とされ、その介入方法も厳しく制限された。

対する時間遡行軍は未来から無限に兵力を輸送し、過去に送り出していた。号して八億四〇〇〇万という。これまで八島が産んだ人よりも多い軍勢である。

勝敗は誰の目にも明らかであったが、ただ、時の政府には一つ勝算があった。

それは、審神者なる者の『物の心を励起する技』。眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる。

審神者なる者は過去へ飛ぶ。

いにしえの精神と技の結晶である刀剣から生まれた最強の付喪神「刀剣男士」と共に歴史を守るため――。

(刀剣乱舞絢爛図録より)


※時間遡行軍の「八億四〇〇〇万」は具体的にこの数というわけではなく、仏教用語の「八億四千」における「実数がなく、ものすごく数が多い」という意味だとされる。


つまりタイムパトロール的な存在で、『刀剣を人の姿の戦士に変える』という能力を持つ異能力者

物に力を与えるという設定からすると、刀剣以外の物質にも戦う力を与えられそうだがその辺りは不明。刀装兵や呼び戻し鳩などがそうとも考えられる。

検非違使と遭遇した際や6面の池田屋ステージで自軍側による口語調のテキストが出るが、審神者視点の文章か?との推測もある。


回想6の山伏国広の戦いを終えたら美術品に戻るという台詞からすると、刀剣男士が与えられた人間の姿は永遠に持続するものではなく役目が終了すれば審神者の能力によって解かれる類いのようだが、世界観設定からするとこの戦争に終わりがあるのかは不明。

回想21~22ではへし切長谷部が付喪神の死生観を語っていたが、刀剣男士各位の刀剣破壊では死後の世界に言及する者が複数いるため、人の姿を与えられた現在でも当てはまるのかは解釈が多様である


刀剣男士と審神者の関係編集

神である刀剣男士にとって、より神格の低い審神者は自分達よりも下の存在。

しかし同時に刀剣の持ち主でもある。刀剣自身にとっては神格よりも自分の持ち主であることの方が重要なため、「あるじ」や「ぬし」という名称で呼ぶ。

(刀剣乱舞絢爛図録より)


※原義の付喪神とは設定が異なり、刀剣乱舞の作中設定において付喪神は神格のあるという扱いになっている。


主君として慕われている様子もあるが、関係はフランクであり、彼らの方が年長者なのもあって目上目線で諭されることもある。

獅子王にボケを突っ込まれたり、次郎太刀に酒を勧められたり、五虎退には怒らないから好きと言われており、関係は概ね良好と思われる。刀剣男士たちを撫でたり、スキンシップをとることも多い。

明石国行に働くように言ったり、馬当番では和泉守兼定がサボらないように堀川国広を監視につけたりしている。


正月、リリース記念日、審神者就任記念日には、本丸で祝いの席を開いていた様子。

正月ボイスでは刀剣男士と一緒にさまざまな正月を過ごしており、和やかで親しげな雰囲気だった。

また短刀たちにお年玉もあげていた様子で明石国行のセリフから保護者の様な立場でもあるらしい。


審神者就任一周年ボイスからは、刀剣男士たちは神の目線から審神者の成長を見守っている感じが見受けられた。「一端の審神者になった」「熟練審神者」などの評価を受けている。

刀剣乱舞一周年での太郎太刀の台詞によると「付喪神集うこの本丸は、ある種の神域となってきた」らしい。

審神者就任二周年ボイスでは、「立派になった」「貫禄が出てきた」「恐ろしいくらいに強くなった」と評価され、太郎太刀からは「付喪神を多数従える貴方は、ある種、もうこちら側の領域なのでしょうか」とまで評される。

審神者就任3周年ボイスでは、審神者の手腕をみんな認めて賛辞を送り、なかには警戒を促す者も居て少し不穏。太郎太刀からは「貴方の力の高まりを、年々感じずにはいられません」と言われており、やはり審神者は多くの付喪神を従えて年月を経るごとに力を増しているようだ。

また、審神者が長く不在にすると南泉一文字の猫の呪いが進行するという。審神者の能力で呪いを抑えているのだろうか?

