刀について詳しくは→福島光忠
プロフィール
「これは所謂、人間でいうところの……趣味ってやつ、なんだろうね」
概要
2021年12月20日に発表された新刀剣男士。翌日の12月21日から連隊戦で入手可能となった。
備前長船派の事実上の祖といわれている刀工、光忠の作。
名は、元主である福島正則が由来。だが酒の失敗は倣いたくない。
草花をアレンジして飾ったり、誰かに贈ることが好き。
燭台切光忠には、お兄ちゃんと呼ばれたい。
(公式Twitterより)
容姿
鉄紺と二人静色の髪を高めのハーフアップにした美丈夫。髪色は兄弟にあたる燭台切光忠、髪型は元主が一緒だった日本号ともよく似ている。瞳は鮮やかな焔色。
長船派の例に及ばず黒のスーツと革靴を着用、中のシャツには青紫の地に黒で元主の紋である「福島沢瀉」が描かれている。
武具は右腕に黒と金の円状帷子。赤紐と房飾りがポイント。黒い手袋は左手のみ親指と薬指、小指が開いている。
内番服も花屋さん風のロングエプロン。下は白シャツと黒インナーシャツに長船派ジャージのズボン。
刀紋は「福島沢瀉」の下に、光忠と同じ月輪が描かれたもの。
人物像
容姿のインパクトに反して、フランクで落ち着いた性格。
戦闘時における「一番槍」という単語は元主が一番槍と言われていたからだと思われる。
紹介文にもあるように、本丸ボイスの「草花を育てるというよりは、アレンジして飾ったり、誰かに贈ったりするのが好きかな」や畑内番時の「畑にあるものもこうやってアレンジして……」からフラワーアレンジを中心とした園芸が相当好きなことが窺える。桑名江を中心とした畑に興味を寄せる男士が仲間として喜びそうだ。
元主の福島正則は酒で数々の失敗をしている事で知られており、特にナリユキで日本号を黒田家家臣・母里友信に呑み取られた話は「黒田節」として後世に語り継がれている。
そうしたエピソードが存在する故か、回想『正則の話』では、「正則みたいな失敗二度とするもんか」と言っている。
謎の薔薇
手に持っている薔薇は一見関係ないように見えるが、色々歴史や地理といった関係が存在する。
- 本人が所蔵されてた水戸徳川家が「茨城県」にあった。
- 南北朝時代に編纂された『常陸国風土記』で「穴に住む賊を滅ぼす為に茨で築城して、成功した」からという記述があり、「茨城県」の由来と推測できる。又、「茨(いばら/うばら)の生えた地域」が由来とも言われている。
- 「茨城県」と薔薇の関係は深く、県花などに指定されてる。加えて、七つ胴公園(水戸市)といった薔薇の名所が数多く存在している。
- 福島正則が治めていた福山藩(今の広島県福山市)では、市花やシンボルとして薔薇が指定されている。これは、空襲で被害を受けた中で復興を願って、地元住民が公園で植えたことが始まり。
性能
打撃と衝力が高めで隠蔽が極端に低い(ワースト4位)。隠れるのは苦手のようだ。
余談
チラ見せ当初から手に謎の赤い薔薇を持っている姿が強烈なインパクトを放っているが、性格が判明してからは燭台切光忠と同じくなんとなく物足りなくて持っちゃったのかもしれない…と言われている。
この薔薇のインパクトはあまりに大きく、特定される筈が審神者の中で混乱を呼んだ(普段、チラ見せ時点で特徴を見つけ出し、ほぼ特定される傾向が多い為)。
また、「お兄ちゃんと呼ばれたい」の一文から、他作品のお兄ちゃんキャラを一部の審神者が連想し、幾つかそれに関連したネタがTwitterで散見された。