静形薙刀は刀剣男士とは気兼ねなく交流しているが審神者には自分の力で壊してしまわぬよう気を使っており、審神者と刀剣男士は物理的に力の差があると推測される。


亀甲貞宗からはサディストの才能を見出されており、彼が暴走しかけると審神者がスルースキルを発揮している。彼の服の下は二人だけの秘密となっている。


美術品を好み美しいものを愛で口説きものにするのが趣味の大般若長光からはからかいだが口説かれているため、美しいものと認定されている模様。


平野藤四郎極へし切長谷部極のように自分と審神者が地獄に逝くともとれる発言をする者も居り、審神者と刀剣男士が死後どうなるのか多様な解釈がされている。


刀剣男士の審神者の呼び方編集

現時点での台詞量から判明している各刀剣男士の審神者の呼称。(2021.12.1時点 期間限定ボイス含む)

ただ、監修の芝村裕吏氏によると「審神者への呼びかけは審神者の設定やそれとの関係によっても変化するものですので、どのキャラにも定型はありません。ご自身の審神者の設定に合わせて妄想していただいて大丈夫ですよ。」とのこと。

期間限定ボイス含めた総台詞数で審神者を指す呼称を発した回数では、一番多いのがへし切長谷部極の27回(主、貴方)であり、厚藤四郎極の22回(大将、主、審神者)、今剣極の19回(あるじさま)、薬研藤四郎極の15回(大将)と続く。

ちなみに、こんのすけはイベント『戦力拡充計画』で審神者のことを「主さま」と呼んでいた。


※極で呼び方が変化する刀剣男士は極も表に入れている。

太字は複数認される中での主要な呼び方。

刀帳番号刀剣男士審神者の呼び方
3三日月宗近主(就任1&2周年)
4三日月宗近極主(就任1&2周年)、俺の主(手合せ)
5小狐丸ぬしさま
6小狐丸極ぬしさま、この主(刀帳説明)
7石切丸
8石切丸極主、君、私の主(本丸負傷)
9岩融
10岩融極、今の主(刀帳説明)、我が主(本丸)
11今剣あるじさま
12今剣極あるじさま
13大典太光世あんた、俺の主(ログイン)
15ソハヤノツルキ
17数珠丸恒次貴方(就任1周年)
19にっかり青江
20にっかり青江極、主
21鬼丸国綱あんた
23鳴狐狐:あるじどの、あるじさま
24鳴狐極狐:あるじどの/本体:あるじ
25一期一振今の主(回想6)
26一期一振極貴方、主
27鯰尾藤四郎
28鯰尾藤四郎極
29骨喰藤四郎
30骨喰藤四郎極あんた、主殿
31平野藤四郎主さま(正月おみくじ)、主(修行申し出)
32平野藤四郎極
33厚藤四郎大将
34厚藤四郎極大将
35後藤藤四郎大将
36後藤藤四郎極大将
37信濃藤四郎大将
38信濃藤四郎極大将、俺の主(就任5周年)
39前田藤四郎主君
40前田藤四郎極主君
41秋田藤四郎主君
42秋田藤四郎極主君
43博多藤四郎俺の主(就任1周年)
44博多藤四郎極主人
45乱藤四郎あるじさん
46乱藤四郎極あるじさん、主さん(手紙)
47五虎退あるじさま
48五虎退極あるじさま
49薬研藤四郎大将
50薬研藤四郎極大将
51包丁藤四郎
52包丁藤四郎極
53大包平お前
55鶯丸新しい主(回想45)
56鶯丸極、今の主(刀帳説明)、主人(戦闘開始時)
57明石国行主はん
58明石国行極主はん、主(破壊)
59蛍丸
60蛍丸極主さん、俺の主さん(就任3周年)
61愛染国俊主さん
62愛染国俊極主さん
63千子村正アナタ、主
64千子村正極アナタ、主(手紙3通目)
65蜻蛉切、貴方
66蜻蛉切極、今代の主(刀帳説明)、貴方
67物吉貞宗あなた、主様
68物吉貞宗極主様
69太鼓鐘貞宗
70太鼓鐘貞宗極
71亀甲貞宗ご主人様、主(破壊)
72亀甲貞宗極ご主人様
73燭台切光忠
74燭台切光忠極君、主(破壊)
75大般若長光あんた
76大般若長光極あんた、主人(破壊)、今代の主人(刀帳説明・手紙3通目)
77小竜景光キミ、主
78小竜景光極キミ、主、俺の主・今の主(馬当番)
79江雪左文字貴方
80江雪左文字極主、貴方、地獄を歩む戦乱の王(本丸)
81宗三左文字貴方、主(資源マス)
82宗三左文字極貴方、主
83小夜左文字あなた
84小夜左文字極あなた、あるじさま(手紙1&2通目)、主(3通目、破壊)
85加州清光
86加州清光極主、あんた
87大和守安定
88大和守安定極あなた、主
89歌仙兼定主、きみ、僕の主(馬当番)
90歌仙兼定極主、きみ、我が主(会心)、僕の主(弁当)
91和泉守兼定主、あんた、就任一周年の主殿(就任1周年)
92和泉守兼定極主、あんた、今の主(刀帳説明)
93陸奥守吉行おんし、おんしゃ、おまさん(就任1周年)
94陸奥守吉行極おんし、主(手紙・破壊)、おまさん(就任1&2周年)
95山姥切国広あんた
96山姥切国広極あんた、主
97山伏国広主殿
98山伏国広極主殿
99堀川国広主さん
100堀川国広極主さん
101蜂須賀虎徹主、あなた
102蜂須賀虎徹極主、あなた
103浦島虎徹主さん
104浦島虎徹極主さん
105長曽祢虎徹あんた、主(就任1周年)
106長曽祢虎徹極主、あんた、今の主(刀帳説明)、おれの主(お守り装備)
107~髭切君・今代の主(ドロップ)
111髭切極君、主、今の主(刀帳説明)
112~膝丸君、主(就任1周年)
115膝丸極君、主、今の主(刀帳説明)、惣領(就任2~6周年)
116大倶利伽羅あんた
117大倶利伽羅極あんた、今の主(刀帳説明・手紙3通目)
118へし切長谷部、今の主・俺の主(回想22・25)
119へし切長谷部極、貴方
120不動行光あんた(正月、就任1&2周年)
121不動行光極
122獅子王主(正月)
123獅子王極主、今の主(本丸)、俺の主(就任1周年)
124小烏丸
128同田貫正国あんた、俺の主(馬当番)
129同田貫正国極あんた、主(手紙)、俺の主(就任5周年)
130鶴丸国永きみ、就任二周年の主(就任2周年)
131鶴丸国永極きみ、主、今の主(刀帳説明)
132太郎太刀
133太郎太刀極主、貴方、今の主(本丸)
134次郎太刀あんた
135次郎太刀極主、アンタ、きみ(本丸負傷)、今の主(刀帳説明)
136日本号あんた、今の主(回想21)
137日本号極あんた、主、今代の主(刀帳説明)、俺の主(馬当番)
138御手杵あんた
140御手杵極主、あんた、俺の主(畑当番)、三名槍の主(就任1周年)
140巴形薙刀
141巴形薙刀極主、今代の主(刀帳説明・手紙3通目)
142毛利藤四郎主さま
143毛利藤四郎極主さま
144篭手切江
146謙信景光きみ
147謙信景光極あるじ
148小豆長光きみ
149小豆長光極きみ、あるじ、主、いまの主(手紙3通目)
150日向正宗
151日向正宗極主、今代の主(刀帳説明)
152静形薙刀主ぃ
153静形薙刀極主、主ぃ
154南泉一文字
155南泉一文字極
156千代金丸、お前
157千代金丸極、お前、今の主(手紙3通目)
158山姥切長義
160豊前江
162祢々切丸
164白山吉光あるじさま
166南海太郎朝尊主、君
168肥前忠広おまえ(就任3周年)
170北谷菜切
172桑名江
174水心子正秀我が主、貴方(就任5&6周年)
176源清麿君(就任4&5周年)
178松井江貴方
180山鳥毛小鳥
182古今伝授の太刀主さま
184地蔵行平
186治金丸
188日光一文字
190太閤左文字、あるじ
192五月雨江
194大千鳥十文字槍あんた
196泛塵
198一文字則宗主、お前さん(就任1&2&4&6周年)
200村雲江
202姫鶴一文字
204福島光忠
206七星剣おまえ、汝
208丙子椒林剣あなた
210稲葉江
212笹貫
214人間無骨主人
216八丁念仏雇い主
218石田正宗
220実休光忠
222京極正宗あるじさま
224孫六兼元主人
226後家兼光、キミ
228火車切
230富田江
232大慶直胤
234九鬼正宗


公式メディアにおける審神者編集

前述の通り、メディアミックスの数だけ本丸があり審神者が居るため、描写の仕方も様々。


男性の審神者が声のみで登場。演じるのは演出の茅野イサム氏。

刀剣男士を顕現する時は「来たれ、新たなる刀剣男士よ!」と声を上げ、刀剣男士たちの疑問に答えたり、出陣の命令を下している。2部では歌い踊る事すなわち戦いと定義づけられている為、審神者Pと呼ばれることも。

コミカライズ版阿津賀志山異聞では、映画刀剣乱舞と似た謁見の間の御簾の向こう側から刀剣男士へ語りかけるように表現されている。

江水散花雪」において、新入りの刀剣男士が始まりの刀を知らない事が判明。いまだ登場していない一振がそうではないかと考えられていたが、「陸奥一蓮」でほぼ確定、かつ過去に折れた事が明らかとなり、古参の刀と共に苦しんでいる様子も見られた。


審神者は姿を見せず、近侍になった三日月宗近及び山姥切国広が対面し、語りかける形で存在が語られる。

「虚伝 燃ゆる本能寺」においては不動行光を顕現させた後、疲れて体を休めていた。本来イレギュラーとなる「2部隊同時出陣」も行っていたが容易ではなく、審神者への負担がかかる模様。

また、へし切長谷部に「訓練をしたいのなら、他の本丸に演練を申し込めばいい」という台詞があることから、他にも本丸が存在する事が窺える。小夜左文字の台詞で本丸ごとに管轄が異なるらしいことも示されていた。

「悲伝 結いの目の不如帰」にて他にも本丸があり、それぞれに刀剣男士が顕現し、割り当てられた時間軸における歴史改変を阻止していることが明言された。


「悲伝」にて本丸が襲撃された際、遂にその姿を見せることとなる。公家の直垂姿を思わせる、暗色に金色の模様が入った着物の性別不詳の人物で、立烏帽子から垂らした黒い布で顔を隠している。手足も黒い手袋と足袋で覆われて素肌の露出はなく、また台詞もない。

激しい交戦の末、審神者は無数の時間遡行軍を本丸がある時空からはじき出し、強制的な時間遡行させるために「遡行経路」を開く。作戦は成功したが、かつてない規模のため負荷が大きく、臥せることとなり、刀剣男士たちから審神者の身が案じられた。

そして後半、ある重大な決断を迫られることとなるが……。


「維伝」においては「悲伝」以来政府から目をつけられ、三日月宗近の存在を「瑕疵」として扱われている事が判明。本来であれば本丸が解体されてもおかしくはない状況だったが、使える内に使うという思惑からか、「特命調査」とすら呼べないイレギュラーな出陣に駆り出された。しかし審神者もしたたかなもので、この状況を逆に好機ととらえ、極修行だけでは足らない刀剣男士の強化を画策している様子。


「山姥切単独行」では極修行の旅を終えて尚、三日月を助ける為の道を模索する山姥切国広の許へ、特別な管狐「ふくのすけ」を遣わせる。ふくのすけ曰く「すぺしゃる仕様」の機能を搭載しており、それは終盤において真価を発揮する。


「七周年感謝祭 -夢語刀宴會」では審神者の夢が舞台となり、何でもありの「はちゃめちゃ本丸らんど」が爆誕。ちなみに「主の思い出博物館」もあるらしい。全体的にノリが昭和な所がある。

「夢籤」(と鶴丸)によってあれこれ騒動が起きる中、深い眠りに落ちた審神者を目覚めさせる為、刀剣男士らが奮闘する事となる。


審神者は存在するが、視聴者に容姿や声を一切見せない方式。

普段は二階の自室に居り、「主お世話係」のへし切長谷部に命令を伝達させている。へし切長谷部が語りかける形式で会話シーンが存在する。ちなみに「主お世話係」=「近侍」ではない。近侍は交代制だが、主お世話係は長谷部固定の模様。

審神者からの文書には「さ」を丸で囲ったマーク(「さ」に輪=さにわ)が書かれている。

私生活はだらしないが、刀剣男士を思いやり慕われる人柄で、審神者としての能力は高そうな描写もある。明石国行いわくお喋りな人らしい。

重度の出不精なため、審神者の力を込めた式を作って近侍に刀剣男士の顕現を代行させている。

物を捨てられない性分で部屋の前には沢山のダンボールが積んであり、部屋の中も本などで散らかっているらしく、そういった点を長谷部に窘められつつ嬉々としてお世話されている。

今はハーブの栽培にハマっているそうで、長谷部も任されて共に育てている。


1話では練度不十分で17振りまでしかいないなかで、突然時の政府から未だ到達していない6面池田屋マップへの出陣命令が下され、室内戦の知識がないため大太刀を編成するミスもしてしまった(初心者あるある)。

大和守安定や三日月宗近に初出陣で隊長を任せた際はお守り(刀剣破壊を防ぐアイテム)を渡す配慮をしており、立場上口にすることが許されないが「全員折れずに無事帰還すること」を望む刀剣男士想いの主。

2話で審神者がどんな方なのかと聞かれた際に本丸の初期刀・加州清光は「ちょっとだらしなくて、おっちょこちょいで、頼りなくて、何考えてるかわかんなくて。…でも頑張り屋で可愛いところがある人なんだ」と語っている。

4話で刀剣男士達にお花見の買い出しでお金を預けたら使い込まれてしまい、海に行きたいという希望を金欠な中で叶えるため、審神者業務の合間に夜なべしてみんなの水着を初めての裁縫で作っていた。しかし、頑張りすぎて発熱してしまい、6話では床に臥してしまった。

長谷部いわく、刀剣男士が戦でボロボロになって帰ってきたら優しく慰め、活躍して帰還すれば笑顔で労る主

お花見のお土産を沢山貰ったり、病床の際には刀剣男士達が心配していたりと、慕われている描写が沢山ある。陸奥守吉行は「みんな主が大好き」と言っている。

刀剣男士に寛容で、財布の紐が緩みがち。特に陸奥守吉行には次々とカメラを買い与えて、最終話では空っぽになった財布を見て長谷部が絶句していた。


  • アニメ「続 刀剣乱舞-花丸-」

引き続き容姿や声は一切不明。

しかし毎話冒頭で刀剣男士が審神者に話しかけるシーン(スタッフ間では「VR刀剣男士」と通称される)があり、審神者も一階に降りてきたり、食事を持ってきてくれた刀剣男士と一緒に食べている様子がある。

第1話ではこんのすけが交代したが、前任のこんのすけは審神者につきっきりで世話を焼いていた。審神者の部屋を出るときも「私がいなくてもちゃんと仕事をするんですよ。ゴミも出すんですよ!」と最後まで叱られていて、相変わらず私生活はだらしないようだ。

第4話で不動行光に審神者の人柄について聞かれた際、長谷部は「何を考えているか分からない不思議な方だ。だが優しく、いつも俺達のことを想ってくれている。ちょっと整理整頓が苦手で、出不精なところもあるが、部屋の掃除は俺がやるし、望むものは俺が部屋まで運ぶから…(以降フェードアウト)と語っており、審神者が重度の出不精なのは長谷部にも原因があるようだ…。ダメ審神者製造機だった…。

主お世話係とは審神者の私生活の世話のみならず職務も補佐しており、公私ともに長谷部にお世話されている模様。


1話Bパートの正月で長谷部が審神者用の酒と雑煮を運んでいたため成人の可能性があるが、10話で一期一振が「この本丸に人妻が来ることはありません!」と断言していたことから、審神者は結婚の予定はないと思われる。結婚しないor出来ない理由については視聴者間で様々な憶測を呼んだ。


10話で刀剣男士が遭難したときは彼らの所在を探知しており、さりげなく審神者としての能力は優秀な描写がある。

刀剣男士に寛容なためよく金欠になるうえに、刀剣男士の数も増えて6話でついに本丸が手狭になるが、博多藤四郎が金策について審神者と長谷部に相談して株取引で儲けたおかげで広い本丸に引っ越した。審神者の部屋も広くなり、収納されたのか廊下に積まれていた大量のダンボールも姿を消した。この時審神者のために刀剣男士達が新しい本丸を撮影したビデオメッセージを送り、部屋に遊びに誘われるなど、相変わらず慕われ続けている。

本丸で博多祇園山笠を行ったときは法被を用意し、秋には62振り分の防寒具(紋入り)を何ヶ月もかけて一つ一つ異なるデザインで手編みして贈っており、刀剣男士への愛情深さが窺える。

1期の水着製作時は裁縫は初めてだったが、頑張り屋な性格もあってか手芸の腕も向上したと思われる。また1話で部屋の前のダンボールから毛糸玉が出てきたことから、防寒具は11ヶ月前からコツコツ準備していたようだ。


劇場版では刀剣男士の為に甘味作りにとりかかり、夏休みを出すなどしていたが、「華之巻」にて遠征先から持ち帰られた玉鋼の呪いが爆発、人事不省に陥ってしまう。

遠征部隊の帰還も不可能となり、絶体絶命となった審神者の危機を救うべく、夢の中に清光と安定が乗り込むが……


活撃/審神者

CV:皆川純子

姿が登場しなかった花丸の審神者と異なり、ハッキリとした容姿や声の付いたキャラクターとして描かれた審神者。上記のように各メディアでは審神者の容姿や具体的なキャラクター像を極力写さないようにされていた事もあり、初めて審神者が一人のキャラクターとして描写された。


性別はどちらとも明言されていないが、一人称は「私」。CVが少年声の女性声優である事もあり、かなり中性的な印象。背は低く顔は幼いため年若そうに見えるが、落ち着いた物腰で大人びている。雑誌等でも「年齢や性別は不詳」と書かれている。

容姿は桃色の短髪に金色のツリ目、赤い紐の付いた白の装束を身にまとっている。劇中では自ら時間遡行して刀剣男士を召喚したり、補修する様子など、自ら審神者の力を使う所が描かれている。


刀剣達からは「審神者」「主(あるじ)」等、各々の刀剣男士ごとの呼び方で呼ばれている。刀剣たちのことは「○○さん」と呼び、敬語で接する。こんのすけには結構フランク。


詳しくは個別記事・活撃審神者を参照。


演:堀内正美


宝冠をつけ白い浄衣に身を包んだ老齢の男性。薄紅色に輝く輝石を首飾りとして下げている。

謁見の間に座し、御簾の向こうにあって姿かたちは定かではない。

本編開始以前から刀剣男士の前に姿を見せる機会が減り、近侍である三日月宗近以外その顔を見る事すらなかった。


本能寺の変における歴史改変を阻止した報告を三日月から受けるが、「お前は自分の事をじじいと呼ぶが、私からすれば嫌味だぞ」と言って笑い合うなど、信を置いている事が窺える。

その後、本能寺の変から織田信長が生き延びた事を投影モニターで確認。歴史通りに信長を死なせる為、再度の出陣を執り行う。


終盤、手薄になった本丸を時間遡行軍が襲撃。謁見の間に駆けつけた不動行光が見たのは、淡い光に包まれる審神者だった。そして留守居役の鶯丸から「審神者の代替わりが行われている」という衝撃的な真相が明かされる。

長い間審神者として任についていた者が衰え、その力を失う時に新たな審神者へと役目を継承する。本丸の存在、ひいては歴史を守るという重大任務に関わる案件である為、かねてより審神者は三日月と相談し、徹底的にこの事実を隠していた。

最終的に刀剣男士は危地からの帰還を果たし、時間遡行軍を倒す。審神者は本丸の後事を託すと、光となって消滅。後には審神者の証である首飾りが残されるのだった。





演:田中乃愛


その後、遠征任務についていた者も含めた刀剣男士らに、新たに本丸の主となった審神者がお披露目された。

それはあどけない幼女であり、首からは先代から継承した首飾りを下げていた。それぞれに喜びを露わにする刀剣男士らを代表して三日月が恭しく口上を述べて跪礼を行い、一同それに倣う。

その後本丸にて刀剣男士らと無邪気に遊びに興じた審神者は三日月に背負われ、青く澄み渡った空を仰ぐのであった。


    • 「黎明」

台詞はなく、冒頭に姿を見せるのみとなっている。顔を隠す雑面をつけた公家風の装束。

その他、それぞれの理由により西暦2012年に向かった刀剣男士の顕現を維持する仮の主として、4人+1人の人物が登場する。

琴音(ことね):山姥切国広を追って来た三日月宗近の仮の主。東京在住の女子高生で、古い物の声が聞こえる体質に悩まされている。三日月の窮地に鉢合わせ、巻き込まれる形で仮の主となる。

実弦(みつる):「特命任務」により派遣されたへし切長谷部の仮の主。福岡在住の女子大生で、好奇心旺盛で話し好き。長谷部を従えて夜行バスで東京を目指す。長谷部を「へっしー」と呼ぶなどノリは軽いが、実は……

各務(かがみ):「特命任務」により派遣された山姥切長義の仮の主。内閣官房国家安全保障局勤務の国家公務員。同僚からは「血税泥棒」と揶揄される冴えない男だが、存外肝は据わっている。

倉橋(くらはし):「特命任務」により派遣された髭切・膝丸の仮の主。京都のとある神社(北野天満宮と推定)の神職。二振と共に飛行機で東京へ向かい、羽田空港で時間遡行軍の強襲に遭遇する。

伊吹(いぶき):酒呑童子の呪詛によって飛ばされてきた山姥切国広の仮の主となった少年。悲惨な境遇に育ち、時間遡行軍の思惑に乗る形で「大切なものを取り戻す」為に動いていたが……


時間遡行軍による本丸襲撃の最中に行方不明となっている。

審神者の存在が本丸の要であるため、主を失った本丸は漂流の憂き目に遭うことになる。


CV:遠藤大智

第一話にて登場。

舞台版の審神者とは異なり、日本人形の姿をしている。

御簾の向こうの座布団に鎮座しており、毎朝刀剣男士と謁見している。見た目に反して声はノイズのかかった男性のものとなっているが、これが依代なのか本体なのかは不明。


二次創作における審神者編集

先述の通り公式の明らかな情報は非常に限られているものの、簡素に語られた物語でありながらSF要素やファンタジー要素の織り交ぜられた設定には興味深い点も多く、盛んな考察妄想二次創作の題材としても賑わいつつある。


THEiDOLM@STERシリーズのプロデューサーにおけるスーツ姿や、艦隊これくしょん提督における共通認識の軍服なども存在しないため、概ね和装が多いということ以外、その容姿や設定はまさしく老若男女、千差万別。

霊能力的な記述があったり原義の審神者神職であるため、巫女陰陽師のような神職装束や儀礼服で描かれることも多いが、政府に関わっている記述があるため軍服で描かれることや、2205年設定であるため近未来の姿や普通に洋服で描かれることもある。


審神者は動物でもいいときいて【刀剣乱舞】顔合わせをしましたなかには、人間ですらない審神者や、もはや生物かすら疑わしい審神者も存在する。


さにわさんこちらはPヘッドT督と同じノリで描かれた審神者像のひとつ。



審神者一覧編集


審神者紹介用素材編集

審神者テンプレを参照のこと


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